「難しいのは判っているが短期間でもアルバイトしたいナ・・・」と帰省中の次男の一言。いま、働きたくても働く場がないなかで、「発想が極めて短絡的。簡単に探せるものはないと思うヨ!」と助言しました。すると「自宅の掃除や風呂洗いなど何でもするから・・・」と嘆願。結局、帰省期間中のみ自宅でのアルバイトをお願いしました。「ところで時給は?」との問いに、「働いた結果を見て評価する」ことで協議成立。今後のバイト探しに役立てほしいと思います。
文科省の調査では、今春卒業した4年生大学の学生のうち、進学しなかったり、正社員になれなかったりして、進路が決まらなかった人が実に107.134人(19.4%)と2年連続して10万人超の方がいる厳しい現実を知りました。背景の一因には、大震災・福島原発事故によって就職内定者の取り消しもあると思います。
次男に「20歳になると学生であっても国民年金に強制的に加入することになる」と教えると、「加入しても多分僕たちの世代では公的年金なんぞ貰えないから払う必要はないのでは?お兄ちゃんはどうしているの」との質問。「お兄ちゃんは社会保険(健康保険)や厚生年金などに加入されているから大丈夫・・・就職する際には、そうしたこともしっかり考えなければ・・・」とその疑問を説明しながら、学生時代では社会保障制度に関わる問題などを学ぶ機会がないだけに、知らないのは当然ですネ。
市民からの相談のなかでも、色々な制度を紹介すると「ちゃんと税金を払っているのに知らないと損をすることが多いんですネ。助かります!」を感謝されましたが、市民向けの行政サービス(医療・福祉・介護・住宅など)のパンフレットが身近にあると便利ですネ。
労働問題は労基署、就職活動はハローワークなど行政の役割は十分認識していますが、市民が一番知りたい・求めたいことは“縦割り”を超えたワンストップサービスですネ。
今日は長崎市に原爆が投下され66年目を迎えました。苫小牧からも5人の代表団が2011年原水爆禁止世界大会に参加しています。報告集会は9月17日(土)夜に予定しています。