Climax! 週末園芸日記

タイ王国滞在中の黒歴史から週末ガーデナー日記へと復活。
夏は、実生ペチュニア、冬はパンジーが売りです。

代わりに同じものを植えるなんて

2014-05-28 20:51:49 | ガーデニング
前回「根性無しではありません」のつづきです。
悲しいことに、植木を切られて枯れ葉になったり、
花芽が無くなった花木に、アジサイがありました。
結構おもしろいというか味わいのある品種でした。
そうしたらふと見てみるとまた同じようなアジサイの苗が、
植えてあるではありませんか!
ではなんで切ったんだ!
他人様の家なので文句はつけられません。
オーナさんの事情が変わったのでしょう。
大きな家なのになんかひっそりしています。
こんなにも変わってしまうのですね。

経験あります。それなりの地位があった頃、私も近所に
自慢できる花がありました。惨めになったときそれらは全て無くなりました。
周りから声をかけられてもどうにもできませんでした。

それから数年、庭は花で満たされました。以前よりも増して。
でも昨年来、病気で花もできなくなりました。
でも少し動けるようになって、以前植えていたものたちが、
種子を残していたのです。また球根も生きていました。
それなりに満たされた庭。
でもそれを放棄しなければならないかもしれません。
仕事ができるように祈るばかりではなく、
探せるように6月は勝負の月になります。
早速しおれていました。
わからない人には、何を言っても理解できないのです。
私も無力感を体験したことがあります。

今度は「根性無し」ではありません

2014-05-15 11:06:39 | ガーデニング
近所に様々な花木が植栽されている家がある。そのうちの一つで悲劇的な事象があった。
大きな花木は全て伐採。低い木も高さだけ決められ何ら特性も考慮されずにカット。
もう花は見られない。高低うまく花木で造ってある庭だった。住人が変わったのだろう。
引っ越したのかは知らない。大きな家だけれども、夜偶然通ったときは一室しか、
灯りが点っていなかった。深い事情があるのだろう。

この地に引っ越してから毎年楽しみにしていたものがなくなった。
悲しいことです。

さて、タイトルのことを書きます。実は今ちょうど若葉を過ぎ新緑へと林は変化していますね。
その家でも新葉が展開したのですが、先から半分くらい枯れているのです。
「なんだ日当たりがよくなったのに枯れおって根性無しが」
そう、思う人がいるでしょうか?いや無関心ですかね。
これは根性がないのではなく日焼けで死んでしまったのです。
高木と低木が絶妙に組み合わされていて、葉枯れをした植物は弱い光線下で生きるタイプだったのです。
その上に展開していた、ある高木を切られた。
新葉が強い5月の光線に耐えきれなくて組織崩壊してしまった。
「根性無し」ではなかったのです。
 植物にもそれぞれ生きる場所、様式がある。
 私にはどんな道があるのだろうか
どこへ行ったらいいのだろうか。
根性無しで私は死にたいと毎日連呼しているのではない。
生きる場所が見つからなくなってしまったのです。
枯れていく木を見ていたら、他人様の庭より…私自身の心配をしろと。
もう誰も助けてくれない。自分の道は自分で……
言うのは簡単だけど、突然環境を変えられた木に、
自分の姿を映してしまうのでした。


ど根性ではありません。

2014-05-01 17:35:45 | ガーデニング
   

近所の道路のアスファルトの舗装面と側部のコンクリート部の境目にスミレかコスミレの園芸種を発見。
目立つところは誰かに花を摘まれてしまったが別の場所でも発見。
写真が悪い?申し訳ない。平日、人家の脇であまり長居すると“不審者扱い”される世の中ですから、
怖くてそそくさと。これでは種名までわからないな。

おっと、なぜ、こんなところにあるのでしょうか。
皆さんはこういう何か厳しそうなところに生えていると“ど根性”とかニュースにするのを聞くと思います。
でもそれは違います。もともと道ばたや石の隙間にも生える植物です。
これらスミレ科の植物の多くは種子に「エライオソーム」というものが付属していて
結果、蟻に運んでもらって広がっていきます。エライオソームはどうやら餌になるみたいで
蟻を誘いますが、種はあとでゴミとして巣から捨てられます。
結果、どこかの庭から園芸種も逃げ出す訳なのです。

そうそう、ど根性何とか?それは根性ではなく「適者生存」の結果なのです。
根性があったからではなく、その場所で良かったのです。または、そこでしか生きられなかった結果です。
感情論や擬人化すると真実から遠のいていきます。
気をつけましょう。