タイでは今日10月23日は、「チュラロンコン大王記念日(ラマ5世が崩御
された日)」で、国民の祝日です。崩御されたのは1910年の57歳の時でした。
<チュラロンコン大王(1853年~1910年)>
タイ気象局は、昨日で雨季が終わり、今日から乾期入りしたとの発表がありました。そして
タイ政府からは、バンコクでの特別な緊急事態宣言を、昨日から解除すると発令しました。
21日 プラユット首相はテレビ演説で、“政府と反政府運動の紛争に双方が一歩後退すべきだ”
と、提言したうえでの解除でした。ですが、デモ隊はプラユット首相が三日以内に辞任する
ことを再度 要求しており、プラユット首相の提案を無視し民主化デモは続けるとしています。
「深刻な状況が解消された」ことが、解除の理由としていますが、事態が沈静化する兆しは
見えません。辞任に応じなければ抗議活動を激化させる構えを示しています。一週間で緊急
事態宣言を解除してしまったことは、民主化グループが図に乗ってしまう可能性もあります。
今 プラユット首相が退陣しただけで、何か変化することはあるのでしょうかネ?
辞任後の具体策が見えません。 同グループはどこまで要求していくのでしょう?
それにしても10月という月は皮肉な月になってしまいました。タイの歴史上 最も偉大な、また
最も敬愛されているチュラロンコン王と13日にはプミポン国王が崩御された月で、共に記念日と
されている祝日です。その10月に民主化運動で王室の改革が求められています。しかも批判的な
感情が入っています。 重複しますが、こんなことはタイではあり得ないことでしたからねぇ~
さて 今日は、チュラロンコン王の特別な記念行事は行なわれませんが、同王の命により1915年に
完成した「アナンタ・サマーコム宮殿(旧国会議事堂)」前の広場には、献花台が設けられるそう。
一部の公共施設や教育機関では、国王の功績を後世に伝える史料の展示も行なわれるといいます。
<アナンタ・サマーコム宮殿>
ラマ5世としての42年間の在位期間中に、鉄道・郵便・電話・学校教育といった分野の開拓の他、
奴隷の解放など、タイの近代国家の礎を築いたチュラロンコン国王です。崩御されて110年と
なった今もなお、国の近代化に貢献した名君として広く敬愛され親しまれています。
国民から慕われ愛されるチュラロンコン大王は、タイで最も由緒あるタイの最高学府とされる
大学名にもなり、また アメリカタイム誌では「20世紀で 最も影響力のあったアジアの20人の
一人」にも タイ国から唯一 選ばれています。今日くらいはデモ隊も静かにしてほしいですよネ。
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