子どもの頃、歯磨きの習慣性がなかった(面倒くさい)ことで、この歳になって年2回は歯科の定期検診を受けています。先生や歯科衛生士さんのご指導を受け、毎食後、そして寝る前と4回のブラッシングは習慣性となりました。正しい歯磨きの習慣性は虫歯予防に最高ですネ。
さて、12月定例議会の一般質問で集団“フッ化物洗口”について市教委の見解を求める質問をとりあげました。
質問のきっかけは、日本弁護士連合会の“集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書”(2011.1.21)です。その意見書は何と89ページにも及ぶ膨大な資料で、「さすが日本弁護士連合会の意見書だナ」と納得しました。
ところが、苫小牧市の教育長は「学校など、集団で虫歯予防をするためには、フッ化物洗口は、大変効果的な方法と認識している。歯科医師会との協力を得ながら、2校程度の小学校を選定し、モデル校で実施した結果を検証し、整理しながら、実施校拡大に向けて検討する」と他会派の議員への答弁を聞いていたので、疑問に感じて今回質問しました。質問の要旨と回答を紹介します。
①教育長が「フッ化物洗口が大変効果的な方法と認識した根拠は何なのか。原発でも“安全神話”が崩壊しているのに、何故、危険性はないと言い切れるのですか」②大変効果的な方法といいながら、何故モデル校を2校に選定したのか。道の条例に関わる期間設定がH24年度までだから、まさにアリバイ的手法では」③「現在、予算編成作業のなかで、市教委としてはどの学校を指定し、予算規模はどのように試算した上で、実施時期はいつ頃から検討しているのか」④「学校では集団接種や腹痛・頭痛に対しても投薬しないなど医療行為はしない方向。まさに学校は教育の場であり指導の場でありながら、劇薬という化学薬品を用いた指導ではなく、食育やブラッシング指導など、学校にふさわしい方法で虫歯予防をすべき」⑤「原発と同じように、フッ化物洗口については専門家のなかにも賛否両論があり、リスクの有無の両論がある場合、“ない”方をとるのが教育現場のあるべき姿」などの質問を行い、「予算編成前の段階であり、もっと慎重な対応が求められていると考えますが、教育長は、こうした反論に対し、実施に当たり学校、保護者、児童に対しどのように理解を得ようとしているのか実施までのプロセスを求めます」とただしました。
これに対し、教育長は淡々とまるで推進している保健所が用意した答弁書にそって、「日本国内では医学的な健康被害はないと保健所を通じて北海道に確認している。安全面では問題はない。モデル校は勇払小(6学級)と若草小(12学級)で1学級当たり17.000円程度の試算で新年度から実施したい」と答えました。が、「実施に当たっては学校現場の教職員、保護者の理解を得るための説明会を行い、強制ではなく実施希望を確認し、保護者からの同意に基づき行う」と答弁しました。
本来、予算編成には「予算の積算根拠。つまり、モデル校の保護者などの同意を前提に必要な予算措置を提案するのが常識」では、と私は最後まで追及しました。
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