いつもありがとうございます。
今日は福島の被災された方とそこで努力されてる医師のことをお伝えしたいと思います。
二本松市では1年3カ月前、小学校の向かいに被曝した方(生きている)が運ばれて、除染が行われたとのことです。
この風景が物珍しかった多くの小学生たちが見に行き、そして被曝してしまったとのこと。
最近になるまで、これが除染であったということは近隣に住む人々にも知らされていなかったそうです。
また、避難を誘導する警官がタイベックを着ていた中で、無防備に強制避難された方もいらしたそうです。
今になり、当時を振り返って声を出せるようになったのは女性が多いです。「なぜだろう?」と疑問を持ちつつも目の前のことに追われ、そして落ち着いてからいろんな情報を調べ、事態を呑み込めたとのこと。また、大熊町では地域の繋がりが強かったそうで、最近になって再び連絡を取り合うようになったそうで、不審死や自殺などがあれば発覚するように、セキュリティーが発生し始めているとのこと。
従来の日本の治安はこのような地域のネットワークにもあったと言われて久しいのですが、たとえ一部でも復活し始めていること、孤独死が減ることを願ってやみません。
下記は昨年4月5日から7日のものです。
小さい輪は20km圏内を、大きい輪は30km圏内を表しています。
Money does not hurt your heart によれば福島~郡山の汚染が半径30kmよりも激しいのが見てとれます。
郡山市内でも、さらに場所によってかなり汚染のレベルにはばらつきがあり、たとえば郡山第三中学校は、県内でも放射線量がかなり多い方だったとのこと、また、郡山第一中学校の値も高く、校庭の地上1mで4.4μSv/hとのこと。
問題は、校庭だけに放射性物質が飛んだのではないということです。
この数値が一面に広がっているとすれば、外にいる間中、これに晒されることとなり、もしも毎日3時間外にいるという計算をした場合に約3カ月で1mSvに達します。外以外はきれいで、という条件で年間4mSvの外部被曝。
ここで育ったものを食べれば内部被曝が加わってしまう為、この程度の数字では済みません。
また、冬は雪が降れば抑えられるものも、春には一斉に舞い上がることを考えれば、マスクをずっと着用し続けなくてはならないことにもなります。
また、福島に住むことを決意された方も多くいらっしゃるようです。
まさに苦渋の決断だったことでしょう。
今、震災離婚が増えています。奥さんがお子さんを連れて安全な土地へ逃げ、旦那さんは仕事があるので無職になることをいきなりは選べない・・・・そんな中で家族さえもが放射能によって引き裂かれてしまう。
家族が一緒になろうとすれば子どもたちの健康を害する可能性が高くなります。
高いけれども、守ると決めて除染に取り組むことを決意された方が実際におられるのです。
そしてそういう方達を一人ずつ守り、時間をかけて数値を説明し、20分はかけて向き合い続ける医師もいます。
山下俊一教授が「安全だ」と言ってもニュースで、ネットで独自に調べては子どもの数値が気になる方々。
35%もの子どもの甲状腺に異常が見られたにも関わらず、再検査を2年半はしてはならないとかん口令を敷いた福島。
当然、親は不安になるのです。
そこに向き合えるのは、1対1で向き合って子どもを直接触って診断して、そして説明してくれる医師だけなのです。
現場ではそういう医師が全然足りてないそうです。
多くの方が不安を抱いて過ごしておられます。
いつもありがとうございます。