母ちゃん達の車から降りてくるとき、年長Rうくん、いつものリュックと一緒に
大きな旅行かばんを抱えてきました。
Lとも大きな荷物を抱えて、いきようようです。
今日は、年長さんのお泊り保育の日。
2週間ほど前から、帰りの会で年長さんだけの時間をつくり、
夕食に何を食べたいか、夜寝る前にすることは何かなど少しづつ話し合ってきました。
そして、昨日は1時間かけてスケッチブックに、夕食メニューや持ち物などを
書き出しながらの話し合いをやのちゃんとしました。
年長みんなで意見を出し合ったからか、意気込みは充分です。
いつもどおりの朝の会をした後、年少さん、年中さん達に見送られて出発しました。
いつもおつかいで行っている、スーパーに行って、夕食の買出しです。
メニューはから揚げとカレー。無事に買えるのかな。
から揚げ用の肉はスケッチブックに書いてあったのは骨付き肉だったけど。
やのちゃんと一緒に食材を選んだ後、再び母達の車でお泊りの場所まで移動します。
お泊りの場所は隣りの市の、とても大きい池とバーベキュー場のある公園です。
荷物を降ろして、母達と手を振って別れました。
母ちゃん達はなごりおしそうにしていますが、たまごたちはさっさと
荷物をおきに部屋のなかへ鍵をあけて入っていきました。
お泊りする館内を探索しなくてはなりません。
お昼は、母ちゃん達が作ってくれた1品を持ち寄り、
バーベキュー場のテーブルで食べました。
おかずの他に、デザートのゼリーもあったよ。
その後、大きな池の周りをぐるりと歩いて散歩しました。
散歩中、Kいがさみしくなったのか、1一人遅れ気味に歩きます。
盛り上がる5人と対照的だったのが、心配だなとやのちゃん。
やのちゃんとこれからの流れを皆と再確認しました。
今日は、夜ご飯をつくって、ガクちゃんとお泊り。
「明日のお昼ご飯に、やのちゃんの分までサンドイッチを作ってくれるかな。」
うんうんとうなづく、たまごたち。
絵本を読んで、やのちゃんとお別れです。
絵本はシルヴァスタインの「ぼくを探しに」 でした。
やのちゃんとタッチ交代で、当番母ちゃん、べっちゃんとこなんちゃんが入りました。
母2人の子は、聞いていたので了解済みだったのですが、C太やRうはびっくりした様子。
特にC太は、なんで当番母ちゃんが来るんだよ、という顔をしていて、
しばらく当番母ちゃん2人は気まずい雰囲気。
明日、OGスタッフりちゃんが入ることを伝えると、やはり母の存在を感じるのか、
C太から「え~」 という返事。
保育時間の関係で、今回のお泊り保育は9時~2時 やのちゃん、
6時30分から朝10時30分 ガクちゃん。
その間のつなぎを当番母ちゃんがするということになっていました。
でも、前日夜、家族全員にお手紙をかいて、明日のお泊り保育に臨むという気構えをもっていたC太。
気持ちは自分達6人とやのちゃんで、お泊りする、母の手伝いなんかいらない、
という気構えで臨んでいたのですね。
母の手を離れる子どもの巣立ちの一端をみた気がしました。
公園にはとても魅力的な遊具があって、なんと6歳から14歳向け。
意外に年齢設定が高い遊具なのです。
だから遊び方も、自分達でかなり考えて遊べる。
そこでぱ~と、遊びだすとかなり楽しく遊べ、さっきの当番母のきまずさもやわらぎました。
不安そうだったKいも、皆の輪に入り、笑顔がのぞいてきました。
3時になって、Rきが「おやつにしようよ」
皆で買ったおやつを、早く食べたいようです。
しかし、池の傍にいるえびをどうやってつかまえようか、
靴下をたらして思案しているKいやAき達は、なかなか、食べたいと同意しません。
30分近くたちやっと、おやつタイムになりました。
選んだ子が1つの袋をあけると、そこに後の5人が並んだ列ができました。
「マシュマロを3つづつね」 Rうくんが、言いながら配っています。
1つの袋が終わると、次の子が自分で選んだ袋を開けて、そこに後の5人が並びます。
なんだか、選んだ子が皆にふるまうのを楽しんでいるようです。
もらったお菓子は、食べずにそのまま両手にもったまま、また並んでいます。
最後にまってましたと、Rきが嬉しそうに、やのちゃんの差し入れのお菓子をふるまいました。
長いおやつタイムの後、4時30分からスケッチブックを広げて、
これからする料理のおさらいです。
べっちゃんが
「お母さん達は、今日ご飯を作りにきたのではありません。みんなのお手伝いにきました」
というと、Kい えっ という顔。
ちょっと、6人の顔が引き締まりました。
やのちゃんと話しあいの時に使っていた、料理の本を見ながらカレーの作り方を話して行きます。
次にお米の炊きかた、から揚げの作り方。
30分近くかかったおさらいの後、調理室でそれを見ながら作って行きます。
まずはカレー作り。
にんじん、じゃがいもの皮をむく人、玉ねぎの皮をむく人と分かれて作業。
包丁を使う所では、どうやってきるのかスケッチブックを確認しています。
Lとがにんじんを大きめに切っている隣りで、Rきが薄くスライスしていたら、すかさず注意します。
「もっと、大きめでいいんだよ」
玉ねぎを切っているRうは、目にしみてきて痛くて、口にしていたマスクを目にかけて防ごうとしたり
四苦八苦しながらきりました。
鍋で材料をAきとLとが炒めます。そこへRうがボールで水を投入します。
カレーが煮えている間に、ご飯を炊きます。
お米を洗うざるには、6人全員の手が伸びました。
途中でAきが気が付いたように、「お米をたくのには、水をいれないと炊けないんだね」
そう、やらないと気づかないんだよね。
煮えたカレーにルーを入れる時、Aきが鍋の一番前を陣取りました。
ルーをいれる時、「Aっきはいつも1番にやるんだね」と、Lとの声。
みんな、やりたいのです。
でも、いつもいい所の場所にくるのはAき。
鍋の向かい側にきている子の顔ぶれも同じ子になってしまう。
そのみんなの気持ちを、Lとは代弁したのでした。
ちょっと、考えるAき。
ルーは6人が2つづつ入れる事ができました。
(こなんちゃん)
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<がくちゃんからの報告>
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「かわいい!」といって手をさしだすAきとRう。二人は猫の扱いに慣れていて、首をなぜなぜ、「猫や犬はここがかゆいからなぜてあげると喜ぶよ」
しばらく猫とたわむれ、
でも歩くと猫がついてくる、「ねこ、バイバイ」
やの「きれーい!迷路みたいになってるよ、行ってみよう」
Kいだけはついてきませんでしたが、満開のコスモス本当にきれいでお花畑の少女になった気分で、一番喜んでいた私でした。
最後「やのちゃんが行きたいって言うからついてってあげたんだよ」と言われてしまいました。みんな、つきあってくれてありがとう。
15分程の待ち時間でバスが到着しました。
緊張した顔でバスに乗り込みます。
Rき「着いたらおこしてくれる?」
やの「起こしてあげるよ」ホッとしてまたウトウト。
後ろの方で、助っ人りえちゃんとのっていた4人もウトウトする子、心配で眠れない子がいたみたいです。
電車の切符を買って、一目散に改札口へ。
最初の予定では、ここの駅で名物の甘いおやつを買って、少し休憩をするつもりでした。
でも、それどころではない様子の6人。
「甘いものでも食べてちょっと休憩しない?」と誘っても「いらない」といって目的の2番ホームを目指します。
会話は「あといくつで降りるの?」ばかりでした。
急に口数が増えてきました。少し緊張がほぐれておなかがすいてきた6人。
がくちゃんの持たせてくれた大きなおにぎりを順番にかぶりつきました。
一口食べたら後ろへ、食べたら後ろ、一列に並んで順番にかぶりつき、子どもの顔ぐらいあるおにぎりがあっという間になくなりました。
「もうすぐ着くぞ」大人が言わなくてもわかりました。
バス停を降りて、知っている道をいつもの保育場所へ、小走りで向かう6人。
最後のこの瞬間の子ども達の笑顔で素敵なお泊り保育だったんだな、充実していたんだなとうれしくてあたたかい気持ちになりました。
「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@mail.goo.ne.jp
代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052
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