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納得いかない!住民説明会に怒り殺到

2008年01月27日 07時25分06秒 | インポート
こんにちは日本共産党の渡辺みつるです【臨時号】1/27付

 昨日(1/26)の夜、有珠の沢町内会館で「地盤沈下調査結果」説明会が開かれ、地盤沈下の被害者ら54人が参加。説明会には、北海道室蘭土木現業所、苫小牧市年建設部から説明のため職員14人が応対。道と市が第3者機関の代表として、北海道を代表する『地盤工学の専門家』として、道のアドバイザーとして北海道工業大学の神谷光彦教授、市は北海道大学三浦清一教授も参加しました。
 そもそも、地盤沈下問題は、有珠川河川改修工事(総工事費約66億円:昭和59年度~平成12年度)の拡幅工事の途中で、矢板護岸(平成4年)が左岸・右岸ともに川側に傾斜したため、周辺の大気の家屋や道路などに被害が発生し、私が市議会の一般質問でとりあげ、44件が被害補償させた経過がありました。これで解決したと思ったら、その後平成8年以降に建設した住宅に次々に地盤沈下が発生し、今でも被害が出ています。すでに、市に報告された被害者だけでも67件(平成19年12月末)ですから、住民にとって安全・安心を考えると不安が一杯。道も市も「泥炭層による地盤沈下で、水位は安定していて、河川改修が原因ではない」と「工事の因果関係を否定」する調査結果報告に、「では、どうして現在も沈下が発生するのか?住宅を建て良い場所なのか?だれが責任をとるのか?」等、説明に納得のいかないと不満が続出。私は「左岸の矢板の傾斜の説明はされているが、右岸は発生していないのか。住宅密集地でこんなに集中した地盤沈下は道内で事例があるのか」と質問しました。するとどうでしょう。専門家の神谷教授は開口一番、現地を視察して「何だこの程度か思った!」と述べ、道内での事例は述べたものの質問には答えませんでした。また、道は「左岸だけでなく、右岸も含め4ヶ所の矢板の傾斜があった」とはじめて明らかにしました。偽装問題が苫小牧で続いていますが、この報告会も果たして「本当のこと」が明らかになったのか?引き続き住民運動が必要です。