小林~吉松間の列車の窓から見る田んぼの景色が好きです。なだらかに横たわる霧島連山、反対側は熊本県人吉市側の山々を背景にした広々とした風景は、何とも言えぬのどかさで心が和みます。米どころのえびの市、小林市、鹿児島県湧水町。ついこの間までは稲穂が揺れ風の通り道を作っていましたが、今はだだっ広いスペースがあるだけ。車窓からはいよいよ山からおりてきた美しい紅葉や、柿の木にいくつかの実が初秋の日に照らされているのが見えたりしています。
吉都線は昭和の頃に製造されたような古い車両で乗り心地は良いとは言えませんが、そういうところもローカル線の魅力の1つかもしれません。JR九州さま、公共交通の重要性が言われている昨今、知恵を絞って吉都線や肥薩線はどんなことがあっても廃線にしないでくださいね。
車窓からの風景(人吉側)