今日は王妃のお誕生日、何事もなく良かったです！

　　
　今日８月１２日は、シリキット王妃のお誕生日で ＝ 母の日でもあり祝日で、土曜から三連休です。
タイでは、プミポン国王のお誕生日 （１２月５日） が 父の日となり、非常に分かりやすい父母の日です。

シリキット王妃は、1932年のお生まれで81歳になられました。　父の公務の為フランスに行かれた折に、
当時 フランスに ご滞在中だったプミポン王に 見初められて、1950年 （63年前） に 結婚なされました。
１男３女を 儲けられ、趣味は ジャズの演奏、お若い頃は ヨットと お聞きしています。　

　
　＜クイーンズパークホテル前に飾られたシリキット王妃…＞

　シリキット王妃も 政務に大変ご熱心で、特に注力されているのが慈善活動です。 1956年からタイ
赤十字総裁を 務められ、1975年には 王立支援財団である 「Royal Support Foundation」 を 設立され、

貧困層の女性達の就業訓練を サポートしていることは有名です。　その他にも全国各地に 幾つもの職業
訓練センターを 設立なさっていますネ。　このような経緯からタイの女性から絶大な支持を お受けです。

この最初の財団設立の翌1976年から、福祉活動などの功績が称えられ 王妃の誕生日が 「母の日」 と
制定されました。 この日を境に 王妃への敬愛を 示し自分の母親への感謝の気持ちをも表すように

　
　　　＜政務に ご熱心なシリキット王妃です…＞

なりました。 日本では 「お母さん有難う」 と 感謝の気持ちが一般的で、カーネーションを 贈りますが、
タイでは白いジャスミンの花と 「お母さん大好き」 と 書いたカードを 贈るケースが多いようですヨ。

この違いは、国民に好かれているシリキット王妃の人気から来ているんでしょうねぇ～

　それにしても、このお誕生日前に クーデターなど噂されていましたが、何事もなく良かったですネ。

タクシン元首相らへの恩赦を 目的とした恩赦法案が国会に提出され、７日から下院で審議が始まり、
国会周辺で 反タクシン派による大規模なデモが予想されていました。　ですが、目立った混乱もなく、
バンコク都内のドゥシット区など３区に発令した国内安全保障法も解除されました。　ヤレヤレです。

　
＜国内安全保障法の解除を 発表する警察幹部、ＮＣから…＞

しかし 考えてみれば、タイでは 国王ご夫妻のお誕生日に、BTSの開通などのように開設、開校という
おめでたいイベントを 合わせて行なうのが恒例です。　母の日に合わせて、そんな物騒な出来事は
あり得ないのかも知れませんでしたネ。　コカ・コーラ（タイ） までが、こんな企画を 実施しています。

８月12日の “母の日” に合わせて、タイ文字で 「メー（母）」 と書かれたタイ限定の特別デザイン缶
（325ミリリットル入り） を 販売しています。　同商品は世界各地で展開中のグローバルキャンペーン
「Share a Coke （幸福を シェアしよう!）」 の一環で考案された、タイ限定バージョンの企画だそうです。

　
　　　 ＜タイ語でメー （お母さん） の文字のコカコーラ…＞

海外では１本のコーラを 家族や友人、恋人とシェアすることを 促すキャンペーンですが、タイでは
コーラを 母とシェアして 「母を 愛する気持ちを 伝え、幸せを 贈る」 という一風変わった企画です。
　便乗販売でしょうが、こんな企画が出来上がるのも平和な証し、良かった、良かったです！　　



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