【カッパのへそ】
この言葉は医学部で解剖学のうち組織学を担当していた浜清教授から聴いた。日本の研究を批判する意見のなかで飛び出した。浜先生はその研究に対して米NIHから多額の研究費が支給されており、文部省科学研究費をもらう必要がなかった。申請しないでいると、文部省の方から「先生が申請してくれないと、科研費の値打ちがさがるから、ぜひもらってくれ」と言われたほどの人だ。
浜教授は後に阪大の教授とな . . . 本文を読む
【ゴーストタウン】
木曜日は午前中にまたRCCラジオの電話録音があった。午後の「週刊しっとかんとイカン」というコーナーで15分ほどSTAP細胞事件についてしゃべれと言う。(別掲)新番組で担当アナウンサー(男女)がどの程度知っているのかが分からないから、しゃべりにくい。専門的なことを素人にわかるように説明するのは、ほんとうは怖いことだ。
午後気分転換に、車の試乗がてら「無住の家」探険に出かけた . . . 本文を読む
【スモッグ】
16日(水)は久し振りに広島に出て夜、友人たちと談話会をやった。STAP細胞の疑惑を指摘したのはよいが、4月に入りメディアの取材が重なるようになり、いささかくたびれた。気分転換をしないと身体がもたない。幸い出版社のKさんが、アレンジしてくれた。場所は前に食中毒になった店。「同じことは二度と起きない。かえってサービスがよいはず」といったが正解だった。自宅まで謝罪に来た副店長と店長が挨 . . . 本文を読む
【小説修復腎移植】
これは青山淳平さんの本の題名(本の泉社, 2013)。修復腎移植をテーマにした別の小説が発表される。
日経新聞が「私の履歴書」が載っている文化面に7月から連載する予定の小説について、少し情報が集まった。但し題は未定。
執筆者は「久間十義(ひさま・じゅうぎ)」という作家で、これまでも「生命徴候(バイタルサイン)あり」などの医療小説を書いている人だそうだ。万波誠をモデルに東日 . . . 本文を読む
【献本など】
小林亜早子先生から山本武彦編「市民社会の成熟と国際関係」(志學社, 2014/)をお送り頂いた。ありがとうございます。覚えておられるだろうか。雑誌「日本医事新報」に日本移植学会の立場を批判するかたちで、「修復腎移植」支持の論文を投稿した東京在住の整形外科医で、早稲田大の大学院で政治学を勉強している人だ。
第3章「臓器移植にみるグローバル市民社会:渡航移植と病気腎移植を例に」を分担 . . . 本文を読む