タイで米国の炭酸飲料 RCコーラ(ロイヤル クラウン)が、本格的に力を入れてきましたネ。
8月末頃からTVコマーシャルをスタートさせ、今度はセブンイレブンでも販売を開始しました。
RCコーラはペプシコーラ、コカコーラに次いで世界3位のブランドですが、タイでは新発売のように
思うでしょう。が、タイではサーコンビバレッジ社がボトラーとなって 以前から販売していました。
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昔、地方の古い食堂などで看板やポスターを見かけたものです。そのRCコーラ、アジアで第3位の
消費国タイで、コカコーラとペプシ、エスト(est)コーラの激戦地にシェア3位を狙って参入して
きたわけです。RCコーラはマイナーな存在ですが、フィリピンでは かなりメジャーな存在とか。
常夏の国・タイは気候と辛い料理にピッタリ合うコーラは消費大国。清涼飲料に占めるコーラ飲料の
割合は3割近くに達し1割強の日本や中国を大きく上回っています。屋台や食堂でもよく食事しながら
コーラを飲んでいるタイの人たちを見かけます。私もこの世にビールが無かったら飲んでいるかも(笑)。
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当ブログでも、タイ市場でのコーラのシェア争いは たびたび 触れてきましたので、RCコーラの参入は
とても興味があります。タイは東アジアや東南アジアでは珍しく、コカコーラよりペプシコーラの方が
シェアが高い国でした。それは1953年からタイのスームスック社が強固な販売網を持っていたからです。
それが2012年、前年 ペプシコ48%、コカコーラ42%のシェアを、コカコーラが50%で、ついにペプシコの
34%を追い抜いてしまいました。 <3位は ペルーアジェ(ビッグコーラ)の16%でした>
シェアが大きく変動し、首位も入れ替わった背景には、60年以上にもわたってペプシコと生産・販売の
独占契約を結んできたスームスック社の独立があります。契約のもつれで、両社は袂を分かっていました。
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ペプシコは生産施設と販路を失って販売が激減し、結果としてシェア争いで「漁夫の利」を得た
コカコーラが首位を奪取した次第です。 この時は米国本社でも大きな話題になったそうですヨ。
そして12年、スームスック社が出した5種類のエストコーラの売上げが 発売開始の12月以来、わずか
半年間で40億バーツに達してから、席巻してきたコカコーラとペプシの市場が一変してしまいました。
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エストは、商品名を覚えやすいように、ソフト・ドリンクの頭文字 S(エス)の発音を使い、
「Coolest」「Best」などの最上級の意味を込めて est と名付けたといいます ・・・
13年には9.1%のシェアを奪い、タイ・サッカーの強豪マンチェスター・シティとスポンサー契約を
締結するなどで、今ではシェアが20%以上となり第3位の地位を確立。ペプシコも巻き返しに必死です。
そんな市場にRCコーラが参入。 どこまでやれるかお手並み拝見って、とこですかネ。
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一度 明確に確認しますね。また宜しくお願いします。
日本では冬になるとホットドリンクですね。
冷やして飲むコーラは年中売れる商品です。
RCコーラはTCCのグループだと思っていましたが?
エストはTCCグループですね。
ちがったかな?