少年たちの銃による争い、なんとかしてよ！！

　　
　先週かな、バンコクのシーナカリン通りで、バイクに２人乗りした16歳の少年２人が、別のバイク
２台から銃撃され、顔、胸などを 数発撃たれ死亡した、というニュースが流れていたのは ・・・

なんでも、２人は職業訓練校の生徒で、警察は対立する学校の生徒による犯行とみて 捜査を
進めているとか。　タイでは職業訓練校などの学校間抗争で、毎年多数の死傷者を 出しています。

　　

今月４日にも、バンコクの郊外パトゥムタニ県の路上で、バイク１台に乗った男子高校生３人が
対立校の生徒とみられる少年から銃撃され、16歳と17歳の少年が死亡しています。

　私の “タイの七不思議” の一つに、「少年たちの銃の撃ち合い」 があります。　日本では暴力団の
抗争で、時折 「銃の撃ち合い」 がありますが、タイでは それ以上に学校間抗争で 「銃の撃ち合い」 が
あります。　なぜ 少年たちが簡単に銃を 入手できるのか、取り締まれないか、ホント不思議です。

　

やはり先週ですが、脅迫犯であり 何人もの人を 銃で殺している殺し屋 「ポップコーン」 ことウィワット・
ヨートプラシットを 逮捕したというニュースが流れていました。　彼は専門学校時代に銃で人を 殺す
快感を 覚えたと語っているそうです。　銃の取り扱いも学生時代に知ったのでしょうネ ・・・

学生間での銃による殺傷事件は、年に10件以上はあるでしょうネ。　この少年たちによる銃の扱いを
何とかしなければいけませんねぇ～　タイの銃社会を 解決するには それ程 難しいとは思いませんが …

　

　銃規制が進まない、いや 進められない米国は、今や 全土に２億３千万挺の銃が出回っていると
聞きます。　銃メーカーの資金で活動する 「全米ライフル協会」 の有名なスローガン 「銃が人を
殺すのではない。人が人を 殺すのだ」 というのがありますが、タイも決して負けてはいないです。

タイも銃の所持については、取り締まられており、政府の銃器購入許可申請の基準も厳しく、財産・
不動産の所持状況、銀行での預金高などまで調べられます。　ただし、この申請はあくまで家に置く
護身用の許可であって、携帯用の許可申請は更に内務省警察署への再申請が必要なんだそうです。　

　

ですが、護身用の銃がアチコチにあるということですからねぇ～　さらに、タイは国々と国境沿いに
なっていることもあって、麻薬のように 比較的 近隣国から改造銃など入手し易いことや、闇ルートや

横流しもあると聞きます。　タイの統計では1,000万人ほどの護身用の銃保持者がいると言われ、6.5人に
一人の割合で銃を 所持していることになります。　これら保持者らが酔ったり、感情的なったりすれば、

　

銃を 使ってしまうケースもあるんでしょう。　1,000万人の保持者がいるということは、最低1,000万丁
以上の銃が蔓延していることになります。
　私が心配することでも無いのかも。　でも、学生が銃を 使う社会なんて、止めなければいけまん！　　



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