野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

6月26日(金)クワガタを手に入れたあと、のあと

2020年06月26日 | 保育
年長Mシ、今日の保育でクワガタを捕まえてきました!
お迎え後の第一声も「クワガタつかまえた!」、帰りの車の中はクワガタを眺めるたり、写真を撮ったり。

帰宅後一番に家で待っていたクワガタオスと戦いをさせていました。
たぶん、帰る前から思い描いていた様子。

戦い中、オスのオオアゴがメスの身体を挟んだので、引き剥がそうとした時に、メスの頭と胴体が切断されてしまいました。

目の前の悲劇と、色々な事が頭によぎり、慌て動揺するMシ。



大人の私はひとまず言葉をグッと飲み込んだ。

その後のMシ、

頭と身体をくっつけようと必死になって押し付ける。

テープでつけようかと考える。

兄に怒られると半泣き。(あげる約束をしていた。)

頭と身体を埋める。(これで兄には気づかれない?!)



の過程を経て、一度落ち着いた後に、保育中本当はAトも欲しかったのに譲ってくれたクワガタだったのを思い起こして、Aトに怒られると半泣き。
Aトにオスとメスで産んだ卵をあげる約束もしていたそう。

(Aトはそれぐらいで怒る子じゃないと母は思うけれど)、怒られるのが苦手でイタズラをしてるアニメのシーンも大人しく見れないMシにとっては大事でした。


「Aトにクワガタの事聞かれたらどうしよう」としばらく泣きべそ状態でした。

何も言わない、嘘つく、正直に言う…
本当に色々頭を働かせて考え、葛藤しました。


夕食の時も寝る前も思い出して、怒られる〜どうしよう〜と泣けていました。


次の朝も、起きた一言が「クワガタどうしよう…」。
珍しく「幼稚園行きたくない」とも。




それでも、出発前にポロっと「Aトに言う」と。



到着すると、朝の健康観察を園児に聞いているAトの姿が。

母の後ろに隠れて「お母さん言って…」と。

事情を説明すると、Aトはじっと前を向き、「ウンチした?(Mシの健康観察チェック)」

(母伝えだけれども)きちんと伝えられて開放されたように、みんなの輪の中に入って笑顔ではしゃぐMシでした。




穏やかでケンカもした事無いようなこの2人。
Mシの心配したような事、いつか起こったりするのかな〜






小さな身体だけれども、色々考えられる力がきちんとあって、
自分の力を振り絞って考えた経験で、どんどん自分を大きくさせていくのかね。


自分を守ろうと考えた嘘も、
クワガタが死んじゃった光景も、
ふとその苦さを思い出したりするかな。
何事も無かった安堵の気持ちもね。





代表のみえみえからもらった言葉。

『Mシの怒られる…を大人のエッセンスで大丈夫になるといいなぁ。
子どもが選ぶ事と、大人が手渡していくもの…両方を上手くつなぎ合わせたいのが理想です。』




たまごであったかく見守られてる子ども達も、仲間と子育て出来る母も、幸せだなぁ…なんて。




(年長母ゆう)


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