火曜日は畑の日。本日の畑作業は草取りと、米ぬか肥料をまくことで、少な目の作業。
たまごたちは、ざりがにとりをとても楽しみに登園してきた!
年長Hちゃんは、「みんなで使えるように」釣竿といろんな種類のえさを用意してきてくれた。
そこへ年中RI君が「そんなんじゃつれんよ!ひもはね、すぐに噛み切っちゃってちぎれるよ」
自信満々教えてくれる。Hちゃんは悲しくて泣けてくる。
「Hちゃんはみんなのも用意してきてくれたんだよね」そばに居た母ちゃんがフォローに入ると
RIくん「絶対つれんよ。無理だよ」と語気が強まる。その、後に引けない感じ分かるなぁ。
RIくんの母ちゃんは畑係さんだから、RIくんは畑に来ることも多くて
いつもより声も大きくなんだかいきいきしてた。
だから、RIくんの知ってることを伝えたい気持ちも分かったよ。
草取りが終わったら、ざりがに見にいこうね、と朝の会で
やのちゃんが話してくれて作業に入ると
あら、ボーイズたちがとても熱心に草取り。
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この状況はとても珍しいそう。
ずっとざりがに楽しみにしてきたんだよね。
やりたいことが決まってると、元気とやる気がわいてくるんだなぁ。
RIくんと、akyと、Mくん、大人を意識してこんなこと話しながら忙しく草取りしてましたよ。
Mくん「こどもが負けたら失敗だ。早くやんなきゃ」
aky「よし、どんどんやろう」
RIくん「みんな、こっちにいっぱいある。KAも掘れ。スコップいっこあげる。どんどん掘れ。」
RIくんは、大切にしてた二刀流のスコップを年少kaくんに渡してあげてました!
さて、Hちゃんは、落ち込んでタープの下で座り込んでました。
とっても気になって「ねぇ、年少さんの女の子たちではなかなか草取り進まないんだよね。
(方便です)やっぱり年長さんのHちゃんの力が必要なんだ。」と話すと
ちょっと表情が明るくなり
「えー?しょうがないなぁ。いいよ!」と立ち上がり草取りへ。よかった。
Hちゃんは、しばらく草取りを頑張ってくれて
「じゃあザリガニ見に行ってくるね!」と気持ちを切り替えて自分で向かっていきました。
ザリガニはなかなか見つからない。でも、ほら一匹いるいる!!
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RI「H、(ザリガニ)いたぞ。Mくん、釣れたらHにあげようね!」
午後から見に行った沢には、よく見るとまだ皮のやわらかいザリガニの赤ちゃんがいっぱい!
C君がボーイズと連なって靴のまま沢に入ってるのを見て、
「あぁ、くつで入ってる!今までだったら入ってないと思う。ザリガニずっと楽しみにしてきたから」
と目を細めるN母ちゃん。私もCくんの成長を思ってうれしくなる。
まだはさむ力が弱いから、せっかくの釣竿でなかなかつれなかったね。
でもMくん、K.Rくん、長いこと竿でねばっていたよね。
他のボーイズたまごは網ですくって手でつかんで。
年少さんは、えさのするめをつまみながら にこにこザリガニを見てたね。
つりにも挑戦したんだよね。
ザリガニ見つけるたびに、「H呼んできて」とボーイズたちから声が上がる。
呼ばれたHちゃんが 「はいはいー!」と姉御的な感じで、足取り軽くやってくる。
しばらく気づかなかったなぁ。
後で、RIくんの優しさがボーイズに波及してたんだと気付き、
うれしくて、後から母ちゃんたちみんなで喜びました。
朝のHちゃんとRIくんのやりとり。大人はHちゃんに寄り添っていただけ。
RIくんを誰もたしなめたりしていないけど、RIくんはちゃんとHちゃんの気持ち感じてたんだなぁ。
Hちゃん、雨のち晴れだったね!
来週の畑は晴れれば、年長さんのおつかいです。
畑で収穫したたまねぎに、年長さんが食材を買い足して、カレーを作る予定!
こうした行事を通して年長さんがどんどん自信をつけていってくれるのを願っています。
そして、自主的な遊びの中で、どんなふうに人間関係が組み変わっていくのか・・・
楽しみ楽しみ♪
(なお)