肥薩線の重要な駅の一つ吉松駅、また吉都線のターミナル駅である吉松駅は立派な駅舎があるものの、日ごろは係りの人がいない駅になってしまいました。肥薩線のうち吉松―八代間が不通のまま。吉松―隼人間、吉松―都城間は通っているものの乗客は少なく、雨や台風のたびに普通になるし、このままでは廃線になってしまわないか、と心配です。
久しぶりに小林―吉松間に乗りました。2両編成のディーゼルカー。小林駅では10人ほどの高校生と一緒でした。車内には扇風機が回り、古めかしい列車ながら、いかにも鈍行列車の旅情を感じ、これはこれで好ましく思いました。吉松駅で列車の先頭を見ると昭和56年、新潟鉄工所の文字が読めました。もう40年も動いているのですね。
今、公共交通機関の重要性がいわれています。バスにしても列車にしても、使いようによってはとても便利な乗り物なのに、ローカルになるとどうしてこうもさびれてしまっているのでしょうか。宮崎県の幹線ともいうべき日豊線にしても無人駅が増えるなど後退しているように思えます。例えば自動車税を倍増させ列車・バス利用料を半額にするなど、JR、バス会社、そして自治体、私たち利用者にしても、鉄道、バス路線を残し、盛り上げるよう結束して何とか方法はないものでしょうか。温暖化防止、脱炭素の一助になると思うのですが。
扇風機のある車内
鉄道好きな私には全国の廃線問題が現実難しい問題があるものの、寂しいものがあります
上記に賛同です!