菖蒲をアヤメと読みますかぁ!?ショウブとも読めますよね。さてさてアヤメ、ショウブ(花菖蒲のほう)とカキツバタどれがなんだかわかりますか?みんなアヤメ科Iris属の植物、つまり、アイリスの仲間だからますます混乱。
ではまずアヤメは、文目、綾目とも漢字で書けるように、花に網目模様があるわけ。草地や畑のようなところで育つからショウブとは生える場所が違う。また、ついこの間の端午の節句に使う菖蒲(ショウブ)は、サトイモ科で、派手な花は咲かない別物であり、葉の香りを楽しめるが、花菖蒲の葉に良い香りは無い。
では、次にカキツバタ(杜若)を見てみよう。
これは湿地に生える植物でそもそも生息地がアヤメとは違う。
写真のように、水中から生えていることもあるので、違いははっきり。
花を見ても綾目模様はなく、白い筋が目立ちます。
写真で水の中から葉が出ていることが確認できると思いますが、
アヤメとカキツバタ間違えることはないとは思うのですけれど、
人によってはみんなアヤメなんでしょうか。もっとも、ことわざは、
『どちらも優れていて、選ぶのに迷う』という意味で使われるらしく、区別が、つかないという意味ではないから、気にしない方がいいか。むしろ問題は、菖蒲が、アヤメではなく花菖蒲だったときでしょう。
花菖蒲園ではハナショウブが水の中に生えている様に見えるが、あれは演出上の問題で水を引いているのであって普段は田んぼではなく、むしろ畑の状態が正しいのです。でも、鑑賞するときはどちらも水際で咲き、花も似ている。どう区別すれば…。実は区別する方法はあるのですが私の住んでいる地域ではまずハナショウブの花期は、カキツバタの後の五月中旬以降であるし、花の模様は白ではなく黄色というところが違う。さらに湿地帯に咲くハナショウブの原種ノハナショウブは、6月以降に咲くので比べるまでもない。
花形態学的に区別をつけるだけでなく、花がいつどう咲くかという季節植物学・花生態学的観点に立てばどうということはないのですが、一般人にはわからないことだと聞きます。私にはみんなが言っている“わからない”が、わからないときが多いです。馬鹿にしているわけではなく、知ってしまうとむしろ感動や驚きが無くて逆に寂しい感じが時折すると書いてみたかっただけだったりします…(続く)
ではまずアヤメは、文目、綾目とも漢字で書けるように、花に網目模様があるわけ。草地や畑のようなところで育つからショウブとは生える場所が違う。また、ついこの間の端午の節句に使う菖蒲(ショウブ)は、サトイモ科で、派手な花は咲かない別物であり、葉の香りを楽しめるが、花菖蒲の葉に良い香りは無い。
では、次にカキツバタ(杜若)を見てみよう。
これは湿地に生える植物でそもそも生息地がアヤメとは違う。
写真のように、水中から生えていることもあるので、違いははっきり。
花を見ても綾目模様はなく、白い筋が目立ちます。
写真で水の中から葉が出ていることが確認できると思いますが、
アヤメとカキツバタ間違えることはないとは思うのですけれど、
人によってはみんなアヤメなんでしょうか。もっとも、ことわざは、
『どちらも優れていて、選ぶのに迷う』という意味で使われるらしく、区別が、つかないという意味ではないから、気にしない方がいいか。むしろ問題は、菖蒲が、アヤメではなく花菖蒲だったときでしょう。
花菖蒲園ではハナショウブが水の中に生えている様に見えるが、あれは演出上の問題で水を引いているのであって普段は田んぼではなく、むしろ畑の状態が正しいのです。でも、鑑賞するときはどちらも水際で咲き、花も似ている。どう区別すれば…。実は区別する方法はあるのですが私の住んでいる地域ではまずハナショウブの花期は、カキツバタの後の五月中旬以降であるし、花の模様は白ではなく黄色というところが違う。さらに湿地帯に咲くハナショウブの原種ノハナショウブは、6月以降に咲くので比べるまでもない。
花形態学的に区別をつけるだけでなく、花がいつどう咲くかという季節植物学・花生態学的観点に立てばどうということはないのですが、一般人にはわからないことだと聞きます。私にはみんなが言っている“わからない”が、わからないときが多いです。馬鹿にしているわけではなく、知ってしまうとむしろ感動や驚きが無くて逆に寂しい感じが時折すると書いてみたかっただけだったりします…(続く)