サメごっこ ~Kちゃん本気でドラえもんになる~
の、後編です。
サメのTくん、なりきってみんなを追いかける。
年少の子も群れになって海の中を泳ぎ、岩場に隠れる。
ふと見たときのみんなの目が輝いてた。
年少、年中、年長の男子がこんなにみんなで同じ物語の中に入ってたことあったかな。
年少Jくん、Kイくんは岩の高いところへ。
Jくん「ここなら、だいじょうぶだ!なおちゃんもこい!」
いや~ そこはわたしが乗ったらはみ出しそう(^^;
そこで木のかげにいると、Tくんサメが私を食べにきた。
「シャオ!シャオ!」
効果音がうますぎてすごい臨場感。年少Kイくんなんて目をまん丸にしてドキドキしてるのが分かる。Tくんサメの間合いがすごい。少し食べて、離れる。
執拗に食べ続けない。そして少し離れたとこからニヤッとしてこっちを見てる。
時々尾びれ(おしり)をふってる。
戦いに勝ちたいとかじゃなくてこのコミュニケーションをすっごい楽しんでるTくんを感じる。
私の目の前にKちゃんが現れた!
「なおちゃんはここでまってろ!ぼくが、なおちゃんまもる!」
目が真剣。Kちゃんの気迫に驚いた。Kちゃん覚悟を決めてる。そしてKちゃん叫んだ。
「いしあたまぼうしーーー!!!」
Kちゃんの得意のドラえもん道具が出た~!
かつてこんなに本気でドラえもん道具使ったことあったかな。
後ろからTくんサメにどんなにガブガブシャオシャオされても、目はきりっとしたまま体を硬くして耐えてる。
「ぜんぜんきかない!いしになってるからきかない!」
今までのKちゃんからするとすごく長い時間だった。
Tくんにとっても内心、このスキンシップ嬉しかったのかな。誰よりも執拗に食べてた(笑)
そして今度はKちゃん、正面からTくんに向かっていった。
取っ組み合いみたいに手が出る。
なんだか、自分の力を試すみたいに何度も何度も向かっていくKちゃんがいた。
本当に勇敢なKちゃんだった。
私はKちゃんのあの言葉を思い出した。
「ドラえもんになって どうぐがつかえたらいいな。そしたら Kちゃんつよくなって、Tをゆびいっぽんでたおせるのに」
道具使えたじゃん!Kちゃん。
*******
この遊びを、ながーいこと続けながら気になったのは、Tくんサメ辛くないかな?だった。
一学期のころから始まったドラえもんごっこで、Tはジャイアンね、やーいと仲間はずれ気味になって顔が曇ったことが何回かあった。一緒に遊びたいけど、「悪者ばっかりはいやだ」のTくんの声も聴いた事あった。
Kちゃんは、Tくんが内心怖くて、Tくんを仲間はずれみたいにすることがあった。
でも今日のTくんは途中少し疲れを見せながらもトータルでサメをすごく楽しんでたように見えた。
年少Jくん、Kイくん、途中で入ったKンちゃんが、なんと
「サメさん、ごはんだよ。おなかすいたね~」
と、サメの仲間になってた。疲れたかな~だいじょうぶかな~って小さい子なりに思ったのだろうか。
「よし!げんきになった!シャオ!」
って動き出すTくんに、Kちゃんがまた正面から向かっていく。
その手を遮ってTくんが言ったことは
「ぼくのじゃくてん、おしえてあげよっか?・・・ほのお」
やられてる最中に、弱点を教えてあげるんだね~^^ とほほえましかった。
*******
ずっと一緒にいた年長Kメくんが帰りの会で「サメごっこがおもしろかった!」と目をランランさせて言ってくれた。
年中Yゴは「Tってすごいね!バリアもやぶっちゃうもん。超つえぇー!またサメごっこやろ」
ってにっこにこでTくんを誘ってた。Tくん嬉しそうだった。
そしてさよならしてからもTくんKちゃんはくっついてた気がする。
今日2人の関係、みんなの関係が一段弾けた感じが。
私の中でも何かが弾けました。今日の保育、楽しかった~!私も遊びに飛び込むことで子どもが鮮明に見えてきて、いつもと全然違う世界が見えたような気がしました。
また明日も保育に入るのが楽しみ。
の、後編です。
サメのTくん、なりきってみんなを追いかける。
年少の子も群れになって海の中を泳ぎ、岩場に隠れる。
ふと見たときのみんなの目が輝いてた。
年少、年中、年長の男子がこんなにみんなで同じ物語の中に入ってたことあったかな。
年少Jくん、Kイくんは岩の高いところへ。
Jくん「ここなら、だいじょうぶだ!なおちゃんもこい!」
いや~ そこはわたしが乗ったらはみ出しそう(^^;
そこで木のかげにいると、Tくんサメが私を食べにきた。
「シャオ!シャオ!」
効果音がうますぎてすごい臨場感。年少Kイくんなんて目をまん丸にしてドキドキしてるのが分かる。Tくんサメの間合いがすごい。少し食べて、離れる。
執拗に食べ続けない。そして少し離れたとこからニヤッとしてこっちを見てる。
時々尾びれ(おしり)をふってる。
戦いに勝ちたいとかじゃなくてこのコミュニケーションをすっごい楽しんでるTくんを感じる。
私の目の前にKちゃんが現れた!
「なおちゃんはここでまってろ!ぼくが、なおちゃんまもる!」
目が真剣。Kちゃんの気迫に驚いた。Kちゃん覚悟を決めてる。そしてKちゃん叫んだ。
「いしあたまぼうしーーー!!!」
Kちゃんの得意のドラえもん道具が出た~!
かつてこんなに本気でドラえもん道具使ったことあったかな。
後ろからTくんサメにどんなにガブガブシャオシャオされても、目はきりっとしたまま体を硬くして耐えてる。
「ぜんぜんきかない!いしになってるからきかない!」
今までのKちゃんからするとすごく長い時間だった。
Tくんにとっても内心、このスキンシップ嬉しかったのかな。誰よりも執拗に食べてた(笑)
そして今度はKちゃん、正面からTくんに向かっていった。
取っ組み合いみたいに手が出る。
なんだか、自分の力を試すみたいに何度も何度も向かっていくKちゃんがいた。
本当に勇敢なKちゃんだった。
私はKちゃんのあの言葉を思い出した。
「ドラえもんになって どうぐがつかえたらいいな。そしたら Kちゃんつよくなって、Tをゆびいっぽんでたおせるのに」
道具使えたじゃん!Kちゃん。
*******
この遊びを、ながーいこと続けながら気になったのは、Tくんサメ辛くないかな?だった。
一学期のころから始まったドラえもんごっこで、Tはジャイアンね、やーいと仲間はずれ気味になって顔が曇ったことが何回かあった。一緒に遊びたいけど、「悪者ばっかりはいやだ」のTくんの声も聴いた事あった。
Kちゃんは、Tくんが内心怖くて、Tくんを仲間はずれみたいにすることがあった。
でも今日のTくんは途中少し疲れを見せながらもトータルでサメをすごく楽しんでたように見えた。
年少Jくん、Kイくん、途中で入ったKンちゃんが、なんと
「サメさん、ごはんだよ。おなかすいたね~」
と、サメの仲間になってた。疲れたかな~だいじょうぶかな~って小さい子なりに思ったのだろうか。
「よし!げんきになった!シャオ!」
って動き出すTくんに、Kちゃんがまた正面から向かっていく。
その手を遮ってTくんが言ったことは
「ぼくのじゃくてん、おしえてあげよっか?・・・ほのお」
やられてる最中に、弱点を教えてあげるんだね~^^ とほほえましかった。
*******
ずっと一緒にいた年長Kメくんが帰りの会で「サメごっこがおもしろかった!」と目をランランさせて言ってくれた。
年中Yゴは「Tってすごいね!バリアもやぶっちゃうもん。超つえぇー!またサメごっこやろ」
ってにっこにこでTくんを誘ってた。Tくん嬉しそうだった。
そしてさよならしてからもTくんKちゃんはくっついてた気がする。
今日2人の関係、みんなの関係が一段弾けた感じが。
私の中でも何かが弾けました。今日の保育、楽しかった~!私も遊びに飛び込むことで子どもが鮮明に見えてきて、いつもと全然違う世界が見えたような気がしました。
また明日も保育に入るのが楽しみ。
(スタッフなお)