インラック氏の夫であるアモンチャット氏は、タイ最大の複合企業CPグループの重役や
タクシン財閥系の企業で取締役社長もしていました。そうでした、大学の講師もしていました。
タイに一人残されても、タクシン氏は米誌フォーブスによると、今も17億ドル(約1,877億円)の
資産を有するタイで11番目の富豪です。タクシン一族が守ってくれるでしょう、昨日からの続き …
<タクシン氏には立派な跡取りもいます>
元首相のタクシン・チワナット氏は男3人・女7人の10人兄弟姉妹です。今までも多くの兄弟
姉妹が登場していますが、力がありながら まだ 表舞台に出て来ていない人物もいるようです。
年の順に列記すると ・・・
1.ヤオワラックさん、2.タクシン氏(男)、3.ヤオワレートさん、4.ピヤヌットさん(故人)、
5.ウドン氏(男、故人)、6.ヤオワパーさん(ソムチャイ元首相の妻)、7.パヤップ氏(男)、
8.モンタティップさん、9.タッサニーさん(故人)、10.インラック前首相 ・・・
<弟のパヤップ氏>
3人が故人になっています。8番目のモンタティップ女史が次期プアタイ党の党首候補の
1人と言われているようです。男子ではタクシン氏と似ているパヤップ氏がいるだけです。
しかしながらインラック氏が国外へ逃れらたことを、軍事政権はこれを好機とし、頼りにしてきた
シンボルを失った格好のタクシン派勢力の切り崩しを狙っているという声も聞こえています。
国内の安定を優先させたい軍事政権にとって、インラック氏は目の上のたんこぶでした。
国外に出てもらうのが一番都合がいいわけです。プラユット首相は否定していますが、
政府と軍が意図的に逃がしたという見解は、誰もが知ることとなりました。奥の手でした。
<プラユット首相が東北地方へへ挨拶>
25日の最高裁判決が下る前から、インラック政権時の閣僚らに対する有罪判決が相次ぐなど、
勢力を潰す動きが目立つ一方、タクシン兄妹の支持者が多い農家や低所得者層の多い東北部で
閣議を開催、同地域を中心に680億バーツ(約2,263億円)のインフラ投資も承認しています。
それでは、大黒柱を失ったタクシン派はというと、派のタイ貢献党は「彼女が適切な時期に
事情を我々国民に説明すると信じる」としつつ、党として、真の民主主義の実現や生活の質の
向上のために活動していくと宣言していました。が、なぜか侘しさが伴ってしまいます。
インラック氏は23日、僧侶17人を自宅に呼び、たく鉢をする様子をフェイスブックに投稿。
24日の最後の投稿では、25日の判決日は裁判所に応援に来ないよう呼び掛けていました。
しかし、23日の午後にバンコクの寺でお祈りをした後に出国したとみられ、最後の投稿時には
既に国外にいた可能性もあると指摘されています。24日の決意を帯びた表情の写真を見て、
「やっぱり少しでも近くで応援しよう」と25日に集まった支持者を完全に裏切りました。
敵である政府の力を借り、味方である支持者を裏切ったインラック氏とタクシン氏。
もうタイでは立ち上がれないでしょうネ ・・・
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