今日は、畑の日ですが作業は特にありません。
そのことを朝の会で伝えると、年長さんは
「やった~遊べる~!」
と言いました。
畑の作業、そんなに強要してこなかったつもりなのに、畑は何かやらなきゃいけない。
というのを自然に植え付けてきてるのでしょうか?
たしかにやることはたくさんあるんですけどね・・・。
私が「でも、今日は・・・」
と話を続けると、
「何か作るんでしょ?」
「大根の味噌汁!」
と口々にいいました。
みんな昨日の帰りの会でのお手紙のことを、ちゃんの聞いてくれてたんですね。
「味噌汁作るとき、カセットコンロと火おこすの、どっちでやりたい?」
この質問に対して、年長さんのほとんどは
「カセットコンロ~。」
「だって、火おこしやると遊べなくなるもーん。」
と答えました。
ちょっと意外でした。
去年、火おこしを競い合ったり、結構楽しんでやってたと思ったのになぁ。
子どもの中で、火おこしが遊びではなくなってるの?!
年長さんには何を聞いても、遊びを邪魔されてるととられてるの?!
子ども心ってむずかしい。
おひるごはんまでに味噌汁を作る。
と言うこと以外、やることはほとんど何もなかったので、子どもから「作りたい。」と言う声がでるまで待ってみようかと思いました。
今日はみんなおにぎりだけの日。
誰も作らなかったらお味噌汁はナシ。それはそれでいいか、と思ったりもしました。
しかし・・・だぁれも何も言わない。
忘れられてるのか、どうなのか。
11時を過ぎ、大人の方が我慢できなくなり「さて、大根でも抜きに行こうかな~。」
なんて言いながら行動に出ちゃいました。
この言葉に乗ってきたTきとCりが、大根を1本ずつ抜いて、その様子を見ていたMんがネギを抜きに来て、洗うとこまでやってくれました。
今日のお味噌汁には、先月収穫したさつまいもと夏の終わりにたまごの畑で収穫したかぼちゃも入れたいと思っていました。
かぼちゃは、とっても軽くて中身が心配でしたが、割ってみるとこんな感じでした。
まずまずの出来です。
かぼちゃはKみがほとんど切ってくれました。
「Kみちゃん、包丁トントンやるの上手すぎちゃうからもうやりたくない~。」
と、困った顔でニコニコしながらその場を去っていきました。
Kみが去った後はKぎとSこが、さつまいも、大根、ねぎを次から次へと切ってくれました。
Kぎが大根をうすーくスライスしている横で、Sこはダイナミックにトントントン!
(ブリ大根の大きさですね~)
全てを切り終えたところでカセットコンロの火にかけました。
ところが、このカセットコンロ。少々レトロなものでして、屋外で湯を沸かすにはいったいいつになるのでしょう?
というものでした。
時間はすでに12時半を過ぎています。
今日は不思議なことに、いつもなら「お腹すいた~。」と、とっくに言っているはずのHの、Sやが何も言いません。
それどころか、調理してる周りに、子どもの姿も無く・・・
みんなとことん遊びこんでいる様子です。
さて、今さら火をおこすのか、カセットコンロにがんばってもらうのか。当番母ちゃん悩みます。
とりあえず火をおこしてみよう!と取り掛かったら、案外すぐに薪が燃えました。
鍋を移動させ、なんとか煮えてきました。
やっとこさお味噌汁が完成しました。
大変大変!
時計を見たらなんと 1時20分!!!!!
「先に片付けてから食べよう。」と提案すると、
「嫌だ、食べてからまだ続きやるもん!片付けない!」
と言う応え。
時計がよめるLとに、当番母かよちが言いました。
「いま1時20分。お母さんたちがお迎えに来るのは何時?」
「2時。」
「と言うことは?」
「・・・!遊びすぎた!」
こんなに遅い時間のおひるごはん、今まであったでしょうか?
家に帰って夕食の時、娘のCりに「なんで今日は大根のお味噌汁を作ったの?」と聞かれました。
子どもにとってはそんなものだったんのかな。あの時、お味噌汁を作って食べたい。
と思っていたのは、もしかしたら私だけだったのかもしれないなぁ。と気づかされました。
子どもの様子を見つつ、言葉に耳を傾けて畑を進めていくのはなかなか大変です。
それでも、畑で採ったものをその場でいただく。
ということを大事にしていきたいなぁ。と思いました。
(ふーみん)
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