プラユット政権は、民政復帰に向けた総選挙は、国王の戴冠式後の来年2月から5月までの間に
実施すると、改めて示しました。ただし「治安が悪化した場合には実施できない」として反政府
活動をけん制していて、民政復帰に向けたプロセスは不透明です。 昨日からの続き ・・・
各政党が選挙のための準備ができるよう9月から12月の間、政党の政治活動禁止措置を緩和すると
言いながら、公共の場での5人以上の集会や政治宣伝活動は、この間 引き続き禁止するとしています。
どちらも同じ活動に見えますが、やはり、暫定軍事政権を批判するタナトーン氏率いる「新しい
未来党」が、人気に熱を帯び始めていることもあり、政府批判に対し警戒の色を隠せません。
総選挙に向けての政治活動はOKだが、反政府活動は禁止するということなんでしょうネ。
新党「新未来党」に政府が圧力を強めているという噂も出ています。軍とも既成政党とも距離を
置き、支持率を伸ばす新未来党は、今後のタイ政治の動向を 大きく左右するかも知れませんヨ。
<新未来党は若者にも人気がでてきている>
タイの友人は、“タクシン元首相派のタイ貢献党などの既成政党や軍に反発する有権者の受け皿
として「台風の目」になる” と言い切っていましたからネ。 総選挙後の影響力を維持したい
プラユット政権は警戒しているのでしょう。 ましてや「新未来党」のタナトーン党首は
「次期首相にふさわしい人物」の上位ランクにも、踊り出てきましたから尚更でしょうネ。
タイが軍事政権になって現在に至るまで丸4年が経過し、タイでは現政府による改革が
進んでいるように見えます。が、タクシン派と反タクシン派との争乱は無くなりましたが、
実際には国内でそれほど大きな変化はありません。現政権による権力維持が強まるにつれ、
国民の間に少しずつ選挙の実施や、真の民主化の実現を求める声が高まりつつあります。
そこへ国民に呼びかけたのが、反タクシン派の黄色でも、タクシン派の赤色でもない、その
中間色のオレンジをシンボルカラーにした「新未来党」です。赤でも黄でもない勢力、そこには
国を二分した対立を和解に結びつけようという意図も垣間見えます。「軍を政治から追い出す」
「二度とクーデターは見たくない」と驚くような現政権にもの申すような発言も飛び出しました。
せっかく現政権が、時間をかけた抵抗勢力と見なすタクシン派の一掃を行なってきたのに、
新たな「新未来党」という煙たい抵抗勢力が出てきてたわけです。”今のプラユット首相は
苦虫を噛みつぶしたように、酷く不愉快な顔つきになっている” とのマスコミの声です ・・・
タナトーン党首は、総選挙にむけて下院で一定の議席を確保するため、タイ全土350の選挙区の全てに
候補者を擁立する考えです。 政党活動が本格化すれば、副社長を辞め、政治一本に絞るといいます。
国民の声と雰囲気をも感じ取って政界デビューしたタナトーンさん。 命がけかも知れません。
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