“ ここ1年、何事もなくて良かったぁ~ ”という矢先の、タイのリゾート地での爆弾事件です。
11日から12日にかけて5カ所で爆発が相次ぎ、4人が死亡、外国人を含む 34人が負傷。
タイ警察はイスラム過激派などによるテロの可能性を否定していますが、治安維持を
大義名分に独裁体制をしく軍事政権と観光立国へのダメージは避けられませんねぇ~
上の表が、シリキット王妃の誕生日で 「母の日」 を祝う12日を中心に爆破事件が起きた流れ。
それぞれが 即席爆発装置 (IED) を、携帯電話で遠隔起爆させるタイプの爆弾でした。
また、タイ南部のナコンシタマラート・クラビ両県で、12日未明から午前に起きた商業施設の
火災も発火装置によるもので、タイ警察は一連の事件と関連があるとの見方を示しています。
今現在、日本人は巻き込まれていませんが、届け出のある約7万人の在留邦人に 在タイ日本大使館は
同事件発生後、注意喚起のメッセージなどを数回にわたって発信しています。 日本からの観光客も
昨年は138万人が来ていますからネ。 ましてや 今は夏休みで家族連れも多いでしょう。 不安が募ります。
昨年8月のバンコク爆破テロ事件で、タイへの観光客が落ち込んで ようやく 元に戻ってきた矢先の
爆破事件です。 再び、タイ経済を支える基幹産業の一つである観光業に大きく影響を与えますネ。
ましてや つい今週初めに、国民投票で新憲法案が承認され、民政復帰の方向性が示された
ということで、株価が上昇するなど景気回復への期待も生まれたばかりでしたのに、残念です!
同爆破事件、警察は過激派組織 「イスラム国」 (IS) などの過激思想の浸透やタイ最南部の組織の
活動の拡大は確認されておらず、過激派やタイ最南部で武力闘争を続けるイスラム武装組織の関与を
否定しています。 それなら、誰が どんな目的で リゾート地を狙って連続爆弾を仕掛けたのでしょうネ。
すると、国内政治に起因する可能性が大ですネ。 想像するに、新憲法案に不満を抱く勢力の者でしょうか。
国民投票で新憲法案が承認され、当面の間 再び、軍が強い支配力を保つことが確定的になった直後だけに、
軍の反勢力が治安をかく乱する目的で事に及んだんでしょうか。 爆破事件があった県は、いずれも
国民投票で承認票が多かったエリアだそうですから、なおのこと そう感じてしまいます。
やはり 一番のショックは、シリキット王妃のお誕生日に 王室ゆかりのホアヒンを中心に狙われた
ことでしょうネ。 今まで、王室に関わる場所や関連日などに、こんな事件は起こりませんでした。
大きな衝撃を受けているタイの国民も多いと思います。 プラユット政権も早急な解決が必要です!
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