夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

体育館のトレーニングルームを整備して運動不足を解消しましょう!って一般質問です。

2020-03-13 10:37:14 | 議員報告
赤井川村村議会の問題点は色々あります。その色々については順次紹介していきたいと思いますが、まずは一般質問の持ち時間について紹介したいと思います。

ご存知の方もいるかもしれませんが、赤井川村議会の一般質問のルールとして持ち時間が決まっています。その時間は30分。そして、時間制限の上、再質問は3回までとされています。

3月11日に定例会が行われたこともあり議会中、東日本大震災の発生した時間に30秒の黙祷が行われました。30秒の黙祷は、たった30秒も長く感じましたが一般質問の30分はとても短いと僕は思います。
国会では野党ごとに時間制限があるように、地方自治においても、ある程度の制限は必要だと思います。何度も同じことを繰り返したり、ダラダラとまとまりないない質問なら困りますが、会期を短縮するぐらいなら一般質問の時間制限は必要あるのでしょうか?
一般質問には行政に対する疑問と要望の二つの意味があります。例えば足りないものを買って欲しい場合、理事者を欲しがらさせなければいけません。設備を改善してもらいたい場合は改善費用を出したくなるようなプレゼンテーションが必要になるわけです。その為に、調査や住民の意見を聞き、実数なども盛り込みながら丁寧に質問する必要があります。だから、必然的に時間はかかります。
さらに僕の出した質問時間より、回答する理事者側の説明の方が長く、丁寧に相手に伝える行為と、丁寧に回答する行為が加わると持ち時間の30分はあまりに短い。
一般質問をする機会は年間4回しかないのですよ。

今回、道の駅の質問を前倒しして盛り込みました。二つの質問を抱き合わせなければいけなかったのには、年間4回しかないという理由とタイミングです。
時計を何度も見ながら、かなり窮屈な詰め込み方をした為に、3度目の再々質問は制され、中途半端な一般質問になりましたが、一応、意図は全て最初の質問の中に盛り込んだので、役割はこなせたかな(?)と思っています。

議員活性化委員会が発足して半年以上経ちます。現在、広報の『議会だより』の一部ルールを変えたものの課題は山積です。一般質問の時間の問題の他、タブレット(PC)の持ち込み、予算書の電子化は是非早くやって欲しいのですが、色々な状況を考えると、なかなか思う通り進んでいないというのが現状です。
時間はかかりそうですが任期中は粘りっこく、「またか!」と思われても効果的に言い続けていきたいと思っています。



それでは一般質問を紹介しますが、長いので前半の部分、『体育館の老朽化と若者の利用について』をお読みください。


教育行政の中で体育館の持つ意義は大きいと思いますが、利用者として体育館を訪れると、かなりぞんざいに扱われているのではないかと思う部分があり教育長としての姿勢を確認したいと思います。
先ずは、体育館の老朽化をどうとらえているかお答えください。
次に、ホールに入ると先ず感じるのが『暗くて汚らしい』です。薄暗いのは古い建物なので仕方ないとは思いますが、壁紙を見ると色あせ、破れ、剥がれたりしているところが多く、汚く感じます。他市町村の体育館をいくつか見てきましたがホールは明るく清潔に感じました。体育館は中体連などの大会も行われる村の顔。ホールはすぐに改装すべきと考えますがどうでしょうか?
更に、トイレに入ってみると男子トイレには和式が二つ、女子トイレには和式が三つです。簡易的な様式便座が置かれていますが、そろそろ簡易ではなくウォシュレット付き様式便所にならないものでしょうか?
暗い、汚いからの発想として、安全性の不安も感じるところです。アリーナの天井には、ここ数年使ったことがないのでは?と思われるバスケットのゴールがありますが、個人的には信用性にかけ、大きな地震が来た時に落下の心配があるのではないかと心配です。必要性がないなら撤去すべきだし、何かに使う予定があるなら、動作の確認や点検が行われているのかお答えください。
喫煙の問題はどうでしょうか?つい少し前まで男子更衣室が喫煙ルームになっていて、住民の声を受け指摘させていただいた経過がありますが、禁煙は徹底されているのでしょうか?役場の敷地内は全面禁煙になった一方で、体育館の敷地内、特に玄関あたりでタバコを吸うのは如何なものかと考えます。喫煙を許可するなら喫煙ルームをちゃんと設置すべきだと考えます。教育長としての判断をお尋ねします。
次に、二階のトレーニングルームですが、過去には動かなくなったランニングマシーンやエアロバイクが長く放置されていたり、壊れかけた器具がそのままにしていることが多く利用者の不満も聞いています。できることなら充実させて頂きたく資料を用意したのでお配りした資料をご覧ください。

資料1.総務省の出した20~30代の運動離れの様子を紹介したグラフ。
資料2、厚生労働省の出した運動不足と死因の関係を示したグラフ。

人間の身体は水と骨と筋肉と皮膚からでき、体内の臓器も筋肉運動で形成されるものがほとんどです。専門的な知識も必要なので多くは語りませんが、子供のころに当たり前に動かしていた筋肉が、使われなくなると、筋肉の収縮が起こり、それが関節痛の原因のひとつとされています。また、運動不足は中性脂肪を増加させ、高血圧や高血糖の兆候が見え始めるのも20代後半からです。当然、それに対する予防が必要になるのです。
50歳(ごじゅう)を過ぎる頃になると人生に未練を感じ健康志向が増え、健康教室や、運動教室などに参加する人が増えますが、予防医学の観点から行っても、積極的に運動を勧めなくてはいけないのは20~40代の世代ではないかと思います。赤井川村の現状を見ても一時的なスポーツイベントとして、ソフトボール大会やミニバレー大会などはありますが、それを常習化するためのものではありません。
教育行政だけの問題とは思っていませんが、先ずは体育館の設備としてトレーニング機材の充実を懇望(こんもう)します。都会にあるようなフィットネスクラブを作ってほしいの願うものでありません。日頃の運動不足や冬季間の足腰強化の為にも、定期的な機材整備が可能なランニングマシーン3〜5台、エアロバイク3〜5台の設置と、フィットネスやハンドクラップダンスをする為のモニター、更には利用の促進や、機材を利用した健康指導が行われれることを期待しますがいかがでしょうか?




教育長からの回答については広報の5月号を待って詳しく紹介しますが、簡単に説明すると体育館の老朽化については順次修繕を行いながら計画的な改善を進めると回答を頂きました。
特に、ホールの壁紙とトイレについては来年度、再来年度の2年間の事業計画で修繕。さらにトレーニングルームに関しては、この2年間の事業計画にトレーニング室の床材の強化修繕も予定しているので、住民のニーズを確認しながらトレーニング機材の充実にも努めるとご回答を頂きました。住民の皆様は体育館、及びトレーニングルームの利用の促進をお願いするとともに、必要と思われるトレーニング機材の要望をご検討して頂き、お伝えいただければと思っています。

と言うことで、明日は道の駅についての一般質問を紹介しますので宜しければご覧くださいね。



朝は水分の含んだ重い雪が降っていましたが、今は太陽が見え、風が強くなってきました。
轟々と風が吹くのは春と秋の特徴ですよね。季節はドンドン春に向かっています。風邪などひかぬよう素敵な一日をお過ごしください。