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今年は、同じ場所で別の形の花を見つけた。雄の花、雄性期の花だとわかっている。
ウコギ科のヤツデなどでも見られる現象で、雄性先熟と呼ばれている。
雄しべの成長の後に遅れて、雌しべが成長してくるという性質だ。
何故こんなことがあるかという話は今回は省略。
言いたいことは、昨年よりも早い時期に花が咲いていることに気が付いたことだ。
やはり鬱症状は回復したのだろうか。薬で治まっているだけか。
どっちにしろもう働かなければならないのだから、症状が出なくなることはいいことに違いない。
だが、毎月一回は欠勤または早退してしまうのはどうしたものだろうか。
それでも主治医は仕事を続けろと言う。あの就労不能になったときのようにドクターストップはかからない。
安すぎる夜勤バイト。あのブラック会社に勤めていた頃の半分も給与がない。
もっともその会社もたいした賃金ではない低所得だったが、ついに貧困者層まで落ちたのだ。
花のことなど語っている場合ではないのだろうがわかっていても
何をしたらいいのか考えられない。
ていたらくと言うだけでは説明できない。
どうして生きていかなければいけないのだろう。
そう考える晩秋の一刻だった。