はぐくみ。

モノスヤです

園の芸の話をし始めたのは、いつのことだったんでしょう。
そんなことを思いながら過去日記をさかのぼったら、
ちょうどひと月前の今日でした。

まだ、そんなもんだったのね。

花には興味がないけど緑は好きな私が、
実際に緑を育てる行動に移したのが先月の今日。

近所の花屋さんで多肉植物を、一鉢買ってきたのが始まりでした。

それが、ひと月という間にあれよあれよと鉢の数が増え始め、
おまけに家族が駆け込み寺のように持ち込んだ花の残骸や芽のでない植物。

それらを育て始めたら、
お世話する対象は１５鉢ほどに増えたのでした。



私は「植物殺しのヤス」という異名で自分で自分を呼んでましたが、
考えてみれば今まで死なせた植物があったかというと。

ないんだな、これが。

というのも、
そもそも植物は育てた経験がないんですもん。死なすまでに至らず。
だから自分で欲しいな、と思って育て始めた植物。
接していくうちに気付いたのです。
私って案外、世話好きだったんだなってこと。


そんな話を母Ｒ子にしていたら、

「あんたは昔から結構、面倒見が良かったもの。」

うむー。初耳ー。

そういえば私は、
十姉妹やヒヨコやカメを買ってもらい自分で世話をしていました。
思い返せば、そうなのよ。

それぞれ、ちゃんと最期を看取ったし。

逆に、せっせとお世話した命が消えていくのに立ち会うたびに哀しくて。
それで、もう生き物を飼うのはコリゴリと思っていたのでした。

それが時間が経つにつれ、
「私は面倒見が悪い」「育てることは苦手」「植物なんて必ず死なす」
そんな思い込みに繋がっていったようです。


母Ｒ子は続けて、
「あんたは面倒見が悪くてマメじゃない私が親だからいいのだ」
とビシッと宣言してのけたのでした。

どんな論法なんだか。



ところで私は植物を育てることを、
お世話がラクといわれている「多肉植物」から始めてみました。

私の中で「育てのレベル」というのがあって、

　１　「買ってきたものをそのまま育てる」
　２　「もらったものを育て続ける」
　３　「苗から育てる」
　４　「種から育てる」
　５　「盛り（花）が終わったものを続けて育てる」
　６　「殖やして育てる」
　７　「多年で育て続ける」

数字が大きくなるにつれレベルがアップするという私的なイメージです。

この中で、１から５まではすでに経験してみたのでした。
案外に大丈夫なものです。
（たまたま丈夫な植物に恵まれたともいえるかも）

６の「殖やして」については、
”葉挿し”なるものに挑戦してみたもののまだ結果は出ていません。

この６、７番がクリアできれば、
それこそ「植物育ててます」なんてちょっと大きな顔で言える気がします。

１年も過ぎたらね。



動物は家の事情や環境によって飼える人と無理な人がいると思いますが、
植物には条件があまり必要でない気がするんです。

どうでしょう？？


私あまり、人に何かを勧めたりしないほうなんですが。
植物は、ちょっとね。オススメです。

とりわけ『多肉植物』は。最初は拍子抜けするほど簡単ですよ。

先のことは、わかりませんけどね(笑)