バンコク都内 及び バンコク周辺を 散策していると、建設途中のビルが目立ち、
まだまだ 続いている建設ラッシュに、これでもか と 驚くくらいですヨ ・・・
このままいって大丈夫かなぁ~ とちょっと心配です。 それでなくとも、バンコク都心の中央商業地区
(CBD) にあるA級オフィス物件の賃料は、昨年から比べると 5%~9%上がっているものの、依然
としてアジア太平洋地域で最安の水準にあるんですネ。 これ以上 都心部にビルが増えてどうなるかな?
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伸び率はインドネシア・ジャカルタの38.9%、フィリピン・マニラの14.9%など、経済発展が著しい
類似国の中では下回っていますけどネ。 けど、建設ラッシュの中、賃料引下げが起きているようです。
不動産仲介大手の米系CBリチャード・エリス (CBRE) タイランドによりますと、バンコク都心の
CBDにあるA級オフィス物件の月額賃料が昨年、前年比9%上昇し、1平方メートル当たり
770バーツ (約2,340円) となり、過去最高の記録とはなりました。 が、それでも 香港の
6,600バーツ (約20,480円) には、大きく水を あけられています。
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香港やシンガポールは、狭い都市の中で 中心地が金融街となるCBDに比べ、タイは 基本的に
製造業の会社が多いため CBDのエリアに、オフィスを 持つ理由がないことから、どうしても
賃料が伸びない という話を 日系不動産会社の人から聞いたことがありますネ。
賃料が最も高いオフィスビルは、ウィタユ通り (ワイヤレス通り) にある 「パークベンチャー・
エコプレックス」 で、1平方メートル当たり925バーツで、それでも 香港の足元にも及びません。
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しかし こう言った嘆きは、不動産経営の立場からであって、これからバンコクに進出する企業にとっては
好都合でしょうネ。 タイに進出する企業が、まだまだ 目白押しとは言うもの、中小企業が多いですかネ。
昨年末のオフィスの総供給面積は810万平方メートルで、稼働率は前年末の86%から88%に上昇。
昨年のオフィスの新規契約の純増面積は、8万3,000平方メートルから16万平方メートルに拡大。
新規供給面積は4万5,000平方メートルだったようです。 バンコクの中央商業地区の未来は??
需要と供給でどうなっていくか、5年後、10年後 を 見てみたいですネ ・・・
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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2013年に入り、米国の金融緩和縮小観測でタイバーツの上昇が抑制され、タイ株式市場は外国人資金の引き揚げで下落し、不動産市場も前途に暗雲が立ち込めてきました。
好調だったタイの国内自動車販売台数も、5月に引き続き、6月は前年同月比14%という大幅なマイナスになっています。
2012年はマイカー減税と言う特殊要因があったものの、2桁のマイナスはタイの消費需要が減退している証左かもしれません。
http://www.newsclip.be/article/2013/07/18/18365.html
電子部品など輸出もマイナスで貿易収支は4月から大幅な赤字で経常収支も赤字になっています。
タイ国内の消費も家計債務の増大で消費者の首が回らなくなっており、内患外憂の状態です。
タイ政府は高速鉄道など大型公共事業で景気の浮揚を画策していますが、実施が遅れ気味です。
タイは「人口ボーナス期」が終わり、高齢化が進み、生産人口が減少する「人口オーナス期」に入りつつあります。
インドネシアやフィリピンのような「人口ボーナス期」全盛の国とは違い、コメの高値買い取り制度のような出鱈目政策で国家財政を棄損し続けるようなら、タイ経済の前途は厳しいものとなるでしょう。
このようなご意見を 頂くと、幅や視野が広まります。