怪我から一ヶ月

左内側側副靱帯深層部断裂から一ヶ月過ぎました。
なぜ他の人に煽られたかのようにジョグをしてしまったのか
なぜ切れたことに気がつかなかったのか
全く分からなかった。
薬の副作用によって膝にどれだけの負担がかかっていたのか
やはり根性や気力、我慢では越えられないのだ
ある意味自分の考えが正しいわけだが
それでもなぜ俺は努力する。その結果が歩行不能だ。
女が器具を通販で買ったりする。
俺はこの一ヶ月安静とリハビリに努め、少しだけ歩けるようになってきた。
歩いて7分の整骨院に25分杖をついて行っていたのに、今では
12分になり10分で杖無しでいけるようになった。
でももう膝は元には戻らない。治るには治るけど代償的保存的に治るだけ
歩けるようにはなるだろうけど。
女は夢を失ったという。でも何かあるかと思って今日を生きると。
俺を生かすためだけに。
タイの女は違っていた。俺は同じだと思っていた現世を捨ててているのと夢を無くしているのでは違う。
俺は、結果日本を選んだ。それだけなのかもしれないがそこには大きな違いがある。
でも女が倒れているとき、俺はいつも絶望を感じている。
タイ女が現世を捨てて来世を夢見る話を聞いたときと同じ絶望を。
全ての涙を宝石に変える。
こんなおとぎ話みたいなことができればいいのにな。