ウーバーについて、既得権益を守る関係者が騒ぎ出し、今後 廃止に繋がる
のではと懸念しているウーバー ファンも多いと聞きます。昨日からの続きです。
実は昨年3月、人気が高まったバイク・タクシーのウーバーとグラブによる請負業務が
禁止さているんですネ。便利で気軽で列を作って待つ必要がないこのサービスは、下記の
法を犯しているとして禁止されました。考えて見ればウーバー タクシーもほぼ同じです。
* 法に則した公共バイクタクシーでない。
* 運転手は公共バイクタクシー許可証を持っていない。
* 公共交通運転記録センターに過去のデータがない。
* 許可を受けないとバイクタクシーは大通りを走ることはできない。
* 陸上輸送局によって組織化されたものではない。
バイクタクシーの廃止から1年、人気上昇中のウーバーに空港会社AOT社が、タイ陸上輸送局に
登録されていないと、イチャモンをつけてきた中、タイ政府も「ウーバーとグラブタクシーの
アプリの利用を、不法サービスを行なっている」として停止する準備を進めているといいます。
陸上運輸局は「タクシーサービスは、利用者が利用しやすいように改善しなければならないが、
ウーバーのサービスは違法であることをタイ人に知ってほしい。もし、事故が起きた場合は、
タクシーほど保護されない」と述べています。「タクシーも事故を起こすと逃げてしまったり、
傷害保険にも入っていないドライバーも多いじゃないか」と突っ込みたくなります。
そんな中での2月、AOT社のスワンナプーム国際空港でのクレームです。そして先週、タイ
政府はバンコクではなく あえてチェンマイ市を中心に 突然 実施したウーバーの運転手
摘発です。警察のおとり捜査で20人ほどが捕まり、罰金を科されています。 陸運局は
ウーバー人気の高まりを止める方法として強力なカンフル剤を打つ必要性を感じたのかな。
チェンマイでは、タクシーはなく政府公社が通称・赤バスと呼ばれる交通機関が一般的。
「それなら早くタクシーを走らせろよ」と、ここでも突っ込みたくなりますよねぇ~
ウーバーはタイでのサービス開始から既に3年以上経っているんですから、そんな既得権益を守る
露骨な方法よりも、なぜウーバーの人気が高まるのか、その対抗策は何なのかを考えてほしいですネ。
昨日書いた多くのタクシー苦情や交通事故・違反など、どう防ぐかを考えるのが優先させるべきでしょう。
昨年8月の運輸省調査では、公共交通機関(鉄道などを除く)運転手の交通違反で摘発された件数が、
1,233件でしたが、車両別での摘発件数トップはタクシーで これも約7割の895件ですヨ。驚きます。
このチェンマイでの捜査に対して、赤バスのサービスへの非難・批判が SNSなどで起こっており
「規律を守り、赤バスの品質を改善しよう」という見出しを立てたキャンペーンにまでなり、先週で
9,113 名の署名が集まっているとか。 政府はこのチェンマイ市民の声を聞いてほしいですよネ。
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