戦後最大の東日本大震災と、いまだ収束のめどが立たない福島原発事故のなかで、今日66年目の終戦記念日を迎えました。改めて戦争の惨禍に思いをはせ、「原発ゼロの日本」をめざすとともに、核抑止力と決別して「核兵器のない世界」の実現をめざすことが急務であり、そのことを考える機会だと思います。
偶然ですが、介護施設に入所していた母の状況が良くなく、今日付けで医療(病棟)に転移しました。この1ヶ月間、声をかけてもなかなか目を開けてくれませんでした。それだけ体力的限界もあったのだと思います。ところが、病棟に移ったとたんに、両目を開けてじ~と見つめてくれるようになりました。声をかけると顔に反応が出てきました。本当に驚きとうれしさで一杯です。
あと2ヶ月で94歳を迎えますが、大正生まれで戦前(樺太大泊)は楽しい暮らしをしていたこと。戦後は(樺太からの)引き揚げで苦労したこと。突然の父の死によって苦労したこと。長い人生経験を一杯聞いてきました。
「大正生まれの方は凄いですネ」と良く聞く言葉です。母を見ていて私もそう思います。出来れば、“満面の笑み”をもう一度見たい、と誰しもが願っていることです。
ここ数日間のニュース等で気になる発言があります。民主党代表選との関わりで「“自・公と大連立”を」との発言。仮に、そうした動きが加速すると、教科書で学んだ“戦前の大政翼賛会”を思い出します。
2年前、「自・公政権を終わらそう!」と総選挙で訴えて誕生した民主党政権なのに、大連立構想は国民の審判を真っ向から否定するものでは・・・。
新しい政治をつくるためにも、戦争にも原発にも“反対”を貫いている日本共産党の存在が注目されています。