(本頁は「初夏の三ツ石山はどうなってる。前編。」の続きです。)
三ツ石山(1466m)に登ると、いつも峰続きの小もっこ山(1467m)まで足を延ばしている。
秋は素晴らしい紅葉の稜線歩きとなるが、初夏はどうだろう。
結論を言えば、花は少なかった。しかし眺めはやはり好かった。まずは行きの眺めから。
三ツ石山から小もっこ山方面を望む。
今回の非合法マップ
覘標ノ台と小もっこ山
三ツ石山と覘標ノ台の間には、この山域で最も平坦な稜線?が続く。その中間に三ツ沼の湿原がある。
三ツ沼
覘標ノ台に登る途中の坂道でパーゴラのような樹林の切れ目を見つけた。
ほどなくして覘標ノ台の山頂。
小もっこ山山頂にもあっけなく到着。
小もっこ山山頂。奥の山は八幡平焼山。
八幡平の南端、大深岳が目の前に大きく立ちはだかっている。
なお大深岳に登るには約130m降下し、電光のようなジグザグの急坂を登らなければないが、
今回はピストンなので、ここで終点とする。
八幡平の南端、大深岳
帰り道。
三ツ石山と覘標ノ台(右手前)を望む。
岩手山をアップで。
枯れたアオモリトドマツと岩手山
三ツ沼から三ツ石山を望む。
三ツ石山山頂から小もっこ山までの稜線は季節的なものもあるだろうが、花は種類も量も少なかった。
山頂の岩場ではコメバツガザクラが咲いていた。イワウメも少し有ったが、花付きはよくなかった。
コメバツガザクラ
ミヤマキンバイ
コヨウラクツツジ
ベニバナイチゴは下向きに咲くことが多い。今回は誰も居ないので、登山道に寝転んでほぼ真下から撮ってみた。
ベニバナイチゴ
コミヤマカタバミ
何故かヒメイチゲだけはやたらと多かった。
ヒメイチゲ
この地味なスミレは・・・
ウスバスミレ
ミヤマダイコンソウは今日(7日)初めて開花したようだ。キバナノコマノツメも咲き出したばかり。
ミヤマダイコンソウ
キバナノコマノツメ
三ツ石山山頂にまた戻ったら、秋田駒からやっと雲が取れた。
振り返ると、西に森吉山もよく見えるようになっていた。
この日は鳥海山は見えなかったが、最後に見た森吉山の姿は緩やかな鳥海山のようだった。
遠く森吉山。手前左は曲崎山(1334m)、右は倉沢山(1300m)。
この後は岩手山を眺めながら下山する。左側のカーブが滑らかできれいだ。
最後に滝ノ上温泉分岐手前の眺めのいい斜面から。笊森山、乳頭山方面を望む。
奥に秋田駒の男女岳が少し頭を出していた。
以上。
10月10日頃と言えば、三ツ石山の紅葉は終わっていますが、
他の山では紅葉が盛りの反面、そろそろ新雪もやってくる季節でもあります
(岩手山は鳥海山よりも初冠雪が早いこともあります)。亡くなられた方のご冥福を祈ります。
防寒への備えは当然として、空気も澄み渡るので、展望はいいでしょうね。この山域の眺めはホントいいと思います。
三ツ石山は近年、秋の紅葉がたいへんな人気で、私自身も秋には数回行っております
(↓頁はそのひとつ)。
ところが初夏や真夏に行ったという話をほとんど聞いたことがありません。
また花に関する情報も無かったものですから、自ら行って確認してみたのが今回のレポートです。
景色はやはり素晴らしいところだなと思いました。
可能ならば盛夏にも行ってみようと思っております。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/2930b62ac65fb264491f800813ac04ad
見とれてしまいました
こんな風景を見ながら歩けたら、どんなに心地いいでしょう
ありがとうございました