夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

道の駅への要望をお聞かせくださいと言った内容の一般質問です。

2020-03-14 09:24:31 | 議員報告
今日は道の駅について一般質問した内容をご紹介します。
前例があるのかは分かりませんが、今回、議員運営委員会を通過した一般質問の原稿を一部書き換えることになりました。当然、それも議会のルールに従ったものです。「圧力がかかった」と言うことではないと判断し、自ら原稿の差し替えを行いました。そのルールを説明するためにも、訂正する前の原稿と訂正後の原稿を紹介しますので宜しければお読みください。



〇 訂正前
昨年の選挙の際、「議員になったら、赤井川の道の駅をどうにかしてよ」という住民の声を多く聞きました。
その声を受け「先ずは自分で利用してみよう」と昨年秋から6回、赤井川村の道の駅を訪れ利用してみました。僕が気付いた点をお伝えします。

1.Wi-Fiが簡単に使えない。当たり前の事ですが、今や観光地は無料Wi-Fiがあり、Wi-Fiを経由してSNSで拡散してもらうというのが宣伝のひとつです。現在『道の駅スポット』というWi-Fiは利用できますが、ログインの必要性からインバウンドの利用が見込めません。御存知の方も多いと思いますが洞爺湖温泉街はエントリー画面から自国語を選択するだけで世界各国の人が利用可能です。せめて館内ではパスワード入力程度で使えるWi-Fiの整備を希望します。
2.キャッシュレス決済ができない。当然ながら最近は安全面からも、時短の為にもキャッシュレスが求められています。売る側に手数料はかかりますが交流人口を増やすためにもキャッシュレス決済を検討できないものでしょうか?
笑い話のような僕の体験談ですが、その日一番のお客としてレストランで注文し1万円を差し出すと「すみません、お釣りがなのですが、、、」と言われて車にとりに行ったことがあります。キャッシュレスなら、お釣りの心配もなく、人件費の削減にもつながると思います。
3.スタッフルームの扉、ジェラード売り場の横の扉がいつも開けっ放しです。何か目的があるのかもしれませんが、事務所の扉が開いて、中のパソコンの画面が見えるなんて驚きです。
4.村の加工品を扱うことはとても重要だと思います。その中でもプリンやケーキなど冷蔵品はどの道の駅でも目を引き、手にしたくなるものですが、残念なことに冷蔵ショーケースがレジ横、スタッフが出入りする通路に置かれています。最近は食品に付けられた品質表示や賞味期限などを確認して購入される人も多いのに、ゆっくりと多くの人が冷蔵のショーケースの商品を手に取ることができません。場所の移動を検討すべきだと思います。
5.禁煙車での長いドライブ、途中にタバコを吸いたくなる喫煙者がいることでしょう。喫煙室の設置に反対はしませんが、道の駅にある喫煙ルームがあまりに臭いと指摘があり、僕も入ってみました。想像以上の匂いで、真冬に窓を開けタバコを吸う利用を何人も見ました。公共施設の喫煙問題は色々とありますが、道の駅にあえて喫煙ルームを設置するならサービスとして気持ちよく利用できるスペースを確保するべきだと考えます。
6.レストランで出された食事の評価は控えますが、お客様に食事をしてもらう姿勢として、コーヒーは食券、食事はカウンターで現金払いというのは不便と言うしかありません。更に、昼食をとっている人は数名しかいないのに、配膳回収はなく、水は紙コップでセルフ、カウンターの中でおしゃべりが聞こえるというのではリピーターは望めないのではないでしょうか?せっかく暖かい食事を出すのであればもう少し配慮が必要だと感じます。

以上6つの感想を述べましたが、これはあくまでも僕の感想だし違う人が利用すれば別な感想があるかもしれません。また、ピーク時の状況も勘案する必要がありますが、指定管理の道の駅と言えば、初期投資なし、更に、昨年の状況を聞けば3名もの地域おこし協力隊が道の駅のスタッフとして国の税金を給料にして働いています。これらの条件と赤井川村の顔としての役割が見合っているかどうか?村としても今後、評価していく必要があると思います。ただ、その前段階として、住民の声や利用者の声を拾い、問題があれば指摘し、改善できるものは改善してもらうといった関係を結ぶ必要があるような気がしてなりません。一部の声かも知れませんが、道の駅の役割や経営を不安視している住民がいる以上見逃せない問題です。指定管理契約も更新が近いと聞いていますが道の駅の今後について、どうお考えかお聞かせください。

〇 訂正後
昨年の選挙の際、「議員になったら、赤井川の道の駅をどうにかしてよ」という住民の声を多く聞きました。
その声を受け「先ずは自分で利用してみよう」と昨年秋から6回、赤井川村の道の駅を訪れ利用してみました。僕が気付いた点を3点お伝えします。

1.Wi-Fiが簡単に使えない。当たり前の事ですが、今や観光地は無料Wi-Fiがあり、Wi-Fiを経由してSNSで拡散してもらうというのが宣伝のひとつです。現在『道の駅スポット』というWi-Fiは利用できますが、ログインの必要性からインバウンドの利用が見込めません。御存知の方も多いと思いますが洞爺湖温泉街はエントリー画面から自国語を選択するだけで世界各国の人が利用可能です。せめて館内ではパスワード入力程度で使えるWi-Fiの整備を希望します。
2.キャッシュレス決済ができない。当然ながら最近は安全面からも、時短の為にもキャッシュレスが求められています。売る側に手数料はかかりますが交流人口を増やすためにもキャッシュレス決済を検討できないものでしょうか?
3.禁煙車での長いドライブ、途中にタバコを吸いたくなる人もいることでしょう。喫煙室の設置に反対はしませんが、道の駅にある喫煙ルームがあまりに臭いと指摘があり、僕も入ってみました。想像以上の匂いで、真冬に窓を開けタバコを吸う利用者を何人も見ました。公共施設の喫煙問題は色々とありますが、道の駅にあえて喫煙ルームを設置するなら気持ちよく利用できるスペースを確保するべきだと考えます。

また、指定管理契約の更新も近いと聞いています。経営やサービスの評価もすることになると思いますが、その前に、住民の声や利用者の声を聞き、問題があれば指摘し、改善できるものは改善してもらうといった関係を結ぶ必要があるような気がしますが、現状はどのように評価方法を考えているかお聞かせいただけますか?さらに、住民からの道の駅に対する要望など聞き取りを行う予定があるかどうかをお聞かせください。



道の駅のレストランで出されているたらこパスタ


かなり短くなっていますが、訂正をした点は1つです。それは道の駅の経営に関する質問を削除したと言うことです。
指定管理と言うルール上、指定管理者の事業における経営点については指定管理者の裁量に委ねるというのが基本的なルール。それに踏み込むのは議員の仕事でなく、一般質問で理事者に回答を求めても回答を得られないだろうと判断した為、削除させていただきました。
『道の駅は村の顔』という側面があるので、改善点があれば強く求めていくべきだと思いますし、地域おこし協力隊の扱いには不満もありますが、それらを指摘するにも議員が行う場合、一定のルールに従って行うべきだとわかりました。このブログにおいてもそうですが、あまりルールに縛られない発言を、、、と常日頃思っています。ルールに縛られないと言うことは、ある程度『節度』と『責任』を持った発言をしなければいけないと学んだ機会になりました。繰り返しになりますが、自ら発言を訂正したことをお伝えしておきます。

こちらも村長の答弁に関しては5月の広報を待ってご紹介させて頂きますが、簡単に言えば、道の駅開業から6年目、概ね良好にとらえているといった回答でした。
現状の道の駅経営に対しても良好な関係を築けているということなので、今後、住民の方が道の駅を利用して気づいた点や不満などは村に直接伝えてみてはどうでしょうか・・・・?
地域創生や、観光拠点として位置づけられていている観点から来年度の赤井川村創生総合戦略見直しの策定委員会があります。多くの住民の声を反映させる為にも多くのご意見を期待したいと思います。
自分の意見が取り込んでもらえるか?よりも「道の駅、赤井川」がより良い施設になるよう村民ひとり一人が考えることの方が価値がありそうですよ。
最後に村長からも、村、指定管理者、住民の知恵を絞り、効率的かつ地域活性化に資するとなるよう運営を行って参ります。
と、発言があったので、道の駅を良くするためのご協力とご理解をいただいて今回の一般質問の対応とさせていただきます。

尚、地域おこし協力隊の件は予算特別委員会でも質問させて頂きました。
村長からは「移住目的」と思われる発言があったので、今後地域おこし協力隊の事業も含め、村として考えてもらわなくてはいけない部分がありそうです。事業の中身ももう一度詮索してアプローチしていこうと思っています。

今日も朝から気持ちのいい日差しが差し込んでいます。
「マスクがないから外にも出られない」という住民がいますが、マスクの大きな目的は飛沫を防ぐ為。体調がすこぶる良ければ外出して問題ないと思います。
こんなに天気が良いのに家に居るなんて病気になっちゃいそうですよね。
それでは素敵な一日をお過ごしください。―――――「大翔、卒業おめでとう!」