火曜は山での活動日。集合場所の神社から森を目指します。
分かれ道に来たとき、多少ぬかるんだたんぼのあぜ道を選んだ年中Kタ、年中Kチ。
年少Aトも「オレも行く!」と追いかけます。
Aトは、朝の会でみんなの前に出てきて特技を披露していたな。
声も大きい。自信があふれてて頼もしい!
ぬかるんだあぜ道。
まず、年中Kタが先頭。「行けた!」無事通過。
次、年中Kチ。勢いよく行った!そして転んだ……!悔しそう。
最後、年少Aト、ちょっと足元ぐらぐら。
Aトなら一人で行けると思ったけど、
あえて「Aトどこ通ったらよさそうかなぁ」
とつぶやいてみました。
Kチがすかさず戻ってきて、
手を差し伸べます。
無事通れたことをみんなで喜んでました。
「Kチ、ありがとね!Kチが戻ってきてくれてよかったー!」と話すと
KチもAトも嬉しそう。すかさずKタが
「Kタは一番先に行ってたしかめてあげたの^^」
と言います。そっか!そうだよね!ありがとうKタ!
自分がみんなの役に立つ存在だってしっかり感じて自信があふれている発言。いいなぁ。
3人がぬかるみを通れて小山を登ってほっとしたら、
Kチが「どろんこいやー!着替えるー!靴もないー!」と我に返って半泣きに。
Kタ「Kタもくつないよ~」(共感?)
Aト「みんなと合流してから、だれかに借りたら?」(冷静!)
なお「どろんこ嫌だし靴ないけど、田んぼがよかったんだね〜。なんでー?(笑)」
敢えて聞いてみる。
Kタ・Kチ「行きたかったから!」
そっかー!チャレンジしたかったんだよね。シンプル!
みんなと合流する前に着替えるというKチを待ってくれる2人。
着替え終わって、意気揚々と先頭切ったKチがまた半泣きで戻ってきた!
「くものすー!いやー!こんな道通らないーーー!」
年少Aト「ぼうで(くものすを)とりながらいけばいいよ」
Kタも励ますように優しく「そうそう。ぼうでやっつければいいの」
Aト「棒あった~」
Kタ「あった~」
Kチ「ナイナイ……ナイ!……あったー!!」
枝分かれした鹿の角みたいな強そうな棒を持って勇気100倍。Kチも笑顔で棒を振り回しながら山を駆け上がって行きました。
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年中Kチをリードした年少Aトの落ち着き、かっこよかったな。
友達を待ったり合わせてあげるKタにはこのごろ余裕を感じます。
素直で不器用で全力なKチも愛しい……!
それぞれの個性がからみ合って、育ち合っているのを感じます。
子どもたちの勇気や本気や自信の芽がにょきっと伸びたのを間近で見られた時、とてもうれしいです。生命力を感じるからかなと思います。
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周りが見えるようになってきて、人と自分を比べられるようになる年中さんごろから
しばしば不安になることも多いようです。
自分の能力とか立ち位置とかに敏感になって、自信をなくして、他の子を否定したり支配的になったりしてしまうようなこともあります。
そういう姿も成長だよな~と肯定しつつ、鬼ごっこや、いろんな遊びの中で子どもたちが自分をいっぱい出しながら友達同士気持ちがつながっていくといいなぁと願って保育に入ってきました。秋になって子どもたちがどんどん変化・成長してきているのを感じます。
やりたいことに思いっきりチャレンジしたり、友達の中で自分らしさを発揮して持ちつ持たれつ遊んだりする中で、「自分が好き、人が好き」をいっぱい感じてくれたらいいなと願っています。
でもそんな大人サイドの願いも余計に思えてしまうほど、子どもたちはいきいきと遊んでいて、こちらもただただ楽しく、幸せだなと思いました。
(スタッフ なお)
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「 野外保育とよた森のたまご」
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本当に一人一人のそれぞれの持ち味がいいなぁ〜と唸ります。すごく大切なことをいつも教えてもらってます(^-^)
みんなのセリフ、声まで想像できる…!