塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブラジル代表監督の苦悩

2012-11-27 22:59:54 | 日記
 まだ新監督のお披露目がされていないブラジルですが、それはコンフェデレーションズカップの抽選会が行われる
ことも影響しているはずです。

 この抽選会終了後、新監督が決定すると思いますが、僕は本命がスコラーリでグアルディオラは大穴と見ています。

 先日も記しましたが、グアルディオラが優れた指導者であろうとも、ワールドカップ5度の優勝を誇る彼らが、外
国籍に指導者を招くとは思えません。

 それはブラジルが歩んできた道のり、言い換えれば

 「矜持」

 の問題であり、外国籍の指導者の下で優勝するよりも、国産の指導者の下で敗れるほうがマシと考える人間がいる
かもしれません。

 そこが日本のような途上国との違いです。

 誰が監督をやろうとも、まず間違いなく選出される選手が必ずいます。

 DF 両翼は左にデデ、右にダニ・アウベス。中央はファンとチアゴ・シウバ、そしてダヴィジ・ルイス
 MF 底にパウリーニョ、そしてコンディションが戻りつつあるカカ
 FW 左にネイマール、右にオスカル、中央にレアンドロ・ダミアン

 これは4-3-3-の布陣を基本に描きましたが、サイドバックではラファエウ、中盤にはコウチーニョなどの抜擢
も考えられます。

 サンパウロに移籍したガンゾ、ジャジソンにもチャンスはあるはずです。

 あとはワールドカップ本大会を経験した選手をどの程度起用し、自国開催の精神的負担を減らせることが出来るかが
問題です。

 GKではジュリオ・セザル
 DFではマイコン
 FWではルイス・ファビアーノ

 こうしてみると近年のドイツが若手と中堅、そしてベテランの3層が素晴らしく機能していたのとは裏腹に、今の
ブラジルには中間層が抜け落ちている印象が強いですね。

 新監督には与えられた時間も少なく、オファーがあった人物は悩んでいるでしょうね。 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーが持つ人との繋がりの大切さ

2012-11-27 22:44:16 | 日記
 僕は資本主義の中にも共産主義、便宜上「水平」と言う言葉を用いますが、存在していると思います。

 例えば日本の国民皆保険がそうで、所得に関係なく医療を受けるこの仕組みは、まさに水平だと考えれられます。

 欲を言えばキューバのように、学校と病院は無料という仕組みが望ましいのかもしれませんが、この皆保険の制
度は本当にありがたいですね。

 スポーツで言えばある意味プロ野球もそうでしょう。

 確かに最終的な順位はつきます。これは資本主義同様に競争によって順位が付くのは当然です。

 しかし優勝しようが最下位で終わろうが、翌年は全ての球団が同じスタートラインで勝負ができるというのは、
水平だと思います。

 (戦力の違いが抜きにします。)

 サッカーは資本主義の中の資本主義で、成績が良ければ収入が増え、最下位になれば下のカテゴリーに移動せねば
なりません。

 しかし資本、言い換えればお金が全てではないのも、サッカーの魅力です。

 サンフレッチェが自前で育成した選手を引き抜かれながら、2012シーズンの日本王者に輝いた例はその象徴と
言えます。

 先日バルセロナが、先発選手全てが

 「カンテラ」

 からの生え抜き選手で固められた事が大きく報じられましたが、これらは現代のおとぎ話である反面、現実の世界
の出来事です。

 ファンは選手が駆け出しの頃から見つめ続けてきた歴史があり、彼らが寂しい寮生活や故障で苦しんだ経歴も知って
います。

 だからこそ選手の奮闘に自然と敬意が込められるのです。

 資本主義と共産主義。

 どちらが良いか悪いかの問題では無く、最後はやはり人間のつながりが大切になることだけは間違いありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーと慈善事業、選手の働き

2012-11-27 22:34:39 | 日記
 僕は最近の買い物の中で

 1・出来るだけゴミを無くす、減らす
 2・フェアトレードやオーガニック素材を探す
 3・リサイクル素材でき出来た品を手に取ってみる

 と言う点を心がけています。

 これらの品は僕が身に着ける、食べる中でもごく1部でしか無いのですが、やはり住環境は今後より意識して
行くべき問題だと思います。

 不思議だなと感じるのは、僕よりも高収入で仕事ができ、容姿もすぐれた方たちがこれらに無関心のように思
える点です。

 オーガニックやフェアトレードは、収入や学歴に関係なく

 「今やろう!」

 そう思える点が魅力でもあるのですが。

 僕が住環境を身近に感じているのは、衣類や本の整理は始めたからでもありますし、年齢を重ねて疲れがひどく
なってきたため、布団や枕など寝具に注目を置いたからでもあります。

 そして何よりサッカーが好きだからでしょう。

 選手の多くはオフになればチャリティ・マッチ、慈善事業に積極的に参加し、子供たちや病気で苦しんでいる方
に手を差し伸べています。

 そう、意識さえすれば僕たちも手を差しだし、耳を傾けることができますね!

 長野パルセイロの試合でボトル・キャップを回収していることだって立派な行為ですし、先日屋台で提供された
長野の新名物

 「長野ヤキメン」

 も恐らく長野産の食材を使っていることでしょう。

 サッカーが好きになれば自然と地元の事が気になりますし、選手の慈善事業の話も耳にします。

 ですからほんの些細な事でも行動してみた暁には、きっと「やって良かった」という気持ちが芽生えるはずです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今の日本は海外リーグ偏重か

2012-11-27 00:01:28 | 日記
 海外サッカー情報をいち早くテレビで放映したのがフジテレビ。

 月曜日の夜、マンデーフットボールの映像を楽しみにしている方は多いでしょうし、衛星テレビが無い僕に
とってもありがたい限りです。

 しかし、近年は各局がスポーツニュースにおける

 「バリュー・コンテンツ」

 として、海外サッカーを流すようになり、日本人選手の動向は時差の問題もありますが速報の形ですぐに放
送されます。

 フジテレビが「セリエAダイジェスト」の枠で独り勝ちしていた時代は、今終わろうとしています。

 しかし、セルジオ越後氏はこの流れに苦言を呈しています。例えば

 「乾は今ドイツにいるけれども、ほんの前までは日本にいたじゃないか。
  ならばどうしてその時彼を評価する事をしなかったのかな?」

 この指摘はまさに的を得ています。

 海外サッカーというのは、僕たちが選手を認めたわけではありません。

 乾ならばボーフム、内田ならシャルケ、宇佐美ならバイエルンがそれぞれ彼らを認めたことが契機となり、移籍
が実現したわけです。

 そう、彼らは手の届く距離におり、実際それぞれのクラブのファンは、常に至近距離で試合を追っていたわけです。

 日本にいてはマスメディアの手が届かず、知名度も低い
 
 しかし一転海外に行けば、その形は逆転する可能性が高い

 それはやはり改めないといけません。

 勿論2部のボーフムでプレイする田坂や、アメリカでプレイした戸田和幸など海外在籍経験があっても一概にそう
とは言えません。

 しかしこの歪な形を修正することは、今後の報道における改善とは言えるでしょう。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする