核爆発3号機、燃料棒内のウラン・プルトニウムが飛散!
東電が撮影した映像によれば、3号機は巨大爆発により使用済み燃料プールの内部のウラン燃料・MOX燃料の相当部分が吹き飛んでおり、ウラン・プルトニウム・イットリウムなどの極めて危険な核種がハワイ・アメリカ西海岸でも観測されている。
3号機崩落で懸念される事態が既に起こったということなのだ!
事実、NRC[米国原子力規制委員会]は2011/ 3/26 付けで原子炉建屋の外に散らばった燃料集合体の破片をブルドーザーで埋めたことを報告している!
使用済み燃料プールは沸騰しているが、十分に冷却された。
そして、燃料がプールから取り出されている可能性がある!
(これは原子炉から1マイルまでで発見された中性子ソースの東京電力からの情報ブルドーザーで均されねばならなかった3・4号機の間の非常に高い線量率の物質に基づいている。この物質は4号機由来の可能性もある)
「New York Times」も 2011/ 4/ 7 付けでこの事実を報じた
「燃料棒の砕かれた破片が2号機の外辺で見付かっている。今はブルドーザーでおおわれている、と彼(=東京電力の幹部)は言った。」
「それらの破片は水素爆発によって飛び出した使用済み燃料プール(号機不明)内の燃料棒だろう」
2012/ 8、東電が明らかにした発災時の社内テレビ会議のやりとりでは、
東電フェローの高橋 明男が
「水素爆発かどうか分からないけれど、国が保安院が水素爆発と言っているから、もういいんじゃないの、この水素爆発で。保安院がさっきテレビで水素爆発と言ってたけれど、歩調を合わした方がいいと思うよ」と言うと、
東電社長の清水 正孝は「それでOK、スピード勝負」と同調。
東電サイドが、いかにデタラメに物ごとを決め、いかにも事実かのように発表している!
3号機の使用済み燃料プールにあった使用済み燃料・未使用の燃料集合体は 566 本(186 t)で、その他に、プールの底部に長年 滞留した核分裂生成物が大量に飛散している。
一方、広島原爆で炸裂したウランは64kg!
長崎原爆に使われたプルトニウムは6.2kg!
チェルノブイリ原発4号機の事故では、ウランは炉内にあった3.6tの内、0.2tが空中に放出された!
今回の3号機の爆発による放出がいかに深刻かが分かるが、国や、東電はダンマリ・隠蔽を通している。
けしからん話である!
しかし、今と成っては事実はどうでもいい一番の問題は「解決」にある!
このうえ4号機が崩壊したら日本国どころか、日本民族が存亡の危機にさらされてしまう!
今は、事故も含めた国や東電の責任を追及することではない!
事実はどうあれ「収束」という解決こそが急務である!