最近のたまごたち、体調を崩してお休みの子が多い。
今日は7人お休みの11人。保育者もお休みなので当番が朝の会を進めた。
当番「今日、どうしようか~?どこにいきたい?」
たまごたち、「川辺!」「Mくんちの近くのところ!」など口々に言う。
当番「行きたい方向が逆だね、どうしようか」
年中Aくん多数決をとる。「手を挙げて」
川辺に行きたい子が3人、もう一方は5人。手を挙げてないのは年少さん?
「両方!」と主張するのは年中Ryuちゃん
当番「どうだった?決まった?」
年中A 多数決の報告をする
すると「両方行けばいいじゃん」「別々に行けばいいじゃん」と意見が出る
当番「別々はどうかなぁ。(だめじゃない?)今日当番が3人しかいないから」
年長Hちゃん「じゃあさ、あっちは1人で、こっちは2人で行けばいいじゃない?」
当番「一人だと困っちゃうかも」
年長H「じゃあ、両方行く?」
当番「じゃあ、多かった方から行く?あとで少なかった方にいってお弁当を食べよう」
たまご「そうしよう」
というわけで、お弁当はクーラーボックスに入れて屋根の下において、水筒だけ持ってお散歩へ。
Mくんち近くの沼では1時間ほど水の中の生き物を観察したり、捕まえたり。
当番Yちゃんが声をかけると、誰も文句を言わず移動する。むしろ楽しそうに。
この光景私はちょっと意外だった。
だれか一人くらいは「もっと遊びたい!」と残るんじゃないか、
途中の遊具で遊ぶ子もいるんじゃないかと思っていた。
でも今日のたまごは違う。
絶対にリュックを背負わない年少のHくん、
置いて行ったリュックをはい!と渡すと
くるっと背中を向けて両肩に背負った!はじめて見た、背負うところ!!どういった心境の変化?
そのあとベビーのSを連れてなぜか意気揚々と歩き始め、道を間違える。
車道の方に行ってしまったので声をかけると「ちゃんとここでとまってるから(大丈夫)」
お弁当をリュックに入れて、
川辺へ。
トイレに行きたい子が行ってしまって、しばらく帰ってこない。
着いたらお弁当!と思っていた年少Hくんお弁当を抱え待つ、待つ。お?ちゃんと待ってるのね?
みんな揃ってお弁当を食べる。年小Hkちゃん、「ありが登ってくるから食べられない」
年中A中心に親衛隊が囲む。やたら興奮して話しているのは年中Ryu。大きな声で流暢に話すのね。
「笑ってるってことはおかしいって(楽しい?おもしろい?)ってことだね。」とかわいい発言のCHくん。
なんだか会話はかみ合ってないのに楽しそうな年中ボーイズ。
相変わらずもくもくと食べる年少Rくん。残さないよね。
年中ボーイズに入らず、年少HkちゃんとK君のシートをはしごする年中R。
お弁当のお気に入りを口に入れたままがはやってるのか、年中ボーイズみんなほっぺ膨らんでますね。
気づくと年長Gちゃんと年中ボーイズで氷鬼。年中AはベビーのSには優しく指導。
年中ボーイズにちょっぴり手荒なコミュニケーションがあるもののすぐに「一緒にやろ!」と手を差出し遊びに誘う。
なんとかそれなりにルールのある遊びをしている。時々、Aルールがあるけど・・・。
あ・・・・また年中Rと年少Kの弁当出しっぱなし・・・。
ベビーのSとT。お互い片言の会話だけど、一緒に遊んでる。
そんなことが楽しい?ってことでゲラゲラ笑う二人。
当番Yちゃん、急用で帰らなくてはいけなくなった。
当番「うわ~、どうしよう・・・緊急事態発生」
たまごの一人が気づくとわらわら「どうした?」と年中、年長集まってくる。年少は近くには来ないけどちょっと遠巻きに眺めている。
当番「大事な話があるんだけど・・・今日、~~ってわけで帰らなくちゃいけなくなったんだけど、みんな大丈夫かな
大人が2人になっちゃうから、大人が見えるところにいてほしいんだ」
たまご「わかった、わかった」
当番「他に気を付けた方がいいことあるかな」
たまご「えっと、車道に出ない」「遠くにいかない」「見えないとこにいかない」「川に行かない」口々に。
たまごたち、本当に大人が見えるところにいてくれました。
川に行く子、誰もいませんでした。年少さんが近くにいるか確認している子もいました。
なんだか今日のたまごたち、私の予想を良い意味でたくさん裏切ってくれました。
言葉でうまく言えないんだけど、たまごたち育ってるなぁ。
たまごたちってすごいなぁ。なんだか森のたまごのすごさを感じたのです。
なんだかわからないけど、妙な自信が湧いてきたのです。大丈夫!って。
もっと子供に任せようって。子供を信じようって思えたのです。
今年はたまご達が「やれること」ではなくて、もっとたまご達が「したいこと」をさせてあげたいなぁ。
たまごたちが話し合って決める、実行するってことをしたいなぁ。
(あり)