タイも銃社会？ ①

ここのところ日本で、銃による事件・事故が大きなニュースとなっています。

日本では、毎年　暴力団の闘争事件も含めて50件前後の事件・事故が起きて、30人前後の人が亡くなっているそうです。
そして　銃刀法違反の取締りを強化していても、日本にはまだ30万丁もの銃が蔓延っていると聞きます。

日本で30万丁でしたら、タイではどのぐらいの銃が蔓延っているのでしょうね。

アメリカとタイの共通点は“銃社会だ！”なんて、言う人がいますが・・・　そこまでいかなくとも、確かに
タイでは銃による事件が、毎日のように三面記事を賑わしています。

処で、先進国の中で最も銃の保有率が高い国は、アメリカでは無くスイスだそうですね。
普通　アメリカと考えがちですが、スイスでは、約35％の世帯が銃を所持しているそうです。
武装中立の立場を取るスイスは、言い換えれば「国民皆兵制」であり、有事に備えて、18～32歳の
男性のほとんどが予備役兵として、軍から自動小銃と銃弾を供給されるそうです。
それらは自宅に保管されますが、その銃を使った犯罪や自殺が社会問題化しているとも聞きます。

タイでも問題視し、ドラマや映画を見ていると銃撃シーンでは拳銃にボカシを入れる等していますが、
銃を使った犯罪、事件がまだまだ多い国です。

タイでは誰でも銃を持てるのか？　タイ人であれば、ハッキリ言って持てます！

タイでは拳銃許可証を交付されれば銃を所持することが許されます。但し 一般に交付される許可証は
「護身用としての許可」で自宅に置くもので持ち歩きは出来ません。外出時に携帯可能な許可証は、宝石商のような
貴金属、現金を持ち歩く職業に限られるようです。また　その「護身用」の拳銃許可証があれば、銃砲類購入許可証を
入手し、銃を購入することになりますが、購入者の過去に殺人及び強盗などの犯罪歴が無いことも条件となっています。

外国人にも許可証は交付されますが、在留許可証のある人に限定されますので、旅行者には許可されません。
そうりぁ～ そうですね。旅行者が買えたらたいへんです。

でわ どこで売っているのか？ 銃砲販売店はバンコクにしか無いようですが、バンコクの中華街（ヤワラー）に
数件の店があり、ウインドウには多くの銃砲が展示され、ガンマニアには興味つきない場所となっているとの事です。

ウインドウを覗いていると、ヤミの銃砲販売人から声が掛かることもあり、許可証の無い人相手に声を掛けて
通常の倍の値段で売っているようです。もし捕まっても10日以内の禁固刑又は１万バーツ以下の罰金だそうですが、
考えてみると、刑が軽すぎますよね。これも犯罪・事件を多くするのでしょう。

以上は表向きの話で実際は地方に行くと不法なる銃器類は氾濫しているようです。

自宅に置いておく「護身用」と言っても、トラブルや感情のもつれ等切羽詰れば、銃を持出してしまいます。
ですので タイでは権力者同士の争いや痴話げんかによる殺人、自殺など銃による犯罪が後を絶たないのでしょう。（納得しますネ！）
もしもし！　あなたのガールフレンドも「護身用」をお持ちかも知れませんよ。暮れ々も“痴話げんか”にご注意を！


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