その後、同じ方法で、茨城県南部の9市町村の放射線量を測ってみた。結果は、取手市=0・484、守谷市=0・503、龍ケ崎市=0・326、牛久市=0・315だった。文科省の「調査結果」によれば、地上3・45mのところで測られている茨城県(水戸市)の放射線量(5月2日)は0・104~0・110だから、同じ茨城県内でも文科省の「調査結果」の3~5倍の高い数値が出た。
1平方センチメートルあたりの放射能汚染が4Bq(ベクレル)を超える場合、被曝を避けるために「放射線管理区域」として指定することが、国の法令で定められている。福島では事故後、警戒区域や計画的避難区域が設けられ、立ち入りが制限された。
もともと3.11以降、都内では葛飾区柴又や江戸川区北小岩の一部で3万~6万ベクレルと、周囲より高い放射能汚染地域はあった。今回の発表によると、多摩地区はチェルノブイリ原発事故が起きた時に汚染地域とされていた基準より、はるかに上回っており奥多摩町などの多摩地区では10万~30万ベクレル。
隣接している神奈川県山北町など県西部の一部で6万~10万ベクレルが検出されています。
福島県だけの問題ではないですね。
現在は見ることが出来ない、ドイツ気象庁が3.11以降発表した放射能飛散状況の、南風が吹いた状況と、北風が吹いた状況。
以下の画像とURLは在日ドイツ商工会議所が都内2箇所と横浜地区3箇所の放射能状況を定点観測しているデータです。
現在、本当は都内全域もかなり汚染されているのを政府は隠している。
千葉県経由で都内北東部エリアの江東区や江戸川区・葛飾区などが汚染されています。
東京・葛飾区の「水元公園」の土壌から、1キロ当たり2万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出された。
日本共産党都議団が調査し、21日、会見で明らかにした。それによると、調査したのは「水元公園」内にある「メタセコイアの森」「駐車場植え込み」「ドッグラン」「野鳥観察舎」――の4カ所で、土壌や落ち葉を採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定。精度を高めるため、今月15日以降、複数回に分けて測ったという。
その結果が別表なのだが、仰天なのは、最も高かった「野鳥観察舎」入り口の土壌、落ち葉のセシウム濃度だ。
原子力安全委員会によると「Bq/kg」を「Bq/平方メートル」に換算するには65をかける。単純計算で1平方メートル当たり約140万~150万ベクレルになる値だ。これはチェルノブイリ事故の際、土壌の汚染濃度に応じて居住区域が制限された最高レベル「居住禁止区域」(1平方メートル当たり148万ベクレル以上)に相当する。
「水元公園」の全ての土壌や落ち葉が高濃度汚染されているワケではないだろうが、誰でも自由に出入りできる公園内に、「居住禁止区域」レベルに近い放射能汚染場所が存在していることになる。
「今回の調査で『水元公園』の汚染は判明したが、近隣場所にもこうしたスポットが存在する可能性がある。そもそも、1キロ当たり2万1700~2万3300ベクレルというのは、国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた『8000ベクレル』を3倍近く上回っているのだから、都は早急に対処するべきです」
東京は世界で初めて人工放射線の被曝(ひばく)をこうむった首都だといえます。
東部はもちろんのこと、都庁周辺でも事故後の空間線量率は事故前の2~3倍に高まっています。多くの人が行き交う都心部で、無視してよい数字ではありません。
行政当局を含めた諸機関は、都民の健康被害の防止を考えて除染を早急にしなければならない。
この高濃度の放射線の中で、五輪などと寝言をいっている場合ではない!