野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

1月27日(金) ぜんざい

2012年01月29日 | 保育
年明けに森のたまごでついた餅を、今日はみんなでいただきます。
火で焼いて、ぜんざいとしょう油餅にする予定。

しかし、火がつかないと餅は焼けません。
昨日、火付け競争をした時、年長&年中チーム、何もない炉の中に新聞紙に
マッチをすっているだけでした。
どうやらたまご達、火がつくという事はマッチで新聞紙なり、
枯れ葉にぼっとついたら成功と思っていた模様。
“火をつけて何かを焼くということは、薪に火が燃え移りめらめらと
燃えていかなければならない”という事実に、昨日初めて気づいたたまご達でした。
その事に気がついた、今日の年長&年中チームは今までとは違います。

大人&年少チームに対抗して、急いで薪をいれていきます。
そして新聞紙をいれて、
「今日は何本でつけれるかな」
やのちゃんの言葉に、マッチをすっていきます。



しかし、新聞紙に火はつくのですが、なかなか薪に燃え移りません。
どうやったら、火が長いことついていられるか?
何回もマッチをする中で、年長G太は考えます。新聞紙はもうないし・・・・。
年長M君が、「そうだ、木の皮がいいんじゃない」と叫んで近くの立てかけてある
木から、皮をむしってきました。
マッチで火をつけてみると、いい感じ。急いで年中組、木の皮集めに奔走。
いれてみるといい感じ。でもあと一歩のところで火がまわりません。
そこで、手でぱたぱたするたまご達。
後ろで見ていた保育当番、何気に「使う?」とうちわを渡します。
年中Aっき、残っていた新聞紙をもってきました。木の皮と新聞紙で、
やっとめらめらとした火がつきました。火が薪に燃え移り、歓声がおこります。
「大人&年少チームに勝ったぞ~」
年長&年中チームは高揚感でいっぱいでした。
無事に火がおこせた事に、満足したのか餅を焼く頃には、火つけ隊は遊びに行ってしまいました。

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実は火付けに関して、大人は口出しせずこどもの様子をだまって見ていようという試みを、
1月に入ってから行っています。年長組さんが火を自分達でおこしていきたい意欲を
引き出すのがねらいです。そこでやったという感触をつかんでもらいたい。
しかし、見ている方としてははらはらするし、口出しをしたくてたまりません。
私は初めて、当番として火付けに入りました。
そんなに薪をいれちゃ、空気の通りがないよ、こうしたらいいんじゃないと、
言いたくてうずうず。黙ってみているのがこんなに、つらいなんて久しぶりです。
実際は何をしたらいいのか、分からずうちわをもってうろうろしていたんですけどね。(笑)
誰かうちわに気づいて~ とうろうろして、手でぱたぱた始めたのに、
我慢ができず使う?と声をかけちゃいました。待てないね~。
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ぜんざい作りは、火付けに途中から参加した年長Hちゃんが手伝ってくれました。
鍋にあんこと砂糖をいれて水をいれ、暖めていきます。



皆で起こした火で焼いた餅、しょう油と海苔をつけて、しょう油餅でいただきます。
しょう油をつけてもらう列が長くできました。
餅も一回焼けて、第二陣には焼けるまで時間がかかるのに、
たまご達そのまま長い列で押し合うとことなく待っています。
秋が過ぎ、冬になり年も明けると、たまご達、随分おちついて、成長を感じます。
ぜんざいで体も暖まり、餅を何個もおかわりした、たまご達でした。



(こなん)


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「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@mail.goo.ne.jp
            代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052

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