タイ政府は昨日、非常事態宣言を来月末まで一カ月間 延長することを決めました。
3月26日に発令した同宣言の延長は、今回で7度目となります。今回もコロナウイルス感染症
対策の法整備が完了していないことを理由に挙げています。ですが、若者らによる反政府運動が
続いている為、デモを抑制する狙いがあるのは 今や、周知のことと受け止められています。
21日までに報告があったタイ国内の新型コロナ感染者数は累計3,709人(死亡者59人)です。
過去5カ月の新規感染者の殆どは、隔離中のタイ人帰国者、海外からの入国者で、国内感染は
ほぼ収束したと言われていますからネ。 感染症対策の法整備も必要なくなりつつあります。
デモが行なわれるエリア以外、 日常生活における影響は全くありませんでした。ところが、
17日に電車の運行が停止された時は、利用者は困り果てましたネ。こういう事態になると、
デモの威力を感じると同時に デモの反対論者も出てくると思われます。
昨日も民主化を求める市民数千人が戦勝記念塔から首相府までデモ行進していました。事態の
収拾がつかなくなってか、プラユット首相は 昨日午後7時からテレビ演説で解決を訴えました。
“暴力行為もなく平和的であるならば「バンコク都の5人以上の集会禁止」とする緊急事態宣言を
撤回する用意がある” と訴えました。若者らに自制を促したテレビ放映は各局で流れていましたネ。
ちょっと ややこしくなるので 当ブログでは、延長が決まったタイ全土に適用される感染対策を
『非常事態宣言』。10月15日にバンコクに限って発令された「バンコク都の5人以上の集会禁止」を
『緊急事態宣言』と、書いています。発令されても、連日の大規模デモは行なわれていますけど …
演説が行なわれた後でも、バンコク都内の一部では デモが継続され予断を許さない情況です。
本当にバンコク都の「緊急事態宣言」が撤回されるかは、まだ明確にされていません。
ただ、昨日も都内のラムカムヘン大学周辺では、民主派と対立する王党派の市民と民主派の
学生との間で、小競り合いが起きています。国民同士の争いだけは、避けてほしく思います。
反政府派が民主化デモを続けている問題について、来週の26日と27日に、解決策を協議する為
臨時国会が開かれることが決まっています。その内によっては、今後が左右されるでしょうネ。
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