もし 藤田寛之プロが優勝しなかったら、来年は ・・・

　　
　昨日の国内男子ツアー 「アールズ エバーラスティング」 で、怒涛の猛チャージでプレーオフに
進出して 首位に並び、そして５ホールにも及ぶ 死闘を 制したのは、藤田寛之プロでした。　

大逆転で今季２勝目、藤田寛之プロが勝って良かったですねぇ～　プレーオフの相手は、中国の
ウェンチョン・リャン選手でしたが、女子ツアーはともかく、男子だけは日本人が勝たないと …

　　
＜５ホールのプレーオフで今季２勝目の藤田寛之プロ、疲れた？＞

実は 同トーナメント、冠名が 「アールズ エバーラスティング」 となっていますが、真夏の大会として
42年の歴史ある大会なんですネ。　かつてはジャンボ尾崎が三連覇するなど、実に華やかでした。　

スポンサーは、ダイワ精工 （1989年～93年）・久光製薬 （94年～04年）・アンダーアーマー （05年・06年）
ＶanaＨ （08年～13年） とコロコロ 変わり、今年から創業５年目の地元不動産コンサルティング会社の
アールズ エバーラスティング社 になっています。　それには、こんな裏話がありました ・・・

　
　
久光製薬がスポンサーを 降りた際、次が中々 決まらず 主催の九州朝日放送は かなり安い金額で
“単年契約でも構わない” と、アチコチに声を かけていたとか。　ようやく見つかったのがアンダー
アーマーでしたが、それも２年間しか続かず、07年は スポンサーが見つからず、中止になっています。

　なぜにこうなるのか？ というと、やはり強いスター選手がいない、女子ツアーのような話題性がない
と言うことなんでしょうネ。　そもそもスポンサーがコロコロ代わる大会は “イベントとしての魅力が

ない証拠でもある“ という見方がほとんど。　スターも話題もない、となれば視聴率も稼げません。
企業は商品ＰＲやイメージアップにならず、冠の意味自体がなくなり、大金を ドブに捨てるだけです。

　
　　　　＜女子ツアーのようにギャラリーが集まれば…＞

一般的にスポンサー企業は、賞金総額の約３倍の資金がかかると言われ、スター選手が競い合って
面白い試合内容が繰り広げられれば、大金を 投じても企業の知名度がアップして効果があります。

　今回、四週間ぶりに男子ツアーが開催されたと思ったら、ひやひや しましたねぇ～

初日が終わって、上位12人中に日本人プロはわずか５人という結果。　増してや、今大会は３年連続で
韓国人プロが優勝しています。　またもや外国人が勝てば、冠 探しに奔走しなければならなくなるかも。

　　
＜男子はメジャーツアーは、何とかギャラリーが集まるけど…＞　

かといって、地方放送局にとっては唯一、全国に情報発信できるイベントで、ＣＭ料も入りますから、
主催者の権利を 手放したくありません。　しかし、自社単独開催は、金銭面からいっても厳しく難しい。
安い金額で単年契約でも、スポンサーを 集めるしかないようです。　

　他の男子トーナメントも、似たような課題を 持っていると聞きます。　今回は藤田寛之プロが見せ場を
作ってくれてヤレヤレでしょう。　あぁ～　石川遼・松山英樹プロの海外での活躍が恨めしい ・・・　　


　
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