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タイの総選挙(2月予定)までの政治動向 4

2018年11月25日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 予定されている2月24日の総選挙まで、ちょうど3カ月を切りました ・・・

最近、RAD(RAP AGAINST DICTATORSHIP)が歌う「プラテート・グー・ミー」という軍事政権を
批判するラップ曲が「11月中旬時点で3,800万回以上の再生回数が …」という大きな話題がありました。

 
 <再生は白黒で>

タイトルの意味は「オレの国にあるもの」あるいは「オレの国に」といった意味合いがあり、
タイでは非常に珍しい反政府を前面に押し出したラップ曲になっています。ですが、市民は
“面白半分気分” で 実際には、プラユット政権に対して具体的な反動や反対はないようです。

それどころか、プラユット政権が一番 動向を懸念しているタクシン元首相派のプアタイ党で
分裂が起きているようです。先週17日、タクシン政権で副首相、労相などを務めたソムサック氏、

同政権で副首相、工業相などを務めたスリヤ氏が率いる元下院議員ら約60人が、タイ軍事
政権派の新党、パランプラチャーラット党に入党してしまいました。 これは一大事でしょう。

 
 <ソムキッド氏>

この中には、自派閥の政治家や二大政党である反タクシン派のタイ民主党から引き抜いた元議員らも
引き連れているようですからネ。この動きには、タクシン政権で副首相、財務相などを務め、現在は、

反タクシン派の軍政で経済担当の副首相を務めるソムキッド氏の意向を受けたものとみられています。 
ソムキッド氏はすでに、パランプラチャーラット党に合流しています。

パランプラチャーラット党は、軍政のこうした構想の中核を担うとみられていますが、ソムキッド
副首相氏の側近であるウタマ工業相が、党首に就くなど 現職の閣僚4人も賛同し参加しています。

 
 <アピシット氏>

そう言えば 今月初め、タイで最も古い政党でもあるタイ民主党の党員による党首選が行なわれ、
アピシット党首(54歳・元首相)が再選されましたが、不安材料は山積みにになっています。

得票数はアピシット党首が6万7,505票でトップでしたが、プラユット政権支持派が推すワロン
元下院議員が5万7,689票と、9,816票の僅差でした。 まさか、こんなに現政権を支持する
党員がいるとは、誰もが驚きました。 他にはアロンコン前副党首が2,285票を取っています。

 

アピシット党首は2005年の党首就任以来、これまで ほぼ無風で党首の座を守ってきました。
今回、比較的知名度の低いワロン氏と予想外の接戦となったことで、アピシット党首を支持する

党内の中道穏健派の退潮と、ステープ元民主党幹事長が影響力を振るう党内の軍政支持・反タクシン
元首相派の伸長が明らかになった形です。 これもプラユット政権に追い風となるでしょうネ。

 

アピシット党首は軍政のプラユット首相(64)が続投することについて、民主主義の観点から
好ましくないという考えを、ずぅ~っと示してきました。でも、今回の党首選で党内の軍政
支持が強いことが明確になり、方針転換を迫られる可能性もあります。

プラユット政権は余裕ですネ。政権を批判するラップ曲に対抗して、先端技術を用いた経済政策をPRし、
豊かな国づくりのために「国民を鼓舞するラップ曲」を制作して流しています。 ラップによる攻撃には
ラップで反撃した格好で、自らの政策の正当性を訴えています。 さぁ~ どうなりますか。  



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