活字になった川柳など

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川柳についての個人的意見

紋切り型

2004-09-22 08:07:01 | Weblog
川柳の話題の掲示板で勉強になる
話題が提示された。
定番語がそれである。
何となく川柳の世界の流行語みたいな言葉がある。

いわゆる定番語を揶揄する目的で書かれている紋切り型辞典
という文庫本を読んだことがある。
しかし作者がどんな文脈でその語を用いたのか、
そしてそれをどう解釈すべきかが重要な問題で短詩においても
いわゆるテキスト論が必要と思った。

表面的解釈で作品を評価すべきではない
というのが僕の考えでやはりその背景、作者
について思いをはせて読むという態度が必要ではないか
と考えている。

しかし雅語を頭に置いているのだろうが
背中を「せな」とか夫を「つま」と読ませる
のはあまり好きでない。あとは「父の貨車」「トマト完熟」
などは最初に使った人はすばらしいが・・・
手垢の付いた言葉は使いたくない気がする。

追い風用意 コロン一振り
雅語が嫌いといいながらこんな句を傑作と思っている。
どなたかが私の句を読み解いてくださることを期待する。
コメント (4)
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