タイ保健省が、経済刺激策の一環として医療ツーリズム「Health for Wealth(富裕層の
ための健康)」というスローガンを、新たに打ち出したのは、昨年実績に基づいているからか?
コロナ禍の中でも治療のために訪タイした外国人に注視したようです。 昨日からの続きです。
タイ保健省(公衆衛生省)によると、2021年は タイ中央銀行(BOT)と協力して30の大手
病院で実施された調査では、治療のためにタイ国を訪れた外国人観光客から、約119億バーツ
(約464億円)の経済効果を得たといいます。これは前年比で47%の増加に相当するそうです。
同省のアヌティン大臣は、2021年に世界で最も人気のあるヘルスツーリズムの目的地として、
タイ国が5位にランクされていると述べています。どこの情報かは明らかにしていません。
また アヌティン大臣は、来年度は タイ国全体の経済を強化するために、より一層の医療
ツーリズムとウェルネスの場とした目的地に、タイ国が選ばれることに重点を置き「Health
for Wealth(富裕層のための健康)」の概念の基、この取り組みを強化すると述べています。
<ピパット観光・スポーツ相とアヌティン保健相>
タイ国の医療は、バンコク都 及び 周辺、また いくつかの地方都市と農村部では、個々の
医療施設に大きな違いがあります。ですが、主要都市の公立基幹病院や大手私立病院では、
高い医療レベルと言えます。 バンコク都内にある代表的な私立病院の医療水準は、
かなりレベルが高く、日本の大病院と比較しても遜色はないとも言われています。
高級ホテル並の設備と施設が揃っていますし、中東からのお金持ちにとっては、日本より
快適でしょう。中東の国々の専用窓口を設けるなどしてお世話にあたります。また日本人にも
通訳(日本人やタイ人)がついたり、日本人医師もおり、日本医学部を卒業した医師、或いは
日本の病院で研修経験のある医師や看護師たちも勤務し、日本人にも便宜を図っています。
但し、医療費はべらぼうに高くなります。保険が適用されなければ、一般の人が入院できる
病院ではありません。都心の大手病院は、患者さんから いかに多くの治療費を獲得するか、
躍起になって、悪くないところまで治療してくれますからネ(苦笑)。 利益大優先です。
サウジアラビアのお金持ちには素晴らしい病院になるでしょう。でも「富裕層のための健康」
なっていうスローガンは嫌ですねぇ~ 国をあげて、いかにも 弱みにつけ込んで、国益を
上げようとしている姿勢が見え見え。もっと医療内容を正面に出したら良いと思いますけどネ。
後発の病院だから当たり前の事実。最新の医療機器は
研究し尽くして出来てる機器のはず。
この危機を使い切るには、それなりのレベルが要求されるはず。
最新医療機器にタイの医療従事者がけん引されてる。
其れもアリですね。