議会運営委員会の行政視察2日目。今から1298年前(西暦710年)に「平城京」として都が開かれた「古都の街」奈良市議会を視察。今年、 市政施行60周年を迎えた苫小牧市とは比較にならない「歴史の重み」を感じました。奈良は37年前(高3)の修学旅行(法隆寺見学)以来2回目で記憶に残っていません。午後4時頃に視察日程を終え、希望者を募り6人の議員仲間でタクシーに分乗し、4時半閉館の「法隆寺」に直行。私が乗ったタクシー運転手さんは「(奈良は)観光客は多いが、宿泊はほとんどが京都か大阪で、残してくれるのは『ゴミだけ』です」と滞在する私たちを歓迎してくれました。ぎりぎりで「夢殿」は私たちが最後の見学者で外国観光客も含め後者の観光客は「玄関払い」でした。(添付写真:右上)「古都奈良の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されている箇所だけに「時間厳守」は当然なのでしょう。
議会構成は議員数42人(来年改選期で39人に定数減)に対し、苫小牧市と同じ8会派で最大会派(保守系)8人、次に7人会派が3つあり日本共産党市議団も7人でした。驚いたのは質問時間です。代表質問は毎定例会1会派60分ですが、何と「答弁を含む」時間制。個人質問は交渉会派3人以上が条件で1人10分(答弁も含め)。1人の会派は「無所属」(3人いました)扱いで年間40分(答弁含め)しか与えられていません。説明を担当された方に「答弁含めた時間制に意見は出ていないのですか」と聞くと「以前から懸案事項となっている」との答えでした。議会は「言論の府」です。決して否定するものではありませんが、答弁を含めた時間制については参 考にはならないと感じたのは私だけでしょうか?地域性もありますが、苫小牧市議会はある意味で市民への公開(IT化)も進んでいると感じました。
翌朝、6時に起床し80分かけて「興福寺」の5重塔・3重塔、国立博物館、東大寺を1人で散策。(添付写真:左下)「機会があれば、ぜひ再訪したい」と思いました。
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