野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
たまごまつり前日。母たちは午後から集まってせっせと翌日の会場準備。
こどもたちはちょっと浮き足立った雰囲気を感じながらいつもの遊び。
たまに登場するこの土管。
今日は落ち葉をたーくさん入れてふみ固めて出たり入ったり。
ブルーシートを上からかけて隠れては、近づく(正しくは連れてきた)大人をおどかしてみたり。
せまいところでぎゅうぎゅうしてるだけで、何だか楽しくなっちゃう。
その高鳴る気持ち、わたしにも覚えがある。
そんな土管のまわりでひとり曇った表情の年中Yイ。
土管の中に居座る男の子たちに「わたしも入りたいよー」と何度も訴えてみるけど
「自分の力で入らなきゃダーーーメ!」
それでもねばり、男の子たちが土管から離れた瞬間にわたしの肩をつかって土管に入った。
様子を見ていた年中KチとKタは「入っちゃダメ!」とYイの服をひっぱり、外に出してしまった。
納得のいかないYイ。どうしても土管に自分の力で入りたい。
どうしたら入れるのか男の子たちの動きをジーッと見たり、時折大人にも視線を送る。
しばらくひとりで土管に向き合い、ついに自分の力だけで入れた!
これは年中KKコンビも受け入れるしかない。
土管の入り方だけでなくお互いを認め合えたことによる信頼感みたいなものも共有したよう。
こどもたちは自分たちなりに乗り越えられそうな、できなさそうな課題に挑戦している。
達成して満足する課題はそれぞれ。
”のびたい気持ち”がたくさん集まったこどもたちの時間。
笑い、泣き、ぶつかりあい、許しあい、教え、教えられ、夢中になる。
とことん味わいつくしてほしいなあ。
(年長母みゆき)
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「 野外保育とよた森のたまご」
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