たまには“愚痴りたくなる”時もありますが、そんな時聞いてくれる友人がいると元気が出ますね。“愚痴って”その結果“前向き”思考になれるんですね。
今日は、臨時議会がありました。議案は人事院勧告に関わる給与等改正(賃下げ!)の問題です。これは既に労使合意されていますが、12月1日前に議会の議決を得なければならない事から今日がリミットでした。この件は“質疑なし”で全会派一致で議決されました。
私が問題にしたのは、10月5日に開催された代表者会議(市長招集)で発覚した「山手町ボイラープラントのアスベスト落下事故について」の行政報告です。残念ながら、この報告での質疑は私だけ(党議員団を代表して)でした。
実は、アスベスト問題を(議会で)最初に取り上げたのが私です。そのときに「すべての公共施設を点検し、改善すべきは改善する」方向性が出されました。ところが、今年は第2給食センターにおける(煙突内)アスベストの飛散事故、さらに植苗小・中学校・第2庁舎(市教委)の煙突改修などアスベスト事故が多発しました。
今日の行政報告を受け、私は3つの柱(①アスベスト落下事故②ボ イラープラントの管理運営③今後の管理のあり方)で13項目にわたって質問。質疑応答で延べ1時間40分かかりました。
詳細は書き込むことは出来ませんが、1番重要と思う点を報告します。今回の事故は管理運営している民間会社の責任が問われるものではなく、公共施設の管理者である市の対応の遅れがあったことです。4年前からボイラープラントの天井にはアスベスト含有の材料が使用され落下していた事実を承知していたこと。その後も「アスベスト飛散のおそれ大」と判断していたにもかかわらず放置し目視検査で済ませていたことです。ですから事故は「未然に防止出来た」ものでした。私の指摘に「当時(4年前)の判断は正しくなかった。適切な処置をしていれば防ぐことが出来た」と理事者の答弁で明らかになりました。
今回の事故も「市民の安全・安心のまちづくり」を重点施策として取り組んでいる岩倉市長の政治姿勢が問われる重要問題です。
今日の行政報告を聞いていて感じた事は、職員の危機管理意識の改革などを強調していましたが、問われているのは理事者の危機管理意識と緊張感の欠如だと思いました。担当職員を処分する(私は異論がありますが)だけで行政責任を果たしたことにはなりません。もっと理事者が先頭に“襟を正して”行政執行することを市民が期待しています。質疑のなかで何点か、改善策を提案させて頂きましたが“前向き”の答弁がありました。是非とも今後の行政執行に生かしてほしいと思います。
明日は、12月議会の一般質問の通告日。別の問題で“危機管理”を取り上げる予定です。すでに関係する“パネル”も用意しました。質問内容は、明日以降に書き込みます。
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