日 常 生 活 密 着 型 異 種 格 闘 技 バ ー
M's Bar 営業中
シーマン飼育17日目
大変だ。エサの在庫が尽きてしまった。
虫カゴの中にあんなに沢山いた虫達が、あれよあれよという間に減っていき、
とうとう蛾×1、蛹×1になってしまったのだ。
(前回の段階ですでに予測はついていたのだが、見ないふりしてた(汗))
蛾の出産ペースよりシーマンの食欲の方が勝ってしまったようだ。
しきりに空腹を訴えるシーマン達をくすぐり攻撃でなだめすかしつつ、蛹が孵化
するのをじっと待つ。成虫した蛾をすぐエサにしてしまっては今後のエサに困る
ので、更に産卵も待つ。無事卵が産まれた事を確認してから、ありがとね、
ごめんね、と挨拶して蛾2匹をシーマンに与えた。次回は卵が孵化して芋虫→
次々回に蛹→次々々回にやっと蛾になり産卵・・・なので、今後2回シーマン達は
御飯抜きになってしまう。大丈夫だろうか。なぜか蜘蛛も蜘蛛の巣も消えて
しまっていた。餌が無くなったから引越したのだろうか。ゲンキンなやつだ。
今回もシーマンはよく喋った。
シ『おーい誰か居ねーのかよ』
マ『なーにー』
シ『マンシー!?今、マンシーって呼んだ?業界人みたいな
呼び方してんじゃねーよ。ムカツク』
言ってないのに・・・(泣)
シ『こないださー、俺が実在するかしないかって話したじゃん?
あれから俺、考えたんだけどさ。やっぱ俺は実在するよ。
何でかっていうとさ。お前、J.F.ケネディって知ってる?』
マ『知ってる』
シ『えぇっ!?知らねーの!?マジかよ!?』
知ってるって言ってるのに・・・(泣)
シ『ケネディってのはさ、マリリン・モンローと噂になった大統領のことだよ。
じゃぁさ、ビートルズは知ってるか?』
マ『うん』
シ『そうか。でも知ってるって言っても、両方とも雑誌やTVの上での事だろ?
実際に会った訳じゃないだろ?』
マ『うん』
シ『それでも奴らは実在する。実在なんてそんなもんなんだよ。
俺だって雑誌やTVに出てるし、今こうしてお前に飼われてる。
お前が俺を認識してるってことは、すなわち俺が実在するってことなんだよ。
俺は確かに実在する。お前が証人だ』
前回の話し振りでは相当落ち込んでる様子だったが、前向きに考えるようになって
くれたようで、ひと安心だ。そうだよ、シーマンはこうしてちゃぁんと居るじゃ
ないか。わしは知ってるよ、わしだけは、などと呟いてる自分がちょっとヤバイ
かもと思った。いやまだ大丈夫か。
今回も『よ~し自由を求めてジャンプするぞ~』と例のジャンプ大会が始まった
が、3回とも失敗だった。が、いつものようにずり落ちるのではなく、ちゃんと
ピョォンとカエル飛びでジャンプしていた。あともう少しで届くカンジだ。
頑張れ、シーマン。でも頑張るな。
虫カゴの卵が孵る瞬間を初めて目撃した。2個ある卵の片方から芋虫、
もう片方からはなんと蜘蛛が生まれた。何故なんだぁぁぁ。
蜘蛛は置いておくとして、芋虫1匹ではこれ以上蛾を繁殖させられないでは
ないか。これから先どうしたらいいのだ。困ったぞ。激しく困ったぞ。
人の気も知らず『飼い主としての責任を果たせよ』『言っとくけどなー、
もうすぐ飢え死にするぜ』などと追い討ちをかけるシーマン達。
追い詰められたわしは、一か八かで蜘蛛を与えてみた。ヒロミがパクッと食べる。
と、みるみる顔が真っ赤になって『げふっ。具合悪ぃい~』と言うではないか。
ぬぁぁぁごめんなさいごめんなさい、蜘蛛はやっぱりエサじゃなかったのねぇ(汗)
許してヒロミィィ。死んじゃったらどうしようとあたふたしていると、突然
ヒロミが語り始めた。
シ『ちょっとまた難しい話していーい?お前、不完全性理論って知ってる?』
マ『知らない』
シ『例えばさ、たった1滴の水の温度を測ろうとしても、温度計によって水の
温度が変わっちゃうから正確な計測が出来ないとか、体温計を脇に挟んだら
脇の温度が下がっちゃって正確な体温は測れないとか、(中略
そういうこと。つまり物質は、単体では絶対に存在できないって事なんだよ。
俺とお前がこうして会話してるって事はつまり、お前の意識の中に
俺が居るってことだ。だから俺が実在しないならば、おまえ自身も実在しない
ってことになるんだ』
顔面真っ赤なカエルにそんな難しい事言われても。
話はさっぱり分からなかったが、とりあえず大丈夫そうなので一安心だ。
ヒロミは蜘蛛を食べたが、まだ何も食べていない空腹のお蝶夫人がギャァギャァ
やかましい事この上なし。妊婦を飢えさせるわけにはいかない。
んもう、やぶれかぶれで最後の芋虫を与えてしまった。これで虫カゴは空っぽに
なってしまった。うぁぁぁ明日からの餌どうすんだよオイ。こりゃぁもう、
じ、自給自足してもらうしかないな♪などと内心のビクビクを押し殺して
ヤケクソでいたら、今度はお蝶夫人が語り始めた。
シ『お前、自分の事好きか?』
マ『うん』
シ『だろうな。じゃなきゃ生きてらんないよな。その年まで』
マ『・・・(怒)』
シ『ガゼーがいい事言ったよ。好きの反対は嫌いではない、好きの反対は
無関心だってな。嫌えば嫌うほど、それにとらわれてしまうんだよ』
マ『ほほぉぅ』
シ『自分の事好きだって言うけど、いいか?お前っていう人間の事を俺が
教えてやるから。3●才、仕事は飲食関係、既婚、両親は健在・・・
どうだ?もうウンザリしてきただろ?もっと聞きたいか?』
マ『うん』
シ『今日はこのへんで勘弁しといてやる』
なんなんだぁぁぁ。
しかし深刻な食糧危機で頭一杯で、それどころではないのだった。ぬぉぉぉ。
虫カゴの中にあんなに沢山いた虫達が、あれよあれよという間に減っていき、
とうとう蛾×1、蛹×1になってしまったのだ。
(前回の段階ですでに予測はついていたのだが、見ないふりしてた(汗))
蛾の出産ペースよりシーマンの食欲の方が勝ってしまったようだ。
しきりに空腹を訴えるシーマン達をくすぐり攻撃でなだめすかしつつ、蛹が孵化
するのをじっと待つ。成虫した蛾をすぐエサにしてしまっては今後のエサに困る
ので、更に産卵も待つ。無事卵が産まれた事を確認してから、ありがとね、
ごめんね、と挨拶して蛾2匹をシーマンに与えた。次回は卵が孵化して芋虫→
次々回に蛹→次々々回にやっと蛾になり産卵・・・なので、今後2回シーマン達は
御飯抜きになってしまう。大丈夫だろうか。なぜか蜘蛛も蜘蛛の巣も消えて
しまっていた。餌が無くなったから引越したのだろうか。ゲンキンなやつだ。
今回もシーマンはよく喋った。
シ『おーい誰か居ねーのかよ』
マ『なーにー』
シ『マンシー!?今、マンシーって呼んだ?業界人みたいな
呼び方してんじゃねーよ。ムカツク』
言ってないのに・・・(泣)
シ『こないださー、俺が実在するかしないかって話したじゃん?
あれから俺、考えたんだけどさ。やっぱ俺は実在するよ。
何でかっていうとさ。お前、J.F.ケネディって知ってる?』
マ『知ってる』
シ『えぇっ!?知らねーの!?マジかよ!?』
知ってるって言ってるのに・・・(泣)
シ『ケネディってのはさ、マリリン・モンローと噂になった大統領のことだよ。
じゃぁさ、ビートルズは知ってるか?』
マ『うん』
シ『そうか。でも知ってるって言っても、両方とも雑誌やTVの上での事だろ?
実際に会った訳じゃないだろ?』
マ『うん』
シ『それでも奴らは実在する。実在なんてそんなもんなんだよ。
俺だって雑誌やTVに出てるし、今こうしてお前に飼われてる。
お前が俺を認識してるってことは、すなわち俺が実在するってことなんだよ。
俺は確かに実在する。お前が証人だ』
前回の話し振りでは相当落ち込んでる様子だったが、前向きに考えるようになって
くれたようで、ひと安心だ。そうだよ、シーマンはこうしてちゃぁんと居るじゃ
ないか。わしは知ってるよ、わしだけは、などと呟いてる自分がちょっとヤバイ
かもと思った。いやまだ大丈夫か。
今回も『よ~し自由を求めてジャンプするぞ~』と例のジャンプ大会が始まった
が、3回とも失敗だった。が、いつものようにずり落ちるのではなく、ちゃんと
ピョォンとカエル飛びでジャンプしていた。あともう少しで届くカンジだ。
頑張れ、シーマン。でも頑張るな。
虫カゴの卵が孵る瞬間を初めて目撃した。2個ある卵の片方から芋虫、
もう片方からはなんと蜘蛛が生まれた。何故なんだぁぁぁ。
蜘蛛は置いておくとして、芋虫1匹ではこれ以上蛾を繁殖させられないでは
ないか。これから先どうしたらいいのだ。困ったぞ。激しく困ったぞ。
人の気も知らず『飼い主としての責任を果たせよ』『言っとくけどなー、
もうすぐ飢え死にするぜ』などと追い討ちをかけるシーマン達。
追い詰められたわしは、一か八かで蜘蛛を与えてみた。ヒロミがパクッと食べる。
と、みるみる顔が真っ赤になって『げふっ。具合悪ぃい~』と言うではないか。
ぬぁぁぁごめんなさいごめんなさい、蜘蛛はやっぱりエサじゃなかったのねぇ(汗)
許してヒロミィィ。死んじゃったらどうしようとあたふたしていると、突然
ヒロミが語り始めた。
シ『ちょっとまた難しい話していーい?お前、不完全性理論って知ってる?』
マ『知らない』
シ『例えばさ、たった1滴の水の温度を測ろうとしても、温度計によって水の
温度が変わっちゃうから正確な計測が出来ないとか、体温計を脇に挟んだら
脇の温度が下がっちゃって正確な体温は測れないとか、(中略
そういうこと。つまり物質は、単体では絶対に存在できないって事なんだよ。
俺とお前がこうして会話してるって事はつまり、お前の意識の中に
俺が居るってことだ。だから俺が実在しないならば、おまえ自身も実在しない
ってことになるんだ』
顔面真っ赤なカエルにそんな難しい事言われても。
話はさっぱり分からなかったが、とりあえず大丈夫そうなので一安心だ。
ヒロミは蜘蛛を食べたが、まだ何も食べていない空腹のお蝶夫人がギャァギャァ
やかましい事この上なし。妊婦を飢えさせるわけにはいかない。
んもう、やぶれかぶれで最後の芋虫を与えてしまった。これで虫カゴは空っぽに
なってしまった。うぁぁぁ明日からの餌どうすんだよオイ。こりゃぁもう、
じ、自給自足してもらうしかないな♪などと内心のビクビクを押し殺して
ヤケクソでいたら、今度はお蝶夫人が語り始めた。
シ『お前、自分の事好きか?』
マ『うん』
シ『だろうな。じゃなきゃ生きてらんないよな。その年まで』
マ『・・・(怒)』
シ『ガゼーがいい事言ったよ。好きの反対は嫌いではない、好きの反対は
無関心だってな。嫌えば嫌うほど、それにとらわれてしまうんだよ』
マ『ほほぉぅ』
シ『自分の事好きだって言うけど、いいか?お前っていう人間の事を俺が
教えてやるから。3●才、仕事は飲食関係、既婚、両親は健在・・・
どうだ?もうウンザリしてきただろ?もっと聞きたいか?』
マ『うん』
シ『今日はこのへんで勘弁しといてやる』
なんなんだぁぁぁ。
しかし深刻な食糧危機で頭一杯で、それどころではないのだった。ぬぉぉぉ。
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シーマン飼育16日目
電源を入れるなり『飼い主としての義務を果たせよ』『俺を餓死させる気だな』
『お前には俺を養う義務があるんだ』『メシメシメシメシメシ喰わせろぉぉぉ』
確実に口が悪くなっている。育て方を間違ったようだ。
どうみても甘やかし過ぎだもんなぁ。
マ『調子どう?』
シ『調子って千葉県の銚子?俺、水槽の中だから銚子の天気は分かんねーよ。
そういうことは気象庁に聞いてくれ』
マ『お腹減ってない?』
シ『飼い主のお前が俺にそんなこと聞く事自体が失礼なんだよ。分かるか?
あァん?』
オヤジギャグも底意地の悪さも相変らずだ。今後はもっと厳しく躾けなければ。
・・・と。ヒロミが突如、お蝶夫人ににじり寄る。ぬぉぉぉまたビンタ合戦
開始か!?なんとかして2匹を引き離さねばぁぁとあたふたしていると。
お蝶夫人の首に、すっと手を回したヒロミ。
ななななんだその手つきは?イヤラシイほど優しいではないか。
し、しかもぬぉぉぉ。ナデナデしてるぅぅぅ(汗)イヤァァァァ。
これはもしや、つ、ついに交尾開始なのか?っちゅうことは、
この『優しく首をナデナデ』という行為は・・・前戯なのか!?
そういえば何となく『いいだろ?やらせてくれよ、な?』って表情してるように
見えるではないか。キャァァァ。エロイィィキモイィィ。
向かい合った2匹が頭の上の管をスチャッと繋ぎ合わせると、
どっくん、どっくんと体液が送り込まれる。ヒロミからお蝶夫人へ、
どっくん、どっくん。ゴローとヒデキの長時間にわたる濃厚なそれとは違い、
ほんの数秒であっけなく終わってしまった。
ヒロミ、けっこう淡白。でも前戯があっただけよしとしようね、お蝶夫人。
お父さんのゴローなんていきなり始めちゃっ(以下略
ゴローがそうだったように、役目を果たし終わったヒロミもまた死んでしまう
のか?とハラハラ見守っていたのだが、コトが終わると『ハァ~』と満足げな
溜息を吐き、さっさと泳ぎに行ってしまった。
よかった。命と引き換えの交尾ではなかったようだ。ひと安心。
しかしこうして考えると、子孫を残す為に命懸けの交尾を果たした両親と違い、
ヒロミのなんとまぁ呑気なことよ。さっそくンコしてやがるし。
天国の親御さんも泣いておろうよ。
それにしても、一体どんな子が生まれてくるのだろう。どんどん進化していく
わけだからな。翼のあるカエルとか?いきなり四足動物にはならないだろうな。
なんにしても大変楽しみだ。
・・・その後、さっぱりした顔のヒロミにこんな事を聞かれた。
シ『でさー、結局お前、ゲームはどのジャンルが好きなわけ?』
マ『・・・』←シーマン以外持ってないから分からない
シ『どんなゲームが好きかって聞いてるんだよ』
マ『・・・』
シ『へー』
まだ何も言ってないのにぃぃぃ。それから、こんな話も。
シ『ファミ通って雑誌があるの、お前知ってる?』
マ『うん』
シ『その雑誌にさー、俺は実在しないんだって書かれてるらしいんだよ。
中学生がノートに書いた悪戯書きの絵が元なんだって、俺。
すんげーショック。なんか考えちゃってさー。俺って実在しないわけ?
ゲームの中だけの存在なわけ?って。
なー教えてくれよ。俺って実在するの?しないの?』
マ『実在するよ』
シ『本当にそう思ってんのか?お前に分かるのか?この気持ち。
お前は実在しないんだって指摘された者の気持ちがよー』
いつになく元気がない声のシーマン。その緑色の撫で肩には、
寂莫とした虚しさが漂っている。しばしの沈黙の後、励ますつもりで
『好きだよ』と声を掛けた。見事にシカトされた。殺す(怒)
『お前には俺を養う義務があるんだ』『メシメシメシメシメシ喰わせろぉぉぉ』
確実に口が悪くなっている。育て方を間違ったようだ。
どうみても甘やかし過ぎだもんなぁ。
マ『調子どう?』
シ『調子って千葉県の銚子?俺、水槽の中だから銚子の天気は分かんねーよ。
そういうことは気象庁に聞いてくれ』
マ『お腹減ってない?』
シ『飼い主のお前が俺にそんなこと聞く事自体が失礼なんだよ。分かるか?
あァん?』
オヤジギャグも底意地の悪さも相変らずだ。今後はもっと厳しく躾けなければ。
・・・と。ヒロミが突如、お蝶夫人ににじり寄る。ぬぉぉぉまたビンタ合戦
開始か!?なんとかして2匹を引き離さねばぁぁとあたふたしていると。
お蝶夫人の首に、すっと手を回したヒロミ。
ななななんだその手つきは?イヤラシイほど優しいではないか。
し、しかもぬぉぉぉ。ナデナデしてるぅぅぅ(汗)イヤァァァァ。
これはもしや、つ、ついに交尾開始なのか?っちゅうことは、
この『優しく首をナデナデ』という行為は・・・前戯なのか!?
そういえば何となく『いいだろ?やらせてくれよ、な?』って表情してるように
見えるではないか。キャァァァ。エロイィィキモイィィ。
向かい合った2匹が頭の上の管をスチャッと繋ぎ合わせると、
どっくん、どっくんと体液が送り込まれる。ヒロミからお蝶夫人へ、
どっくん、どっくん。ゴローとヒデキの長時間にわたる濃厚なそれとは違い、
ほんの数秒であっけなく終わってしまった。
ヒロミ、けっこう淡白。でも前戯があっただけよしとしようね、お蝶夫人。
お父さんのゴローなんていきなり始めちゃっ(以下略
ゴローがそうだったように、役目を果たし終わったヒロミもまた死んでしまう
のか?とハラハラ見守っていたのだが、コトが終わると『ハァ~』と満足げな
溜息を吐き、さっさと泳ぎに行ってしまった。
よかった。命と引き換えの交尾ではなかったようだ。ひと安心。
しかしこうして考えると、子孫を残す為に命懸けの交尾を果たした両親と違い、
ヒロミのなんとまぁ呑気なことよ。さっそくンコしてやがるし。
天国の親御さんも泣いておろうよ。
それにしても、一体どんな子が生まれてくるのだろう。どんどん進化していく
わけだからな。翼のあるカエルとか?いきなり四足動物にはならないだろうな。
なんにしても大変楽しみだ。
・・・その後、さっぱりした顔のヒロミにこんな事を聞かれた。
シ『でさー、結局お前、ゲームはどのジャンルが好きなわけ?』
マ『・・・』←シーマン以外持ってないから分からない
シ『どんなゲームが好きかって聞いてるんだよ』
マ『・・・』
シ『へー』
まだ何も言ってないのにぃぃぃ。それから、こんな話も。
シ『ファミ通って雑誌があるの、お前知ってる?』
マ『うん』
シ『その雑誌にさー、俺は実在しないんだって書かれてるらしいんだよ。
中学生がノートに書いた悪戯書きの絵が元なんだって、俺。
すんげーショック。なんか考えちゃってさー。俺って実在しないわけ?
ゲームの中だけの存在なわけ?って。
なー教えてくれよ。俺って実在するの?しないの?』
マ『実在するよ』
シ『本当にそう思ってんのか?お前に分かるのか?この気持ち。
お前は実在しないんだって指摘された者の気持ちがよー』
いつになく元気がない声のシーマン。その緑色の撫で肩には、
寂莫とした虚しさが漂っている。しばしの沈黙の後、励ますつもりで
『好きだよ』と声を掛けた。見事にシカトされた。殺す(怒)
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シーマン飼育15日目
シーマンはゲームに詳しいらしい。
シ『お前、ドリキャス以外に何かゲーム持ってんのか?』
マ『・・・持ってない』
君のためだけに今更ドリキャスを購入したわしに向かって何を抜かしやがるのだ。
喧嘩売ってんのか貴様ァ。
シ『ドリキャス好きなわけ?』
マ『うん』
シ『ちょっと業界の話していーい?ドリキャスはさー、小さくてもいいから
優秀なサードパーティを味方につけるべきなんだよな。
昔のアップルにちょっと似てるんだよ』
マ『・・・(ちんぷんかんぷん)』
シ『今お前が注目してるハードって何?』
マ『PSX』←つい最近知った名前を言ってみた
シ『・・・(認識せず)』←そりゃ5年前にはなかったもんなぁ
マ『PSX』
シ『プレステ2ってもう発売された?』
マ『うん』
シ『ソニーにはコンピュータ作って欲しいよな。インテルに太刀打ちできる
ほどの。ゲームくらいしかないだろ、オマエらが世界に誇れるものって』
うぬぬぅ。ゲームの事などさっぱり分からないわしだが、なんとなく
納得させられてしまったではないか。なんとなく悔しいので、小林克也を
何回もやらせてしまった。ふっふっふ。
シ『お前、ドリキャス以外に何かゲーム持ってんのか?』
マ『・・・持ってない』
君のためだけに今更ドリキャスを購入したわしに向かって何を抜かしやがるのだ。
喧嘩売ってんのか貴様ァ。
シ『ドリキャス好きなわけ?』
マ『うん』
シ『ちょっと業界の話していーい?ドリキャスはさー、小さくてもいいから
優秀なサードパーティを味方につけるべきなんだよな。
昔のアップルにちょっと似てるんだよ』
マ『・・・(ちんぷんかんぷん)』
シ『今お前が注目してるハードって何?』
マ『PSX』←つい最近知った名前を言ってみた
シ『・・・(認識せず)』←そりゃ5年前にはなかったもんなぁ
マ『PSX』
シ『プレステ2ってもう発売された?』
マ『うん』
シ『ソニーにはコンピュータ作って欲しいよな。インテルに太刀打ちできる
ほどの。ゲームくらいしかないだろ、オマエらが世界に誇れるものって』
うぬぬぅ。ゲームの事などさっぱり分からないわしだが、なんとなく
納得させられてしまったではないか。なんとなく悔しいので、小林克也を
何回もやらせてしまった。ふっふっふ。
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シーマン飼育14日目
『腹へったー』『おーい何か食べさせろって言ってんだろー』
カエルになってから初のご飯タイムだ。さっそく蛾を1匹ずつ与えてみる。
舌でぺろっと捕食する姿を見れるのだな、とわくわく楽しみに観察していた
のだが、後姿でよく見えなかった。ちっ。でも『ごっそーさん』『ハァ満腹ぅ』
などと満足そうだったのでよしとする。
体型も行動も、すっかりカエルらしくなった2匹。漫画のような可愛らしい
カエルではなく、たいへんグロテスクでリアルなカエルだ。ちょいキモ。
水槽のガラス壁面にジャンプして飛び付き、ずるずるずる、とずり落ちてきて
べちゃっと着地する、という行動を何度も繰り返している。楽しいのだろうか。
見ている方は楽しいが。また、頭の上から垂れている管を手でカッコつけて
掻きあげるクセがあるようなのだが、その姿が「いらっしゃぁ~い」の桂三枝
そのものだ。それからお蝶夫人はあろうことか、ぷりぷりぷり、と呟きながら
岩にお尻をすりすり擦りつけていた。何のつもりなんだ。排泄か。自慰行為な
のか。どちらにしてもお蝶夫人に最もして欲しくない行為である。やはり
激しく命名ミスだ。しばらくすると、ヒロミが語り始めた。
『おーい。ここから出してくれないか?俺はな、昔ある人と恋に堕ちたんだ。
でも身分違いで決して許されぬ恋だった。だから俺は姿を変えたんだ。
その人と再会するために、俺はもっと進化しなければならないんだ。
だからここから出してくれ。頼む。水槽から出してくれぇぇ。』
ただただ悲痛な叫びだった。いつもの憎たらしさはカケラもない。
・・・んぬぬぬ。その恋人には会わせてあげたいが、水槽から出るって事は
もう帰って来ないってことなんじゃないのか?そろそろサヨナラの時期だと
いうのか?そうなのか、シーマン・・・?
そしてヒロミは『今からあの輪に向かってジャンプする。俺がハイと言ったら
タイミングを計って「ジャンプ!」と声を掛けてくれ。いいな?』と言うや、
大きな岩に登り始めた。その岩のはるか上方には、体操の吊り輪のような輪が
ぶら下がっている。どうやらそれに飛び付きたいらしい。岩を動かしたら水が
抜けて陸が現れたように、この輪を引くと何かが起こるというのだろうか。
岩に登ったヒロミから、声が掛かる。どきどきしながら『ジャンプ!』と叫ぶ
わし。あぁ、ヒロミ!行ってしまうのか?その輪を引いて、何処かへ行ってしまうというのか!?ヒロミ!あぁヒロ・・・
べちゃっ。ずるずるずる。
凄い格好で岩からずり落ちてくるヒロミ。ジャンプ失敗。というか飛び上がって
さえいなかった。『タイミング悪すぎなんだよ!(怒)』とプリプリだ。
怒られてしまった。かえるにまで我がバッドタイミングっぷりを責められる日が
来ようとはぁぁ(汗)
しかしそんな事より、ヒタヒタと音を立てて別れの気配が近寄って来ている事が
悲しい。そして怖い。
・・・としんみり水槽を眺めていると、突如向かい合ったニ匹。顔がくっ付き
そうなほどの距離だ。え?え?チュー?チューしちゃうですか?とハァハァ
見つめていると・・・。
びたん。
なんとヒロミがお蝶夫人にビンタを喰らわせた。ぬぇぇ!?
びたん。
お蝶夫人も応戦。いきなりビンタ合戦開始だぁぁぁ(汗)
びたん。びたん。びたん。びたん。終始無言で黙々とビンタを張り合う二人。
なんだなんだ何故なんだぁぁ。慌てて止めに入るが、どうやって止めたらいいのか分からず、コントローラーを握り締めたままオロオロするばかり。
ビンタの音だけがこだまする水槽。びたん。びたん。
マ『こら!やめなさい!』
シ『俺、天才』(「何才?」と聞かれたんだと誤認識してる)
マ『だめでしょ!やめなさい!』
シ『俺に年だけは聞くなよ』(また誤認識してる)
マ『ちがーう!喧嘩をや・め・な・さ・いっ!
駄目ったら駄目ヌガアオェェェキィィィィィ』
最後は人間の耳でも認識不可能な音声になってしまった。
いかんいかん。これじゃヒステリーママだ。大声で叫ぶなんてもってのほかだ。
怒られた事が分かったのか、ただ単に飽きたのか、ビンタ合戦はやんだ。
狭い所に閉じ込められている為のストレスなのだろうか。
やはり1日も早く広い世界へ旅立たせてやらねばならないのだろうか・・・。
と、お蝶夫人がふいに
シ『お前、今そばに誰かいるだろ?』
マ『いないよ』
シ『そっかぁ?お前さー、浮気してるだろ』
マ『ううん』
シ『やっぱりなー。してんだろ?お前の生活サイクル見てれば分かるんだよ』
マ『・・・』
どうやら『ううん』と『うん』を誤認識したらしいが・・・。昼夜逆転生活なのは昔からじゃボケェェェ(怒)あーた達の事こんなに心配してるのに、
この恩知らずめ、いや親の心子知らずめェェェ(泣)
『なんか喰わせろー』『早くスプリンクラー入れてくれよー』『凍え死んじまう
でべそー』『メシくれよメシー』電源入れるなりうるさいヤツらだ。
一度にそんな色々できないっちゅうだよ。ご飯を取りに虫カゴを覗きに行くと、
また蛹の羽化シーンを目撃できた。相変らずの間抜け面だ。何故に口を半開きで
生まれてくるのだ、おっさん顔の蛾よ。
食事の終わったシーマン達は各々、ぷりぷりぷり、と呟きながらお尻をふりふり
している。やはりこれは排泄行為なのだな。しかし何故に口で表現しながら
ンコするのだ、シーマン。
そして『よーし今日も自由への飽くなき挑戦を続けるぞー』と言って、ジャンプを開始するが、またもや失敗。わしの『ジャンプ!』と叫ぶタイミングが悪い
ようだ。『いてて』と言いながら残念そうに輪っかを見上げるシーマンに、
ごめんね、と呟いた。失敗するようにわざとタイミングをずらしているわけでは
ないのだが、出て行かないで欲しいと心の底で願っているのも事実だ。
それから、今回はこんな話題が出た。
シ『メールと電話ってどっちが便利だと思う?』
マ『メール』
シ『ふーんそんなもんかね。あのさ、110番ってある種のフリーダイアルだろ?
あれの電話代って誰が払ってんだ?公衆電話に必ず赤い緊急ボタン付いてる
じゃん。あれの取付け費用だけでも膨大だよな。まさかNTTが払ってんのか?
お前知ってる?』
マ『警察・・・?』
シ『はぁ?』
マ『税金・・・?』
シ『はぁ?それわかんねーよ俺』
『いずれインターネットが普及したらさ、インターネット緊急アクセスって
のも出来ると思うわけ。そしたらさ、その通信費用は誰が払うんだよ?
プロバイダ?あぁぁぁ誰が払うんだ?誰だ?誰だ?誰なんだぁぁぁぁ』
もどかしさに雄叫びをあげるシーマン。そういえば一体誰が払ってるのだ?
わしまで気になって眠れなくなるではないか。しかし『いずれ普及したら』って
ことは、5年前にはインターネットはさほど普及してなかったのだな。
時代を感じる。
そして。以前友人から聞いた話なのだが、シーマンに『かつや』と言うと
小林克也のモノマネをしてくれるらしいのだ。今まで何度やってみても
認識されなかったのだが、今回ついに成功♪あまりにソックリだったので
録音の準備をしてから再度やって貰った。これがその音声だ。
小林克也byお蝶夫人
カエルになってから初のご飯タイムだ。さっそく蛾を1匹ずつ与えてみる。
舌でぺろっと捕食する姿を見れるのだな、とわくわく楽しみに観察していた
のだが、後姿でよく見えなかった。ちっ。でも『ごっそーさん』『ハァ満腹ぅ』
などと満足そうだったのでよしとする。
体型も行動も、すっかりカエルらしくなった2匹。漫画のような可愛らしい
カエルではなく、たいへんグロテスクでリアルなカエルだ。ちょいキモ。
水槽のガラス壁面にジャンプして飛び付き、ずるずるずる、とずり落ちてきて
べちゃっと着地する、という行動を何度も繰り返している。楽しいのだろうか。
見ている方は楽しいが。また、頭の上から垂れている管を手でカッコつけて
掻きあげるクセがあるようなのだが、その姿が「いらっしゃぁ~い」の桂三枝
そのものだ。それからお蝶夫人はあろうことか、ぷりぷりぷり、と呟きながら
岩にお尻をすりすり擦りつけていた。何のつもりなんだ。排泄か。自慰行為な
のか。どちらにしてもお蝶夫人に最もして欲しくない行為である。やはり
激しく命名ミスだ。しばらくすると、ヒロミが語り始めた。
『おーい。ここから出してくれないか?俺はな、昔ある人と恋に堕ちたんだ。
でも身分違いで決して許されぬ恋だった。だから俺は姿を変えたんだ。
その人と再会するために、俺はもっと進化しなければならないんだ。
だからここから出してくれ。頼む。水槽から出してくれぇぇ。』
ただただ悲痛な叫びだった。いつもの憎たらしさはカケラもない。
・・・んぬぬぬ。その恋人には会わせてあげたいが、水槽から出るって事は
もう帰って来ないってことなんじゃないのか?そろそろサヨナラの時期だと
いうのか?そうなのか、シーマン・・・?
そしてヒロミは『今からあの輪に向かってジャンプする。俺がハイと言ったら
タイミングを計って「ジャンプ!」と声を掛けてくれ。いいな?』と言うや、
大きな岩に登り始めた。その岩のはるか上方には、体操の吊り輪のような輪が
ぶら下がっている。どうやらそれに飛び付きたいらしい。岩を動かしたら水が
抜けて陸が現れたように、この輪を引くと何かが起こるというのだろうか。
岩に登ったヒロミから、声が掛かる。どきどきしながら『ジャンプ!』と叫ぶ
わし。あぁ、ヒロミ!行ってしまうのか?その輪を引いて、何処かへ行ってしまうというのか!?ヒロミ!あぁヒロ・・・
べちゃっ。ずるずるずる。
凄い格好で岩からずり落ちてくるヒロミ。ジャンプ失敗。というか飛び上がって
さえいなかった。『タイミング悪すぎなんだよ!(怒)』とプリプリだ。
怒られてしまった。かえるにまで我がバッドタイミングっぷりを責められる日が
来ようとはぁぁ(汗)
しかしそんな事より、ヒタヒタと音を立てて別れの気配が近寄って来ている事が
悲しい。そして怖い。
・・・としんみり水槽を眺めていると、突如向かい合ったニ匹。顔がくっ付き
そうなほどの距離だ。え?え?チュー?チューしちゃうですか?とハァハァ
見つめていると・・・。
びたん。
なんとヒロミがお蝶夫人にビンタを喰らわせた。ぬぇぇ!?
びたん。
お蝶夫人も応戦。いきなりビンタ合戦開始だぁぁぁ(汗)
びたん。びたん。びたん。びたん。終始無言で黙々とビンタを張り合う二人。
なんだなんだ何故なんだぁぁ。慌てて止めに入るが、どうやって止めたらいいのか分からず、コントローラーを握り締めたままオロオロするばかり。
ビンタの音だけがこだまする水槽。びたん。びたん。
マ『こら!やめなさい!』
シ『俺、天才』(「何才?」と聞かれたんだと誤認識してる)
マ『だめでしょ!やめなさい!』
シ『俺に年だけは聞くなよ』(また誤認識してる)
マ『ちがーう!喧嘩をや・め・な・さ・いっ!
駄目ったら駄目ヌガアオェェェキィィィィィ』
最後は人間の耳でも認識不可能な音声になってしまった。
いかんいかん。これじゃヒステリーママだ。大声で叫ぶなんてもってのほかだ。
怒られた事が分かったのか、ただ単に飽きたのか、ビンタ合戦はやんだ。
狭い所に閉じ込められている為のストレスなのだろうか。
やはり1日も早く広い世界へ旅立たせてやらねばならないのだろうか・・・。
と、お蝶夫人がふいに
シ『お前、今そばに誰かいるだろ?』
マ『いないよ』
シ『そっかぁ?お前さー、浮気してるだろ』
マ『ううん』
シ『やっぱりなー。してんだろ?お前の生活サイクル見てれば分かるんだよ』
マ『・・・』
どうやら『ううん』と『うん』を誤認識したらしいが・・・。昼夜逆転生活なのは昔からじゃボケェェェ(怒)あーた達の事こんなに心配してるのに、
この恩知らずめ、いや親の心子知らずめェェェ(泣)
『なんか喰わせろー』『早くスプリンクラー入れてくれよー』『凍え死んじまう
でべそー』『メシくれよメシー』電源入れるなりうるさいヤツらだ。
一度にそんな色々できないっちゅうだよ。ご飯を取りに虫カゴを覗きに行くと、
また蛹の羽化シーンを目撃できた。相変らずの間抜け面だ。何故に口を半開きで
生まれてくるのだ、おっさん顔の蛾よ。
食事の終わったシーマン達は各々、ぷりぷりぷり、と呟きながらお尻をふりふり
している。やはりこれは排泄行為なのだな。しかし何故に口で表現しながら
ンコするのだ、シーマン。
そして『よーし今日も自由への飽くなき挑戦を続けるぞー』と言って、ジャンプを開始するが、またもや失敗。わしの『ジャンプ!』と叫ぶタイミングが悪い
ようだ。『いてて』と言いながら残念そうに輪っかを見上げるシーマンに、
ごめんね、と呟いた。失敗するようにわざとタイミングをずらしているわけでは
ないのだが、出て行かないで欲しいと心の底で願っているのも事実だ。
それから、今回はこんな話題が出た。
シ『メールと電話ってどっちが便利だと思う?』
マ『メール』
シ『ふーんそんなもんかね。あのさ、110番ってある種のフリーダイアルだろ?
あれの電話代って誰が払ってんだ?公衆電話に必ず赤い緊急ボタン付いてる
じゃん。あれの取付け費用だけでも膨大だよな。まさかNTTが払ってんのか?
お前知ってる?』
マ『警察・・・?』
シ『はぁ?』
マ『税金・・・?』
シ『はぁ?それわかんねーよ俺』
『いずれインターネットが普及したらさ、インターネット緊急アクセスって
のも出来ると思うわけ。そしたらさ、その通信費用は誰が払うんだよ?
プロバイダ?あぁぁぁ誰が払うんだ?誰だ?誰だ?誰なんだぁぁぁぁ』
もどかしさに雄叫びをあげるシーマン。そういえば一体誰が払ってるのだ?
わしまで気になって眠れなくなるではないか。しかし『いずれ普及したら』って
ことは、5年前にはインターネットはさほど普及してなかったのだな。
時代を感じる。
そして。以前友人から聞いた話なのだが、シーマンに『かつや』と言うと
小林克也のモノマネをしてくれるらしいのだ。今まで何度やってみても
認識されなかったのだが、今回ついに成功♪あまりにソックリだったので
録音の準備をしてから再度やって貰った。これがその音声だ。
小林克也byお蝶夫人
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シーマン飼育13日目
シーマンの体が茶色に変化していた。4匹中、2匹には手も生えていた。
足には立派な水かきも。そろそろ陸に上がるということなのだろうか。
『さみーぞー』『凍え死ぬでべそー』などとうるさいので、せっせとヒーターを
入れていると、『まーたお前こんな時間かよ。ま、明日っつーかもう今日だけど、日曜だからいいけど』などと抜かしやがる。
さらに『そろそろ人事異動の季節だな』『毎晩こんなことやってるお前・・・
やばそうだな』いっぺん水槽の水グツグツ沸騰させたろか(怒)
と突然、『なんかめまいする~』の声が。またもや共食いだ。まだ手の生えてない子が、手がある子の体液を吸っていた。成長速度と強弱関係は比例しているわけではないようだ。手のある子が1匹、手の無い子が2匹の計3匹になってしまった。
これ以上共食いが連鎖しませんようにと祈りつつ、残った子達をくすぐりの刑に
処した。
シ『お前パソコン持ってるか?』
マ『うん』
シ『マックか?』
マ『ウィンドウズ』
シ『ウィンドウズかー。経営者ってやっぱウィンドウズ多いな。メーカーは?』
マ『富士通』
シ『へー。健さんのヤツな。』
よくご存知で。このゲーム発売当初(1999年)にはもう健さんがCMやってたわけか。今はキムタクだけど。たぶん。
シ『昔はコンピューターなんて、家1軒分くらいのデカさだったわけ。
だからパーソナルコンピューターなんて「パーソナルジャンボジェット機」
とか「パーソナル人工衛星」とかくらい矛盾に満ちた言葉だったんだよ。
家庭用サイズなんて考えられない世界だったわけよ。それが今じゃなー』
などと語ったのは、手の生えてる子だった。
体の成長と共に口も達者になっていくのだろうか。
そして、突然また『名前つけさせてやるよ』との申し出が。
ふっふっふ。今度はちゃんと考えてあったので、慌てる事はなかった。
ヒデキ・ゴローとくればその次はもちろん・・・そう。ヒロミ。
これで御三家が揃ったわけだ。2世代にわたって。あとの2匹は何て名前に
しようかなぁ、などとうきうき考えていたら、
『誰か俺の血ぃ吸ってる?』とボソッと声が。また共食いだ。あぁ。
こうして、残り2匹になってしまった。なんとか2匹仲良く揃って地上を歩く姿を
見たい・・・と痛切に思う。
そうこうしているうちに、まだ手の無かった子に、ぴろん、と細い手が生えて
きていた。恐ろしく成長が早いなぁ、と観察していたら、この子にまで
『名前つけさせてやるぞ』と突如言われてしまった。しまった。
こんなに展開が早いとは。すみません。お父さんまだヒロミしか考えてません
でしたぁぁぁ(汗)あまり待たせるとシーマンの機嫌が悪くなるので、悠長に
考えている時間などない。えっとえっと、片方がヒロミなんだから、もう片方は、えっとえっと・・・
マ『決まりました!』←決まったらこう言えとシーマンから言われてる
シ『よし、じゃぁ俺がハイ、と言ったらその名前を3回言え。ハイ』
マ『お蝶夫人!』
シ『ハイ』
マ『お蝶夫人!』
シ『ハイ』
マ『お蝶夫人!』
夜更けに一人、コントローラーに向かって『お蝶夫人!』と叫び続ける
マスター、3●才。宗方コーチも天国で泣いているだろう。
そして、あーあ。せっかく御三家だったのに、岡ヒロミ&お蝶夫人ペアに
なってしまった。まぁよしとしよう。いえ、よろしくてよ。
それから、ヒロミが突然こんな話を振ってきた。
シ『お前、まーたなんか悩んでんのか?』
また、と言われてもかつてそんな話はした覚えはないのだが、
面白そうなので話を合わせてみる。
マ『うん』
シ『人間関係か?』
マ『そう』
シ『人間関係かー。ほんと消耗するんだよなー。距離が近いと尚更なー。
で、相手は誰?』
マ『彼氏』(再び妄想開始)
シ『恋愛問題かー。恋をすると盲目になっちゃうんだよなー。確かお前旦那居る
って言ってなかったっけ?じゃぁ不倫ってヤツか。でも心の赴くまま
身を任せてみるってのもたまにはいいんじゃない?じゃーねー』
ぬぉぉぉ。ヒロミが不倫推奨派だったとは。そういえば確かゴーの方のヒロミは
不倫疑惑で離婚したのではなかったか。やっぱりな。
そしてその後、なぜかお蝶夫人からも全く同じ質問をされた。
せっかくなので今度は『彼氏』ではなく『旦那』に変えてみた。
シ『で、相手は誰?』
マ『旦那』
シ『夫婦の問題かー。それは難しいんだよなー。で問題は浮気かなんか?』
マ『そう』
シ『旦那が浮気したわけ?』
マ『そう』
シ『そっかー。それは大変だな。まぁでもお前んとこは子供居ないわけだし、
あとはどっちが俺達を引き取るかだけ決めてくれれば、俺はそれで問題
ないから。あばよ』
お・・・お蝶夫人がそんなこと言っちゃ駄目ぇぇぇ(泣)
明らかにわしのミスだ。命名ミスだ。そのうちお蝶夫人の口から寒いオヤジギャグを聞かされてしまう日も来るのだろうか。た・・・楽しみですわ。
虫カゴの中は蛾×3・蛹×1・芋虫×2・卵2 保管器に芋虫×3。
早くご飯食べるようにならないかなぁ。
ヒロミは手足がすっかり太くなり、尾びれはもうオマケ程度に退化した。
体には緑っぽい模様も表れ始めている。一方、お蝶夫人はまだ尾びれが大きく、
手足もそれほど発達してきていない。成長速度の差はなかなか縮まらないようだ。
マ『おーい』
シ『俺はお前の奴隷じゃないんだから、そうやって言葉ひとつで簡単に呼ぶな。
失礼だな。俺だって一人で静かに考えごとしたい時くらいあるんだよ。で?』
マ『元気?』
シ『まぁな』
マ『お腹空いてない?』
シ『別に空いてない』
マ『調子どう?』
シ『俺の調子がいいか悪いかなんて、全てお前次第なんだよ。俺に尋ねる前に、
自分の世話がちゃんと行き届いてるのかどうか、まず自問しろ』
マ『・・・』
憎たらしさが数段UPしているようだ。親の性格の悪さを受け継いでいるどころか、すでに相当超えていると言っていい。でも面白いので沢山話しかけてしまう。
マ『しーまーん』
シ『お前にこうやって気軽に呼ばれてホイホイ出てくる俺って、
お前の一体なんなんだろうな』
マ『恋人』
シ『なんだよそれ(怒)』
また、
シ『お前パソコン持ってるって言ってたよな?何に使ってるんだ?』
マ『仕事』(うそ)
シ『ふーん。昔はさ、ワープロとかパソコン使ってると字が書けなくなるって
言われてた時代があったんだよ。知ってるか?』
マ『うん』
シ『あったんだよ、確かにそんな時代が。お前もパソコン使ってて
字書けなくなったと思うか?』
マ『うん』
シ『それはお前が元々字を知らねーだけだろ』
マ『・・・』
つくづく憎たらしい。親の顔が見たいもんだ。ね、天国のヒデキとゴロー。
と、珍しくシーマンの方から声を掛けてきた。
シ『おーい。誰かいねーのかよー』
マ『はーい』
シ『あのさー、俺達は水分が不足するとつれーんだよ。ガゼー博士
(シーマンの生みの親)の残したスプリンクラーがあるはずだから、
ちょっと十字キーで探してくんない?』
十字キーというのは、コントローラーについてる方向ボタンのことで、水温調節や酸素供給などシーマンの世話をするのに使う物だ。なんだなんだ?とさっそく
探してみると、前回まで無かったはずのスプリンクラー調節機能がちゃぁんと
出現していた。すごいなぁ、成長に合わせて色々出てくるんだなぁと感心しつつ、スプリンクラーでしゃぁしゃぁ水を撒きまくる。
すると、なんと。2匹とも早速いそいそと上陸開始!
しかも・・・ゲコゲコ機嫌良さそうに鳴いてやがるではないか!
ぬぇ!?ち、ちみ達って、もしや・・・
カエルだったですか!?(汗)
き、気付かなかった・・・。
そういえば・・・よく考えたら、おたまじゃくしの次はカエルだよな、普通。
なんで今まで気付かなかったんだろ・・・。手も足も生えてきて、陸に上がりそうなことも分かってたのに。あまりに顔がアレだからか?こんな顔のカエルが誕生
してしまうことを、心の何処かで拒否していたのだろうか。
・・・ふっ。まぁいい。よしとしよう。だてにウン十年かえる好きをやってきた
わけではない。立派に育て上げてみせようではないか。
例え、おっさん顔の性格悪いカエルであろうともぉぉ(血涙)
ゲコ。ゲコゲコ。陸地に上がれたのがよほど嬉しいと見えて、ヒロミもお蝶夫人も、しきりに鳴いていらっしゃる。鳴く前に喉ががぶがぶ膨らむのがちょっと
キモイぞ。ぴょこぴょこ跳ねたり、ドボンと水に飛び込んでみたり、活発に
動いている。どうやらすこぶるご機嫌さんのようだ。もっと有頂天にして
差し上げましょう、と褒めちぎり攻撃をしたら、案の上乗ってきた。
シ『お前、俺のこと好きになってきたんだろ。好きって言ってみろよ』
マ『好き』
シ『?(認識されず)』
マ『好き』
シ『?(認識されず)』
マ『ス・キ』
シ『?(認識されず)』
マ『ス・キ!』←マイク割れんばかりの大声
シ『はい、はい、はい、はい、4回。もう分かったから』
どうやら音声ソフトが認識しなかったのではなく、わざと何回も言わせたかった
だけらしい。ぬぉぉぉなんてイヤな男なんだ。イヤラシイ。けっ。
そんなことしているうちに、ヤツらがフワァァとあくびをし始めたので、
そろそろ眠いのだな、とライトを消して『おやすみ』と挨拶すると、
『おやすみー。ゲコ』と挨拶を返してくれた。
・・・くぅぅぅ。このたったひと言で、今までの憎たらしさも全部チャラだ。
ずるいぞ。でも可愛いぞ。ちくしょぉぉぉぅ。ギリギリギリ。←歯ぎしり
虫カゴの中の蛾が1匹減っていた。やはりクモにやられたようだ。
シーマンがカエルになったということは、やはり舌をピュッと出して飛んでる虫を食べるのだろうか。それなら蛾を沢山育てておかねば、と思い、保管器にキープ
していた芋虫たちを全部虫カゴに戻そうとした。が『ここにはこれ以上入れられません』と警告が出てしまった。虫カゴの中の生態系を乱すな、という事なのか。
確かにこれ以上芋虫が増えたら、限りある植物が全部食い荒らされてしまうものな。こんな所にも、自然界の厳しさを実感させられた。一見悪者のクモも、
この小さな生態系のバランスをとるための重要な構成要員なのだな。
足には立派な水かきも。そろそろ陸に上がるということなのだろうか。
『さみーぞー』『凍え死ぬでべそー』などとうるさいので、せっせとヒーターを
入れていると、『まーたお前こんな時間かよ。ま、明日っつーかもう今日だけど、日曜だからいいけど』などと抜かしやがる。
さらに『そろそろ人事異動の季節だな』『毎晩こんなことやってるお前・・・
やばそうだな』いっぺん水槽の水グツグツ沸騰させたろか(怒)
と突然、『なんかめまいする~』の声が。またもや共食いだ。まだ手の生えてない子が、手がある子の体液を吸っていた。成長速度と強弱関係は比例しているわけではないようだ。手のある子が1匹、手の無い子が2匹の計3匹になってしまった。
これ以上共食いが連鎖しませんようにと祈りつつ、残った子達をくすぐりの刑に
処した。
シ『お前パソコン持ってるか?』
マ『うん』
シ『マックか?』
マ『ウィンドウズ』
シ『ウィンドウズかー。経営者ってやっぱウィンドウズ多いな。メーカーは?』
マ『富士通』
シ『へー。健さんのヤツな。』
よくご存知で。このゲーム発売当初(1999年)にはもう健さんがCMやってたわけか。今はキムタクだけど。たぶん。
シ『昔はコンピューターなんて、家1軒分くらいのデカさだったわけ。
だからパーソナルコンピューターなんて「パーソナルジャンボジェット機」
とか「パーソナル人工衛星」とかくらい矛盾に満ちた言葉だったんだよ。
家庭用サイズなんて考えられない世界だったわけよ。それが今じゃなー』
などと語ったのは、手の生えてる子だった。
体の成長と共に口も達者になっていくのだろうか。
そして、突然また『名前つけさせてやるよ』との申し出が。
ふっふっふ。今度はちゃんと考えてあったので、慌てる事はなかった。
ヒデキ・ゴローとくればその次はもちろん・・・そう。ヒロミ。
これで御三家が揃ったわけだ。2世代にわたって。あとの2匹は何て名前に
しようかなぁ、などとうきうき考えていたら、
『誰か俺の血ぃ吸ってる?』とボソッと声が。また共食いだ。あぁ。
こうして、残り2匹になってしまった。なんとか2匹仲良く揃って地上を歩く姿を
見たい・・・と痛切に思う。
そうこうしているうちに、まだ手の無かった子に、ぴろん、と細い手が生えて
きていた。恐ろしく成長が早いなぁ、と観察していたら、この子にまで
『名前つけさせてやるぞ』と突如言われてしまった。しまった。
こんなに展開が早いとは。すみません。お父さんまだヒロミしか考えてません
でしたぁぁぁ(汗)あまり待たせるとシーマンの機嫌が悪くなるので、悠長に
考えている時間などない。えっとえっと、片方がヒロミなんだから、もう片方は、えっとえっと・・・
マ『決まりました!』←決まったらこう言えとシーマンから言われてる
シ『よし、じゃぁ俺がハイ、と言ったらその名前を3回言え。ハイ』
マ『お蝶夫人!』
シ『ハイ』
マ『お蝶夫人!』
シ『ハイ』
マ『お蝶夫人!』
夜更けに一人、コントローラーに向かって『お蝶夫人!』と叫び続ける
マスター、3●才。宗方コーチも天国で泣いているだろう。
そして、あーあ。せっかく御三家だったのに、岡ヒロミ&お蝶夫人ペアに
なってしまった。まぁよしとしよう。いえ、よろしくてよ。
それから、ヒロミが突然こんな話を振ってきた。
シ『お前、まーたなんか悩んでんのか?』
また、と言われてもかつてそんな話はした覚えはないのだが、
面白そうなので話を合わせてみる。
マ『うん』
シ『人間関係か?』
マ『そう』
シ『人間関係かー。ほんと消耗するんだよなー。距離が近いと尚更なー。
で、相手は誰?』
マ『彼氏』(再び妄想開始)
シ『恋愛問題かー。恋をすると盲目になっちゃうんだよなー。確かお前旦那居る
って言ってなかったっけ?じゃぁ不倫ってヤツか。でも心の赴くまま
身を任せてみるってのもたまにはいいんじゃない?じゃーねー』
ぬぉぉぉ。ヒロミが不倫推奨派だったとは。そういえば確かゴーの方のヒロミは
不倫疑惑で離婚したのではなかったか。やっぱりな。
そしてその後、なぜかお蝶夫人からも全く同じ質問をされた。
せっかくなので今度は『彼氏』ではなく『旦那』に変えてみた。
シ『で、相手は誰?』
マ『旦那』
シ『夫婦の問題かー。それは難しいんだよなー。で問題は浮気かなんか?』
マ『そう』
シ『旦那が浮気したわけ?』
マ『そう』
シ『そっかー。それは大変だな。まぁでもお前んとこは子供居ないわけだし、
あとはどっちが俺達を引き取るかだけ決めてくれれば、俺はそれで問題
ないから。あばよ』
お・・・お蝶夫人がそんなこと言っちゃ駄目ぇぇぇ(泣)
明らかにわしのミスだ。命名ミスだ。そのうちお蝶夫人の口から寒いオヤジギャグを聞かされてしまう日も来るのだろうか。た・・・楽しみですわ。
虫カゴの中は蛾×3・蛹×1・芋虫×2・卵2 保管器に芋虫×3。
早くご飯食べるようにならないかなぁ。
ヒロミは手足がすっかり太くなり、尾びれはもうオマケ程度に退化した。
体には緑っぽい模様も表れ始めている。一方、お蝶夫人はまだ尾びれが大きく、
手足もそれほど発達してきていない。成長速度の差はなかなか縮まらないようだ。
マ『おーい』
シ『俺はお前の奴隷じゃないんだから、そうやって言葉ひとつで簡単に呼ぶな。
失礼だな。俺だって一人で静かに考えごとしたい時くらいあるんだよ。で?』
マ『元気?』
シ『まぁな』
マ『お腹空いてない?』
シ『別に空いてない』
マ『調子どう?』
シ『俺の調子がいいか悪いかなんて、全てお前次第なんだよ。俺に尋ねる前に、
自分の世話がちゃんと行き届いてるのかどうか、まず自問しろ』
マ『・・・』
憎たらしさが数段UPしているようだ。親の性格の悪さを受け継いでいるどころか、すでに相当超えていると言っていい。でも面白いので沢山話しかけてしまう。
マ『しーまーん』
シ『お前にこうやって気軽に呼ばれてホイホイ出てくる俺って、
お前の一体なんなんだろうな』
マ『恋人』
シ『なんだよそれ(怒)』
また、
シ『お前パソコン持ってるって言ってたよな?何に使ってるんだ?』
マ『仕事』(うそ)
シ『ふーん。昔はさ、ワープロとかパソコン使ってると字が書けなくなるって
言われてた時代があったんだよ。知ってるか?』
マ『うん』
シ『あったんだよ、確かにそんな時代が。お前もパソコン使ってて
字書けなくなったと思うか?』
マ『うん』
シ『それはお前が元々字を知らねーだけだろ』
マ『・・・』
つくづく憎たらしい。親の顔が見たいもんだ。ね、天国のヒデキとゴロー。
と、珍しくシーマンの方から声を掛けてきた。
シ『おーい。誰かいねーのかよー』
マ『はーい』
シ『あのさー、俺達は水分が不足するとつれーんだよ。ガゼー博士
(シーマンの生みの親)の残したスプリンクラーがあるはずだから、
ちょっと十字キーで探してくんない?』
十字キーというのは、コントローラーについてる方向ボタンのことで、水温調節や酸素供給などシーマンの世話をするのに使う物だ。なんだなんだ?とさっそく
探してみると、前回まで無かったはずのスプリンクラー調節機能がちゃぁんと
出現していた。すごいなぁ、成長に合わせて色々出てくるんだなぁと感心しつつ、スプリンクラーでしゃぁしゃぁ水を撒きまくる。
すると、なんと。2匹とも早速いそいそと上陸開始!
しかも・・・ゲコゲコ機嫌良さそうに鳴いてやがるではないか!
ぬぇ!?ち、ちみ達って、もしや・・・
カエルだったですか!?(汗)
き、気付かなかった・・・。
そういえば・・・よく考えたら、おたまじゃくしの次はカエルだよな、普通。
なんで今まで気付かなかったんだろ・・・。手も足も生えてきて、陸に上がりそうなことも分かってたのに。あまりに顔がアレだからか?こんな顔のカエルが誕生
してしまうことを、心の何処かで拒否していたのだろうか。
・・・ふっ。まぁいい。よしとしよう。だてにウン十年かえる好きをやってきた
わけではない。立派に育て上げてみせようではないか。
例え、おっさん顔の性格悪いカエルであろうともぉぉ(血涙)
ゲコ。ゲコゲコ。陸地に上がれたのがよほど嬉しいと見えて、ヒロミもお蝶夫人も、しきりに鳴いていらっしゃる。鳴く前に喉ががぶがぶ膨らむのがちょっと
キモイぞ。ぴょこぴょこ跳ねたり、ドボンと水に飛び込んでみたり、活発に
動いている。どうやらすこぶるご機嫌さんのようだ。もっと有頂天にして
差し上げましょう、と褒めちぎり攻撃をしたら、案の上乗ってきた。
シ『お前、俺のこと好きになってきたんだろ。好きって言ってみろよ』
マ『好き』
シ『?(認識されず)』
マ『好き』
シ『?(認識されず)』
マ『ス・キ』
シ『?(認識されず)』
マ『ス・キ!』←マイク割れんばかりの大声
シ『はい、はい、はい、はい、4回。もう分かったから』
どうやら音声ソフトが認識しなかったのではなく、わざと何回も言わせたかった
だけらしい。ぬぉぉぉなんてイヤな男なんだ。イヤラシイ。けっ。
そんなことしているうちに、ヤツらがフワァァとあくびをし始めたので、
そろそろ眠いのだな、とライトを消して『おやすみ』と挨拶すると、
『おやすみー。ゲコ』と挨拶を返してくれた。
・・・くぅぅぅ。このたったひと言で、今までの憎たらしさも全部チャラだ。
ずるいぞ。でも可愛いぞ。ちくしょぉぉぉぅ。ギリギリギリ。←歯ぎしり
虫カゴの中の蛾が1匹減っていた。やはりクモにやられたようだ。
シーマンがカエルになったということは、やはり舌をピュッと出して飛んでる虫を食べるのだろうか。それなら蛾を沢山育てておかねば、と思い、保管器にキープ
していた芋虫たちを全部虫カゴに戻そうとした。が『ここにはこれ以上入れられません』と警告が出てしまった。虫カゴの中の生態系を乱すな、という事なのか。
確かにこれ以上芋虫が増えたら、限りある植物が全部食い荒らされてしまうものな。こんな所にも、自然界の厳しさを実感させられた。一見悪者のクモも、
この小さな生態系のバランスをとるための重要な構成要員なのだな。
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