気ままなピークハンターズの山旅

日本百名山の頂と風景や国内旅行を中心とした絶景を掲載致します

春の秩父34番札所巡りⅥ

2019-05-25 11:09:46 | 旅行
春の秩父34番札所巡りⅥ
秩父観音札所34カ所。秩父盆地の中、静かな山村に、
民家の間に点在する34カ所のお寺さん。どこも意外に小さく、
素朴であたたかい。 札所と札所を結ぶ巡礼道は
レンゲ畑、タンポポ畑、あるいは梅林、そんな田園風景。
今回の札所巡りは34番札所水潜寺から順番に車で巡る2日間の
気ままな旅です。最終到着地は1番札所四萬部寺となります。
目に付いた風景を掲載して参ります。
今回は秩父札所9番から秩父札所5番まで掲載致します

第九番 明星山 明智寺

第九番 明星山 明智寺本堂
明智寺は建久二年(1191年)、明智禅師の開創と伝えられる。
観音堂は札所五番語歌堂と同時代同形式で建立されたが、明治16年に落雷で
焼失して以来仮堂のままだったが、近年再建された。
このお寺は安産子育ての観音菩薩として有名で、
毎年1月16日の縁日には各地より女性参拝者でにぎわう。

第九番 明星山 明智寺御朱印


第八番 青泰山 西善寺山門



本堂脇に設置されている なで佛

山門をくぐると、本堂前庭のコミネモミジの巨木にまず驚かされる。
樹齢およそ600年、幹囲り2.9メートル、樹高9メートルのコミネモミジで、
新緑・紅葉の頃は特に美しく、大勢の参拝者が訪れる。
(新緑・紅葉の頃は、納経をされない方は、拝観料が必要となる。)

樹齢およそ600年 コミネモミジと書かれた立札

コミネモミジの枝が大きく張っています 新緑のモミジが眩しい

第八番 青泰山 西善寺山門本堂
現在は臨済宗南禅寺派に属する禅宗の寺だが、
以前は浄土系または天台系の念仏の寺だったようである。
御詠歌や縁起に見られるように観音霊場でありながら直接本仏・阿弥陀如来
による救いを説いていることから、古より西善寺は阿弥陀三尊の信仰を説き、
多くの信者を集めていたことがうかがえる。
本堂には阿弥陀三尊像が安置され、阿弥陀如来を中央に左に観世音菩薩、
右に勢至大菩薩が配されている。三尊仏いずれも前屈みの立像で、
参詣者をやさしく極楽の浄土に迎えてくれるよう感じられる。
なお、コミネモミジの新緑の頃と紅葉の頃には、
朱印をされない方は200円の拝観料が必要となる。

第八番 青泰山 西善寺御朱印


第七番 青苔山 法長寺



第七番 青苔山 法長寺本堂
横瀬の民家の間をぬけ山門にいたる。門をくぐると正面に平賀源内の設計といわれる
堂々とした本堂が建っている。天明二年(1782)の火災で観音堂が消失したため、
本堂の奥に本尊の十一面観音が安置されている。
牛伏堂といわれるのは諸説あるが、一説には牛が伏して動かなくなり、
去った後から十一面観音像があらわれたことに由来する、ともいわれている。

第七番 青苔山 法長寺御朱印


第六番 向陽山 卜雲寺

第六番 向陽山 卜雲寺本堂
札所五番から十番までの6ヶ寺は秩父郡横瀬町にあり、横瀬川の両岸に点在する。
卜雲寺は高台にあり、見晴らしがよく武甲山を望むことができる。
寺名は、寺の開基とされる嶋田与左衛門の法号が卜雲源心庵主であったことに由来する。
本尊は、秩父札所開創時に武甲山山頂の蔵王権現から、
荻野堂に移されたものであることから、この寺は別名荻野堂とも言われ、
御詠歌にも詠われている。

第六番 向陽山 卜雲寺御朱印


第五番 小川山 語歌堂

第五番 小川山 語歌堂本堂
武甲山を正面に見ながら野良道を行くと小さな仁王門に出会う。
このお堂は、長興寺の壇徒であった本間孫八が、慈覚大師の作と
伝えられている観音像を手にして、これを安置するために建立した。
御朱印は、250mほど離れたところにある
『長興寺』でおこなわれている。

第五番 小川山 語歌堂御朱印



最後まで御覧頂きありがとうございます








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