野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
少しずつ少しずつ、森のなかに秋を感じるようになってきました。
この日は展望台に着くやいなや、お絵かき・縄跳び・花火屋さん…とそれぞれに遊びが始まりました。
秘密基地のようなこちらのコーナーでは、中でお絵かきをしたりホテルごっこをしたりと楽しそう♪
ホテルごっこは本格的で、間取りまでありましたよ。
KチとKタはここが気に入ったようで、おべんとうまで持ち込んでいました。
2人で何を話しているのかな…?
MノとKルが、絵本「くれよんのくろくん」に出てくるようなひっかき絵をしているのをじっと見ていたSタとAト。
「ぼくも!」と自分のスケッチブックとクレヨンをもってきて、お姉さんたちに教えてもらいながらいろんな色をぐるぐる。
色の混ざりや、木の枝でひっかいたときの面白さ…
優しい木漏れ日の下だと、いっそうすてきなものに見えました。
「ここは滑るから気をつけて」「こうやって手をついておりるんだよ」
年中Yイが、山道で年少さんにやさしく声をかけてくれていました。
こうやって森のたまごのやさしさが、受け継がれていくのかな…*
(ゆいゆい)
========================================== 「森のたまご」 お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp 代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052 HPはじめました! https://www.morinotamago.com/ ==========================================
9月7日(金)
前回の話し合いでは、Mノは「ぽんたのじどうはんばいき」を一冊お話の通りにやりたい、と意見していたようです。
Kオは「にじいろのさかな」、Sホは「ももいろのキリン」
Yゴは、それぞれの絵本のいいところを出し合った後に
「みんなのすきなはなしをミックスすればいいじゃん!」
と意見したそう。
Yゴに「みんなのをミックスすればいいってすごくいい考えだね~!」
って後から話しかけたら
「おれは、くちはわるいけど、いがいとやさしい」
と笑っていました^^ステキな自己分析です。
****
この日も年長もり組の4人は、自分の好きな絵本を持ち寄り、たまごまつりでみんなの前でどんなお話を見せるのか相談しました。
Yゴが新たにもってきた絵本を読み、また好きな場面を出し合うと、少し飽きてしまったのか
Yゴから「もうそろそろおわろ~」という声が。女子は、午前中に作った簡易ぽんたの自動販売機で遊び始めました。
そこでスタッフから思い切って提案。
なお「自分の好きな絵本のキャラクターになって、ぽんたの自動販売機に好きな物買いにくるっていうのはどう?」
するとみんな「いいねーー!!」
とノッてきました。
なお「なんの役がやりたい?」
Mノ「私きつね」
Sホ「私もきつね」
Kオ「私もきつね」
Mノ「きつね2人なんだけどな」
Yゴ「3人でやればいいじゃん」
Mノ「そっか~」
なお「いいねー。変えちゃえばいいよね。Kオちゃんのにじいろのさかなはどうやって出てくる?」
Yゴ「そっか。さかなは水だし、どうしようかな。そうだ!全部水のなかっていうことにすればいいじゃん。キリンも、ぽんたもみんな水のなかにいるんだよ」
Sホ「いいねーー!」
想像がどんどん膨らんでにこにこのYゴ。
「おれ、ストーリー考えるかかり!」とアイデアが止まりません。
5匹のねずみが出てくる話では、また女子3人がかわいいシロコ役に集中すると、
「じゃあおれがチャタロウで、クロがみえみえで、グレがかなで、チビスケがなおね。よし、これでオッケー!」
とスタッフも借り出されました。絵本の通りにやりたかったMノも笑ってる。大丈夫そう!
今後遊びながらどんどんストーリーが変わる予感。ワクワクします。
***
実は、Yゴが「お話をミックスしたら」と言った時点で、スタッフの中ではポンタのじどうはんばいきを軸にすればミックスできるかもという構想がありました。そういう思いもあり、午前中のうちに思い付いて「簡易ぽんたのじどうはんばいき」を子どもと一緒に作ってみました。
これが、もりぐみさん楽しかったようで、SホとMノがぽんた役をやりたくて、自動販売機の後ろで「私がやる!」「どいて!」とつかみ合いのケンカをしていました。
おうおう、すごいね、そんな本気になるほど楽しいんだね、と私は内心ニヤニヤ。つかみ合いは思ったより激しいのでちょっとひやひや。
その二人を正面からYゴが見つめて「おぉ、すげー。やっとるなぁ。」と余裕の表情で見ています。いい関係ですね(笑)
葉っぱを一枚だけ入れたのに、ぽんたが2人いるもんだから、品物がポン!ポン!と2個出てきてちょっと面白かったです。
午前中は、SホとMノの遊びに入れなかったKオちゃん。でも、自動販売機を前に
「いいこと思いついた!これを品物にすればいいんじゃない?」
と、段ボールで作ったペンダントをたくさん持ってきました。
Sホが「いいじゃんーー!!」と喜び、Kオちゃんに聞きながら
「これ、出してもいい?」
「あ、Kオが作ったのはだめ、お母さんが作ったのならいいよ」
とやり取りして遊びを共有してました。丁寧に相手の気持ちを聞く姿、伝えあう姿、いいなと思いました。
年中Kチが、じどうはんばいきを頭からかぶろうとして
「はいれん!」
と言いました。今後、じどうはんばいきのサイズやデザインもアップデートされそうな予感です。
もりぐみさんの様子を今は見ている年中こえだ組さん。
10月になったらたまごまつりでどんなことをしてみたいか、こえだ組さんにも聞いてみたいです。
(スタッフ なお)
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