今 タイは喪服期間です。

昨年末にご紹介しました、1月11日から13日にアマタ・スプリング・カントリー・クラブで開催される予定だった
男子プロゴルフのアジアと欧州の団体対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィー」のトーナメントが延期になってしまいました。

プミポン国王の姉のカラヤニ王女が2日に死去したことを受け、コンサートやスポーツイベント等の延期、中止が
相次いでいますが、同トーナメントもその一環で、今後いつ開催されるかはまだ決まっていないようです。

今年は、尾崎直道が再度キャプテンとなり、昨年に続いて谷口徹、そして初参加の谷原秀人が加わり、
セベ・バレステロスらの三連覇を阻止しようと張切っていたと聞いていただけに残念です。
でも　ワタクシ個人としては、15日まで日本滞在ですので、もし開催されても観戦できませんので、延期になって
良かったのかも・・・　もし　16日以降の開催だったら応援に駆けつけるつもりです！


ガラヤニ王女の死去によって、バンコクの街も喪服により黒い服に身をまとっている人が多いと、友人がメールを送ってきました。
政府機関、国営企業だけでなく民間企業にも15日間の服喪とイベントなどの自粛を要請したそうです。あるデパートでは
従業員の約一万人が黒い服を着用して業務にあたっているということにも触れていました。

タイの人達も、昨年12月から黄色やらピンク、緑、今度は黒い服と大忙しです。（あっ！不謹慎な言い方でした）

各政党でも新政権樹立に向けた連立工作の駆け引きも、一時中止して政治活動を当面自粛しているようですが、今後王室では
100日間の服喪後、王宮前広場にて王女の遺体を荼毘に付すそうです。暫くは静かなバンコクになりそうです。

タイ国民も16日までは服喪期間とされますので、ホテルでの結婚披露宴なども延期されているようですが仕方ありませんネ。
このような悲しい出来事ばかりが、国民を巻き込む訳ではありませんもの。

現在　タイの刑務所に服役している受刑者は17万人いると言われていますが、一昨年のプミポン国王ご即位60周年、
昨年の80歳のお誕生日と、国王の大権による恩赦で、それぞれ2万5千人ずつの受刑者が減刑され、刑期の残りが
一年未満の場合は釈放され、終身刑は禁固40年に短縮されています。

ワタクシら外国人が、良いの悪いのと、このことを判断できませんが、嬉しい出来事も悲しい出来事も、王族と国民は
一体となっていると感がいたします。


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