インラック前首相、これから どうなる？ どうするのだろう？

　　
　インラック前首相が、今月10日に ひっそりと欧州旅行からタイへ戻りました。　

先月23日、息子のノーンパイ君と共にタイから空路フランスへ向かい、その後 英国・
ドイツ・ベルギー・米国を 回り、20日間の欧米の旅を 終えて 無事帰国しました。

　

26日にパリで行なわれる兄タクシン元首相の65歳 誕生日パーティーに出席することを 公言して、
旅立ちましたので、このまま亡命するのか、という憶測も流れていましたが、予定通りの帰国。

数カ月前に 軍のクーデターによって、首相を 追われた立場の者が 各国を 歴訪する、しかも
亡命している兄に会いに行くなんて凄いことだと思います。　ホント 大胆な行動ですよネ。　

　インラック氏の海外への渡航は 禁じられていたはずですが、プラユット議長も よく訪欧許可にＯＫを
出しました。　タイの知人が言うには、二人は対立しているようで 実は 食事を 一緒にする仲だとか。

　

23日、パリの空港で出迎えた兄のタクシン氏としっかりと抱き合った画像も公開されましたが、帰りは
シンガポールからプライベートジェット機で、バンコク郊外のドンムアン空港に降り立ったといいます。

プライベートジェット機も凄いですが、マスコミを 避けるため、ドンムアン空港の非常口からバンコクに
向かいました。　これらのアレンジを すべて プラユット議長がお膳立てしたわけですからねぇ～

タイ汚職取締委員会は、事実上のコメ買い取り制度であるコメ担保融資制度を めぐる職務怠慢容疑で
インラック前首相を 送検しており、インラック氏は実刑判決を 受ける可能性がある身でもあります。

　

　帰国した翌日には、バンコク都内の自宅近くのスーパーマーケットで食料品などを 購入している姿が、
報じられ 買い物客の求めに応じて記念撮影するなど、これら一連の流れも タイなら では の光景ですネ。

昨年、汚職で実刑判決を 受け事実上の亡命生活を 送っているタクシン氏への恩赦を 目指したことで、
墓穴を 掘り、反タクシン派との政治抗争が本格化してしまいました。　タクシン氏は、2008年に中国へ
訪問中、実刑判決を 受け、それ以来、タイには帰国していませんが、二人はどんな話を したんでしょう。

　　

タクシン氏を 兄に持ったことによって、随分と数奇な人生を 歩んでいますよネ。　彼女は 政治経験が
殆んどありませんでしたが、有事がなければ、初の女性首相として評価の高い首相になれた可能性は
ありました。　が、これだけ政治が混乱していた状態では、インラック氏には 荷が重すぎたようです。
　インラック前首相は まだ47歳と まだ お若いです。　これからの動向が気になります。　　



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